2018/01/11

トゥアの伝説が今はじまる・・・アラバマ対ジョージア大学決勝戦

いやーもう、本当にいいもの見たぞ!

トゥア・タガバイロア――そんな名前は昨日まで聞いたこともなかった。カレッジフットボール全国大会決勝戦に突然現れ、ひと晩で伝説を作り上げてしまった1年生クォーターバック。トゥアくんの鮮烈な全国区デビューを目撃することができた幸運に胸が震えます。

カレッジフットボールは熱心に見ていなかったけど、来シーズンは彼の試合を追っかけようかな。そう思わせてくれた今年の全米大学決勝戦、アラバマ・クリムゾンタイド対ジョージア・ブルドッグス戦でした。

試合は前半を終ってジョージア大学が13対0でアラバマ大学をリード。アラバマの先発クォーターバック、ジェイレン・ハーツ選手はここまでパス8回中3回成功、21ヤードと苦しんでいました。得点をあげることのできないアラバマは、ハーフタイムが終ると控えQBトゥア・タゴバイオラを投入。

「相手は私たちがランゲームで押してくると思っていただろう。そのとおり何回か爆発的なプレイも成功した。しかしパスが出ず、サードダウンの更新もできなければランは行き詰まる。トゥアならチームに火種を点けてチャンスを呼び込んでくれるだろう。そう考えた」

とアラバマコーチのニック・セイバンさん。

しかしチャンピオンシップの試合ですよ。2年生QBハーツ選手は去年から先発で出場、前年の決勝戦ではクレムゾン大学QBデショーン・ワトソンくんと投げあいました。(アラバマは敗退)今季は決勝までチームを導いて12勝1敗。1週間前のシュガーボウルではオフェンシブMVPを受賞しています。その選手をベンチに下げ、勝敗をフレッシュマンに託すとは。

「オフェンスの調子が出なかったらトゥアに機会を与えよう、そう考えていた。たとえこれが最後の試合でも」

というコーチの決断で1年生QB登場。ちなみにジョージア大学のQBもフレッシュマン。1年生同士が優勝を賭けて投げ合いました。

トゥアくん2度目のドライブ、3rd down からスクランブルで9ヤード。ファーストダウンを奪います。

いやー見せてくれますね。この後4プレイ後にはタッチダウン。アラバマがこの試合初得点をあげます。インターセプトもありましたが、第4クォーター残り3分で同点に追いつき、20対20。襲いかかるディフェンダーにひるまず、狭いところにパスを通してタッチダウン。
そして訪れた残り3秒でのフィールドゴールのチャンス。36ヤードのキックを決めれば、アラバマ大学が逆転優勝を飾ります。勝利を賭けたこのキック。うっわー心臓バクバクもう見てられない状態のチーム関係者に注目。


しかし、決勝のキックは大きく外れてしまいました。ヘッドホーンを投げ捨てるコーチ。ああ、こんなシーンを今シーズンは何回見たことか。キミもウォルシュったか。プロの選手ならバカヤローだけど、学生にはそんなこと言えません。キミ、くじけるんじゃないぞ・・・。

ということで延長戦に突入。

カレッジの延長戦はゴール前25ヤード地点から攻撃が始まります。両チームとも同じ回数だけ攻撃して、得点の多いほうが勝ち。

先手のジョージアは51ヤードのフィールドゴールに成功し23対20とリード。メガネくんのキッカーですよ。さすがカレッジ、なかなかチャーミング。


さて、得点しなければここで終わりとなるアラバマ。最初のプレイでいきなりQBサック、16ヤードを失います。ダメだ、やっぱり1年生だ。なんでさっさとボールを離さないのか。経験のなさがここに出た――と思うまもなく、次のプレイでタッチダウン!


