2015/06/23

ジョーダン・スピースさんのキャディ、マイケル・グレラーさんもちょっとイイよ


ゴルフなんて、一生見ないと思ってました。けど、なぜか今年のマスターズでジョーダン・スピースさんが勝つところを、ふらりとテレビで見かけ、週末のUSオープンも「あら、あのスピースさん、首位争いやってる・・・」と、ついついハマッて見てしまいました。

21歳とは思えないこの落ち着きと態度。なんてしっかりした人なんだろう、とスピースさんの素晴らしさもいっぱい書きたいところですが、マイケル・グレラーさんという、このキャディさんが、なかなかいい味をだしているんですよ!

スピースさんが「これ決めなきゃ」って神経ピリピリでクラブを握ってる後ろで、リラックスした様子でポールによりかかっていたり、パットをミスしたスピースさんが悔しそうな顔をしてる横で「ま、しょうがないよね」ってちょっぴり二ヤついたりなんかして、とてもレイドバックな雰囲気。

クソ真面目なスピースさんと「ちょっと・ま・ラクに行こーや」グレラーさん、なんかピッタシのペアなんですよ~。スピースさんがグレラーさんをすごくたよりにしてる感じ、グレラーさんが若造のスピースさんを「ダイジョーブだよ、イケるよ」ってサポートしてる感じが、テレビの画面からもじわじわと伝わってくるんですよ~。この二人見てたら、応援せずにはいられません。

いろんなところで報道されてますが、このグレラーさん、もともとは数学の先生でした。大学の時にゴルフやってたりして、ゴルフは好きだったんでしょう。近所のゴルフコースで行われるアマチュアの大会を見に行ったところ、重ーいバックをかついでいる選手を見かけ、「おーい、オレが持ってやろうか」とキャディのボランティアをしたのが、そもそもの始まりでした。

そのあと、「じゃー、今度も頼むね」と、人づてにいろんな人のキャディーをやることになって、回りまわって2011年のUSアマチュアオープンで、高校生ジョーダン・スピースさんのキャディをすることに。

2012年にスピースさんがプロに転向する時に、「専属のキャディになってくれない?」とオファーを受け、「んじゃ、ま、1年休職してやってみるか」と、承諾。そのあとは、もー、スピースさんの成績がよすぎて、グレラーさんは教師の仕事を辞め、幼稚園の先生だった奥さんもグレラーさんといっしょに、PGAツアーで世界を廻っている・・・という、なんか夢のような話。

ちなみにキャディーさんの報酬はというと、賞金の10%が相場ということです。

「この一週間、ポジティブな考えをずっとにボクに押し込んでくれたのは、マイケルだ。彼のおかげで、やり通すことができたんだ。」と、スピースさんは試合後のインタビューで言っています。

USオープンが開かれたシャンバーベイは、グレラーさんの地元。2008年に、ここでUSオープンが開催されると発表になったとき、「ここでキャディーできたら夢だね、と思った」というグレラーさん。「こんなことになるとは、思ってみなかったよ。」

試合には、グレラー+スピース・ファンがたくさん押し寄せたようです!

「NFLチームが、ここシアトルに来たくないってワケが、よくわかったよ。だって、地元のファンがすごいからさ。みんなが来てくれて、マイケルとボクを大きな声で応援してくれて、本当にありがとうね!!」









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