2015/05/20

あっさり気持ちを変えた、ペイトリオッツのクラフトさん


ペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフトさんは、デフレートゲートにおける処分を受け入れることを表明しました。


「まー、ここでカウンター攻撃して(NFLを)訴えても時間ばっかり食っちゃうし、ボクのチームだけじゃなくって、NFL全体のことを考えてさ。処分には不服だし、納得してないけど、まあコミッショナーには敬意を払うってことで」

ってなことらしい。

まー、クラフトさん。こんなこと言っちゃって驚きました。先週と比べると180度転換した気持ちの切り替え。大人ですねー。ナイスだと思いました。

だって、ウェルズ報告書には確固たる証拠が無い!証拠が無いのに、こんな処分はひどすぎる!って怒ってて、報告書にいちいち反論するサイトまで作って、よーし、徹底抗戦だ!!!ってかんじだったのに。

なんで気持ちが変わったの?

異議申し立てをしても時間かかるし、弁護士に払うお金を考えたら、罰金1億円のほうがよっぽど安いわ、ということなのかもしれないし。
だってNFLに雇われたウェルズさんなんか、調査にかかった費用は「ん、時間給で請求するから。何億円かになるよ」って言ってたもの。ペイトリオッツ側だって、そのくらいかかるでしょう。どっちにしても弁護士ばっかりもうかってやってらんねえ!って思ったのかもしれません。

また、こんなサイトを作らせてはみたものの、「ペイトリオッツの用具係が『デフレーター(空気を抜くヤツ)』って言っていたのは、自分の体重を落とすという意味なのです」なんてことを言うペイトリオッツの弁護士にあきれ果てたのかもしれないし。こんなやつらと訴訟起こしても、勝てる気しない・・・って。

はたまた、ここでボクがちょっと折れとくからさ、トム・ブレイディさんの試合停止を短くしてくれよね、ってことなのかもしれないし。

理由はどうあれ、クラフトさんのこの決定には拍手を送りたいです。

NFLとコミッショナーを相手取り、暴走するかに思えたペイトリオッツ。しかしながら、自分の主張を通すだけではなく、リーグ全体のことを考えて下したこの結論。いいじゃないですか。

もうさ、デフレートゲートなんてぐちゃぐちゃ言ってないで、前に進もう!前に。


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