この落ち着き。右を見てセーフティを止めておいて左サイドに41ヤードパス。完璧のプレイ。とどろく大歓声。紙吹雪が舞うスタジアム。絵に描いたような幕切れでした。

勝利インタビューでも、浮き足立った様子は見せないトゥアくんでした。

「まず最初に神に感謝したい。神が全てのことを可能にしてくれた。それが今夜起こったことなんだ。チームが頑張った結果だ。ディフェンスがボールを取り返してくれなければ何もできなかった。Oラインが守ってくれた――」

神に感謝しチームメイトを褒め称えるって、どっかで見た。ラッセル・ウィルソンや。落ち着いたところとか、顔つきまで似てる・・・。ちょっと小さめ、大舞台にひるまないというところも。サウスポーのラッセル・ウィルソン2世。いや、違うな。トゥア・タガバイロア1世だ。彼は彼の伝説を作っていくんです、これから。

2018年1月8日。トゥア・タガバイロア登場の日。

ということで、NFLもさっそくトゥアくんのビデオをアップしていました。





タガバイロアくんはハワイ出身。テネシー・タイタンズQBマーカス・マリオタくんと同じ高校出身とのことです。試合後には両親、兄弟姉妹と熱い抱擁を交わしていました。これまで比較的無名でしたが、第3クォーター中にウィキペディアのページができました。これからの活躍に大いに期待。コーチのみなさん、彼を大事に育ててくれー。

Tagovailoa はこんなふうに発音します。


[UPDATE]

トゥア・タガバイロアくんの手のサイズは10.13インチ(25. 7 cm)ということが判明。でかいんだな、やっぱり。背が低いのに手が大きいことで有名なラッセル・ウィルソンさんとドリュー・ブリーズさんは、どちらも10.25インチ(26 cm)。

手の大きさは、広げた時の小指の先から親指の先までで測ります。成人男性の平均は7.44インチ(18.9 cm)ということですから、結構規格はずれですよね。手のサイズだけじゃないでしょうが、QBになるべくしてなったような。

QBの手に関してはここでも書いています。
👋👋クォーターバックの手はデカいほうがいい!のでデカくするのだ


2018/01/04

【祝】プレイオフ出場に沸くバッファロー・ビルズ

レギュラーシーズン最終日。第4クォーター残り53秒。敵陣49ヤードからの4th and 12。3点差を追うシンシナティ・ベンガルズは、QBアンディ・ダルトンのパスをWRボイドが20ヤード付近でキャッチ。タックルを振り切ってそのままタッチダウン。ボルチモア・レイブンズは31対27で苦杯を喫しました。

その瞬間、22対16でマイアミ・ドルフィンズを下していたバッファロー・ビルズのプレイオフ出場が決定。


アングルを変えてもう一度。



いいなぁ~。むっちゃ嬉しそう~。一緒に喜びたい~。

ドルフィンズスタジアムのロッカーで選手が飛び上がっている、まさにその瞬間、階下のコンコースではマイアミまで応援に来たビルズファンがこんな。


バッファロー・ビルズは、1999年以来のプレイオフ進出となりました。当時のパソコンはWindows98。iPodも発売されていなかった。YouTubeができる前。そんな昔から、ずーーーーーっとチームを応援し続けてきた熱狂的なビルズファンのみなさん、おめでとうございます!

新年が明けたばかりの深夜。マイアミから帰還するチームを、バッファローの空港で待ち受けていたファンは400人以上。外は-17℃の極寒でした。



ベテランのリッチー・インコグニト選手は、過去10年間、勝率が5割を上回るチームに在籍したことがありませんでした。

「感無量だよ。こんなふうに地元に帰ってこられることをずっと待っていたんだ。俺たちは血や汗や涙を流して頑張ってきた。それは全部このためなんだ。ファンが-17℃の中、飛び上がって僕たちの帰りを待っててくれるんだ」

「この勝利はバッファロー市民のものだ。いろんな人が俺たちの試合を見に来てくれた。雨でも晴れでも、風、雪、みぞれの日も、どんな時でも。むちゃくちゃ応援してくれた。俺たちは笑いもので、バッファローは馬鹿にされていたけど、いつだってファンは俺たちをサポートしてくれた。素晴らしいファンだ。素晴らしい街なんだ。本当に嬉しい。街のすべての人たちのために、すごく嬉しいよ」

とも語っていました。

雨にも負けず風にも負けず。そういえば12月のコルツ戦、すごい試合でした。雪で視界をふさがれ、ボールがどこにあるかも見えないという状況で、頭の上に雪を積もらせながら声援を送るビルズのファン。


これぞ熱血ファンの鑑!(よくやる・・w)寒くて雪がいっぱい降るところなんだから屋根付きのスタジアムを作ればいいじゃん、という声もあるでしょうが、いやいや、雪の中のフットボール、結構好きです。(テレビで見るだけ)ビルズのファンの方たちは、「雪なんかどんどん降れー!これがビルズのフットボールだー!」と盛り上がっていたのではないでしょうか。

さて、後日アンディ・ダルトンのチャリティー基金には寄付がどっさり舞い込みました。プレイオフに送ってくれた感謝の印として、ビルズのファンがお金を寄付しているのです。試合が終って水曜までに、1万人以上の人が総計2500万円以上を寄付。

17年間のプレイオフ欠場がやっと終ったということで、17ドルを寄付した人もいれば、49ヤードタッチダウンを祝して49ドルを寄付したファンもいます。

ダルトンさんと奥さんが主催しているこの基金は、シンシナティとテキサス州フォートワース(ダルトンの出身地)で、重度の病気を患っている子どもさんとその家族のために医療費・その他の出費を援助する活動をしています。

「アンディ・ダルトン。キミの銅像を建ててやるぜ」というファンもいましたよ。

あっちもこっちも万々歳で良かったね!

(チェー、オレもプレイオフで盛り上がりてーなーーーー・・・・・・)

ということで、バッファロー・ビルズは現地日曜日にジャクソンビル・ジャガーズと対戦です。どっちもガンバレーーー!

2018/01/03

ロッカーをかたずけて噂が飛びまわるシーホークス界隈

シアトル・シーホークスの今シーズンは終了しました。選手はロッカーをかたずけて、お互いにサイン入りジャージを交換などしてオフに突入。もう同じメンバーが集まることはありません。



来年に向けてオフがスタート!ということで、選手・コーチ陣とも移動の噂がいろいろ沸きあがっているので、ちょっと整理してみます。

1.ピート・キャロルHC引退?
最終戦を前にして、そんな噂が出ていましたが、ご本人が「引退を考えるほど私は年取っていませんよ」と否定。ということで来年も続行ですね。

2.GMジョン・シュナイダーさんがパッカーズへ?
グリーンベイ・パッカーズGMトンプソン氏が別の役職への移動を発表。パッカーズGMの椅子が空きました。ひょっとしてシュナイダーさんがパッカーズへ戻るのでは?

現在のシーホークス中心選手を集めた敏腕ジェネラルマネージャーで、ピート・キャロルHCともいいコンビです。もともとウィスコンシン州出身。シアトルに来る前はパッカーズで運営ディレクターを務めていました。大学時代に当時のパッカーズGMに手紙を書き、スカウトにしてくれと頼み込んでインターンシップを始めたのがNFLへの出発点でした。

シーホークスとの契約は2021年まで。他チームへ移籍する許可は契約書にないと報道されてはいます。キャロルHCも現在のところ、「彼はここに残るはずだ。確信している」との答えです。

シュナイダーさんはシアトルでもっと腕を見せてほしい。素晴らしいロースターを作り上げてくださいよ。信頼できる、有能なGMです。

3.オフェンシブコーディネーターのベベルさんは解雇?
今シーズン苦しんだシーホークスのオフェンス。責任者ははやりコーディネーターのベベルさんなんでしょうか?あちこちからファンの「クビにしろ」攻撃が聞こえてきます。

ロッカールームを引き上げる日、WRダグ・ボールドウィンさんはベベルさんを擁護していました。

「プレイコールのせいじゃないんだよ。試合でディフェンスがどんな形態で来るのか、何をしたらいいのか、分かっているんだ。オレたちが、チームがプレイを決めることができなかった。そんな場面が何度もあった。決められなかったのは選手の責任だ。

あんたたちがベベルを責めたいんなら好きにしろよ。だけど、はっきり言うけどベベルが問題なんじゃない」

ベベルさんは2011年からシーホークスのOCを務めています。大学時代はウィスコンシン大学でQBをしていました。ラッセル・ウィルソンさんの先輩にも当たります。過去にバイキングス、パッカーズでもコーチの経験があります。

4.アシスタントHC兼オフェンシブラインコーチ、ケーブルさんは移籍?
ファンの槍玉に上がっているこの人。毎年毎年、いっこうに改善されないオフェンシブラインを見せつけられているので、無理もないんですけどね。2011年から現職で、その前はレイダースのヘッドコーチを4年務めていました。

インディアナポリス・コルツがヘッドコーチとして興味を示しているとの報道もありました。

5.SSキャム・チャンセラー&DEクリフ・アブリルの引退
今シーズン、二人とも首の怪我を負った後、復帰はなりませんでした。キャロルHCによると「クリフとキャムが、またフットボールをするのは難しい」という状態。

アブリル選手は今年32歳。両親がハイチ出身なので、オフシーズンにはハイチでチャリティ活動を続けていました。マーショーン・リンチさんと一緒にハイチの小学校を作ったりしていました。

チャンセラーさんは今年30歳。シーホークスディフェンスのリーダー的存在でした。CBシャーマンが一人で騒いで、FSトーマスが一人で興奮しているなか、静かに二人を落ち着かせるまとめ役みたいな。

ペイトリオッツのWRジュリアン・エデルマンさんがチャンセラーを"such a polite competitor"と評していたのが印象に残っています。「もうね、すごく礼儀正しいんだよ。だってさ、ヒットしといて、"Are you all right, young man?"とか声かけてくるんだよ~」と言ってました。wwヤングマンって、何それw年そんなに違わないんじゃないの?

どっかーんとぶつかるチャンセラーのヒットがもう見れないなんて悲しい。どっかでハイライト動画を探して心の隙間を埋めなければ・・・(泣)

6.DEマイケル・ベネットの今後
最終戦終了直後、「多分来年は戻ってこない。若いヤツらのゲームなんだよ。チームは若い選手のほうがいいだろ。そういうものなんだ」なんて言っていたので、もしや引退?

しかし後日、「来年もプレイする。100パーセントそのつもり。シーホークスに戻って来たい」と発言していました。

10月のラムズ戦で足底筋を痛め、12月のイーグルス戦では膝を痛めながらも試合には出場していました。今年33歳という年齢、キャップヒットを考慮するとリリースされる可能性は大きいかもしれません。

7.フリーエージェントになる選手
TEジミー・グラハム、TEルーク・ウィルソン、WRポール・リチャードソン、DTシェルドン・リチャードソン、FSデショーン・シード、他多数。ロースターがかなり変わるのは必須の様子です。

プレイオフ出場を逃したチームはさっそくコーチ陣が解雇になっていますよね。どのチームも、いろいろ動きが忙しい・・・。また随時アップしていきたいと思います。

2018/01/02

さよーならープレイオフ(泣) カーディナルス@シーホークス戦

NFL2017年レギュラーシーズンは12月31日、第17週の試合を持ちまして終了しました。

シアトル・シーホークスは、アリゾナ・カーディナル戦に26対24で負け、プレイオフ出場は成りませんでした。うううう。アトランタ・ファルコンズがカロライナ・パンサーズに負け、シアトルが勝てばプレイオフ出場になるハズでしたが、ファルコンズは自力で勝ちを呼んでプレイオフ進出。やはり、決めるところで決められないチームは力がないってことですね。

チェッ、悔しいけどしょうがない。

試合は、まさに今シーズンを象徴するような展開でした・・・。

1.遅い立ち上がり。先制点を決められ、オフェンスは前に進めない。(前半14ヤード)
2.ランが出ない。QBウィルソンはスクランブルに走る。
3.後半やっと長いパスが決まり、逆転。勝てそうな気分。
4.いらんペナルティで自分の足を引っ張る。
5.キッカーがフィールドゴールを外して敗戦。

Kブレア・ウォルシュさんが決勝のキックを外して、ピート・キャロルHCが "unbelievable" って言ってたのが抜かれてましたが、まったくアンビリーバボーよ。


残り2分。ゴール前31ヤード1st and 10から、ラン、インコンプリートパス、ランで48ヤードフィールドゴールとなったわけですが、なんでタッチダウンを狙わなかったのか。時間をつぶしてフィールドゴールが定石なのかも知れないけど、キッカーは問題山積みウォルシュ――。

2年前のワイルドカード、バイキング戦を覚えてないのか、コーチは。QBウィルソンにボールを託すべきでは?ウォルシュに任せるなんて信じられん。あーあ。

もしファルコンズが負けていて、シーホークスがこのミスキックでプレイオフを逃していたら・・と思うと恐ろしい。しかし見方を変えれば、ウォルシュさんがキックを外したおかげでドラフト順が3つくらい上がったという報告もあります。でも勝ちたかった。9勝7敗より10勝6敗の方がずっといいわ。

この試合の(自分にとっての)ベストプレイはWRダグ・ボールドウィンさんのフットワーク。キャッチした後につま先を残す足技に惚れ惚れします~。




ルーキーCBシャキール・グリフィンくんはキャリア初インターセプト!Sアール・トーマスさんが後輩に抱きついて、転がって喜んでたのが良かったです。グリフィンくんは先週のカウボーイズ戦でも初サックを記録していました。シーホークスディフェンスの期待の星!頑張ってや!



試合後はやはりガッカリ・・・。しかし、QBラッセル・ウィルソンさんは試合後もスーパーポジティブでした。

「残念だ。負けることが嫌いだからね。ロッカールームにはそんな選手がごろごろしている」

と言った後で、シャキール・グリフィン、ディオン・ジョーダンを始め各選手それぞれの名前を出してどんなに素晴らしい選手か、何を克服したかを長々と褒めまくり。こんなチームメイトと朝早くから一緒に汗を流し、勝つことを目標に精進することができて感謝している。振り返ってみると本当にいい年だった。個人的には子どもが生まれた。勝つことはできなかったけれど、それは過程の一部に過ぎない。毎日仕事に来るのが楽しみだった。感謝しかない――。

というようなことを相変わらずのラッセル節で語っていました。

切り替えハヤ!そして負けたからってグダグダ言ってない。こんな機会に恵まれたことが嬉しい。なんか視野が広いんですよね、この人。

ラッセル、どこまでもついて行くから頑張ってや!

でも、今シーズンはこれで終わりかよ~チェ~ッ!!とまだしばらくグダグダ言いそうな自分・・・。

2017/12/27

プレイオフへのチャンスが残った シーホークス@カウボーイズ戦

第16週、負けたチームがプレイオフ出場を断たれるというシアトル・シーホークス対ダラス・カウボーイズ戦は、シーホークスが21対12で勝利を収め、プレイオフ出場への望みを残しました。

よかったです。先週のラムズ戦惨敗からどう立ち直るか心配でした。これで負けたら実力がなかったってことだからしゃーないな、と負ける覚悟はしていましたが、勝ってくれて本当によかった・・・。

トータルヤードを見れば、カウボーイズ283に対してシーホークス136。ペナルティでも142ヤードを献上しました。獲得ヤード数よりペナルティヤード数が多いって、すごいですね。それで勝てたっていうのが2重にすごい。

それはディフェンス陣が奮闘していたからです。

CBマックスウェルがWRブライアントからファンブルを誘い出す。(第2クォーター)

CBコールマンがQBプレスコットのパスをインターセプトしタッチダウン。(第3Q)

LBライトがWRブライアントの手をはじいたボールをインターセプト。(第3Q)

と三つのターンオーバー。そして、そのどれもがタッチダウンに結びついていました。

第4クォーターでは、カウボーイズがゴール前3ヤード1st and Goalと攻め込んでいたのに、結局無得点に終るという場面もありました。反則、サックでゴール前23ヤードまで後戻りした後、34ヤードフィールドゴールを失敗。

ゴール前なのに、なぜRBエリオットにボールを渡さなかったのかと、カウボーイズのコーチ陣が批判されていました。キッカーのベイリーも前半では51ヤードのフィールドゴールを二つ決めていたのに、後半では34、48ヤードと外す結果になりました。

負けるときって、ほんと何をやってもうまくいかないんだよね・・。それが勝負というものなんでしょうか。(と、クリスマスの夜にボードゲームで負けた私は思います・・)

シーホークスのオフェンス陣は冴えていたとは言えないまでも、決めなきゃいけないドライブできちんと得点していたし、ターンオーバーもなかった。そういう堅実さが必要なんですね。

ま、WRダグ・ボールドウィンさんのジュークを見てくださいよ。このすばやい動きでディフェンスを置き去りにするところにグッとくるわ・・・。



ということで、最終戦でシーホークスがアリゾナ・カーディナルズに勝ち、アトランタ・ファルコンズがカロライナ・パンサーズに負ければ、ワイルドカードの切符がもらえることになりました。

よっしゃ!

さて、試合後けっこう問題になっていたのが、シーホークスのFSアール・トーマスさんの発言です。カウボーイズのヘッドコーチ、ガレットさんを追いかけてって、「もしチャンスがあったらさ、オレをゲットしてよ」と声をかけたという、この場面。



そのあと、シーホークスのロッカールームでは、

「いや、あれはオレがシアトルに捨てられたらってことなんだけど。ここが好きだし、離れたくないと思ってる。なんかシリアスに取りすぎてるんじゃない?」

と弁明していました。後日、ピート・キャロルコーチの談によると、

「あの後、アールと話したんだけどね、『え、どういうこと?』ってかんじだったな。悪いことを言ったつもりはない。そんなふうにとられるとは思ってもみなかっただろう。試合に勝って興奮していたんじゃないかな。彼はファンのことを心配してたよ。『ここに居たくないって思われたらイヤだなあ』って」

とのことです。トーマスさんはテキサス州出身だし、カウボーイズファンで育ったことでしょうから、地元でやりたいなあと思うのは当たり前かもですね。マーショーン・リンチの例もあるし。

好きな選手が移籍するのは寂しいもんですが、プロの世界はビジネスだからしょうがない。ファンは選手が頑張ってプレイしてくれている今を一生懸命応援するしかないです。しかし今のところ、トーマスさんとシーホークスとの契約は2018年までありますよ。

逆サイドからぶっ飛んできて3rd downをストップするアール・トーマス!



ということで、12月31日のカーディナルズ戦が今シーズンの見納めになるのか、はたまた1月にも活躍する姿が見れるのか。応援にも熱がこもります!ガンバレーーー!!

2017/12/24

いったいどうしてこうなった ラムズ@シーホークス戦

全国のシーホークスファンの皆様こんにちは。見るも無残な大敗のショックからはもう立ち直れたでしょうか。

ばっきゃろー、ふざけんじゃねー!と壁にパンチをお見舞いして、涙がこぼれました。(イテテテテ・・・)。だってさー、こんな点数をいったい誰が予想していたのか。42対7ですよ。42!しつこく言うけど、42点も入れられてるんですよ!

ラムズRBトッド・ガーリー選手にいいように走られてた。ディフェンス陣はタックルミスの連発だった。スペシャルチームもスカスカで、パントリターンで走られてた。え、ラムズの攻撃始まるの、また50ヤードラインのこっち側?(汗)

ラムズのDTアーロン・ドナルドさんも迫力ありましたね。QBウィルソンさんが得意のスクランブルを封じられ、つぶされていました。この試合でサック7回。

そりゃあ、シーホークスはディフェンスの主力選手を欠いている。LBボビー・ワグナーさんだってハムストリングの故障を抱えたまま出場して、普段の力が出せなかったかもしれない。しかし、それにしてもこの有様は?オフェンスもディフェンスもスペシャルチームも、あらゆる点で負けていました。

ラムズはずいぶん楽しそうだったよね~。トッド・ガーリーさんによれば

「情け容赦なくやりたかったんだ。あいつらはオレたちのケツをずっと叩いてきたんだよ、10、15年もさ。だから楽しまなきゃ。こういう場面を大切にしなきゃ」

とのことですが、そのとおりだな。納得。悔しいけど。

さて、試合後、シーホークスのFSアール・トーマスさんが「ボビー・ワグナーは試合に出なくてもよかったんだ。代わりの選手で十分足りた」とロッカールームで発言。

「いつもならワグはサイドラインからサイドラインまで走ってる。それが今日はできなかった。動き出すまでにちょっと待ってたみたいだった」

なんて言ったもんですから、ワグナーさんが

「オレの名前を口にだすな。他人の成功に嫉妬してんじゃねえよ。お前もがんばれよ」

なーんてムカつきツイートを投稿し、即削除という場面もありました。ボビーよ、ロッカールームでアールに直接言ってやりゃーいいじゃないのさ。

シーホークスのディフェンス陣はもうおしまいだ。主力選手が年をとった。カム・チャンセラーとクリフ・アブリルは引退が濃厚。シャーマン、トーマス、ベネットだって放出かもしれない。シーズン終了を待って大改革――という話が盛り上がっています。

一部ではラッセル・ウィルソンをトレードすべき、という話も。オフェンスの90%をQBに頼るようなチームはピート・キャロルが目指すものではない。RBが走り、ディフェンスで圧倒するのがキャロルのフットボールなんだ――。

それってさー、まさに現在ラムズやジャガーズがやってること・・・。

ラムズなんて選手の年齢も若いし、キャップスペースもシーホークスよりだいぶあります。これから先、ますます伸びるチームでしょう。ちょっと、シーホークスも頑張ってもらわんと!!

しかし、どっちにしても来シーズンは大きく変わりそう。

12月に2回も負けてるんだからプレイオフは出られなくても自業自得かな。とはいえ、まだわずかながら望みもあるので、奇跡が起こってレギュラーシーズン後も試合が見れたらいいな・・・と願っています。

2017/12/14

チャンスはあれども苦杯を喫した シーホークス@ジャガーズ戦

NFLシーズン14週目、8勝4敗同志で挑んだジャクソンビル・ジャガーズ戦でしたが、シアトル・シーホークスは結局30対24で敗北を喫しました。

第4クォーター残り10分の時点で、ジャガーズが27対10とリードする展開。うーん、敗色強し。この試合は無理なのか。ダメ試合か・・・、と心の準備をしている間に、ばたばたとタッチダウンを2つ奪ってしまったQBラッセル・ウィルソンさんでした。

残り2分39秒でシアトルの攻撃、点差は6。なんて、これぞウィルソン劇場。お膳立てはそろった。勝つしかねーーーーー!

と心が躍りましたよ。雲の上まで跳んでった!遠くの空にうっすらと虹が見えかけていましたよ!

しかし次の攻撃では4th downを更新できず、打つ手を絶たれました。残念無念。でも忘れません。数分前に感じたあの高揚感。希望に満ちたあの気持ち。夢をつかめそうな、あの瞬間が自分のチームを応援する醍醐味です。

ということで、まあ残念だったけど夢を見させてもらった試合をすこし振り返ってみましょう。

シアトルのQBウィルソンさんは長いボールを放ってインターセプトを3つされていました。ま、ウィルソンさんだけのせいじゃないですよ。ディフェンダーと体張り合ってボール勝ち取らんかいレシーバー!という場面もありました。ダグさんといいジミーさんといい。ジャガーズのセカンダリーが一枚上手だったということもありましょうが・・・。

しかし、3つインターセプトを食らっても、どんどん深いボールを投げるQBウィルソン。

第4クォーター9分48秒。このドライブ最初のプレイでいきなりWRポール・リチャードソンへ61ヤードタッチダウンパス。



次の攻撃では2プレイ目でWRタイラー・ロケットへ74ヤードタッチダウンパス。




3プレイ、パス3回中3回成功、2タッチダウン。笑っちゃいますwこんなことあるんかいww

その後ジャガーズの攻撃を3プレイでパントに追い込み、2ミニッツ前にボールを取り戻したんですから、これは勝ちパターンだと思うじゃないですか。ねえ。でも、願い叶わず。

1st and 10でTEジミー・グラハムのドロップ。ジミーーーーーーー!

2nd and 10、マーカーの手前1ヤードでサイドラインを割るWRダグ・ボールドウィン。ダグさーーーーーーん!ファーストダウンできたやーーーーーーーーん!!



3rd and 1でサックされ、4th and 9 の瀬戸際で放ったパスはインコンプリートに終わりました。


WRポール・リチャードソンさんがディフェンダーにひっかけられてましたね。ペナルティは取られませんでした。チェー・・。審判頼むよ・・・。反則あるのに見過ごされるって、よくあることではあるんですけどね。

結局ジャガーズのビクトリーフォーメーションとなりましたが、乱闘騒ぎを起こすシーホークスディフェンス陣。気持ちは分かるけど、落ち着けみんな。FSアール・トーマスさんも呆れておりました。



このあと、退場になったシーホークスの選手にスタンドからビールのカップが飛びました。試合中にも、タッチダウンを決めたタイラー・ロケットさんの背中にファンがゴミを投げつけていたと報道されています。ちょっとぉー、かわいいタイラーになんてことするんじゃ!(怒)

ということで12月は全勝でプレイオフまで突き進みたかったんですが、1敗を喫しました。次の試合はラムズとの天王山です。これを勝てば、NFC西の1位に。ジャガーズ戦で負傷したLBボビー・ワグナーさん、KJ・ライトさんは出場できるのでしょうか。それが気がかり・・・。