2016/09/28

足首、膝を怪我しているのに平気と言い張るラッセル・ウィルソンがたいへん気がかりな件

ラッセル・・・。ラッセルの言うことはもう信じない・・・。

「あー、大丈夫。たいしたことない。試合出場は問題ない」

怪我をしても、いつもそんなふうに語るシアトル・シーホークスのラッセル・ウィルソンさんですよ。第1週のマイアミ・ドルフィンズ戦では右足首を捻挫。その週なかばの記者会見

「ドクターもびっくりなんだよ、ボクの回復の早さには。試合に影響はない」

なんて言ってたのに、第2週ロサンゼルス・ラムズ戦では動けなかった彼。ラッセルの嘘つき・・・。怪我、まだ治ってないやん・・・。

そして第3週のサンフランシスコ・49ナーズ戦では、第3クォーターで左膝を怪我!(イーライ・ハロルド!この・・・!怒)




このプレイの後、足を引きずりながらサイドラインに下がったラッセル・ウィルソンさん。バックアップQBのボイキンさんが出てきたと思ったら、1スナップ後、ウィルソンさんにまた交代。

え?なに?なんでもなかったん?

という場面がありました。そのドライブを続けた後、やはりまた交代させられて、ラッセル・ウィルソンさんは試合に戻ってこなかったんですが。

そして今日こんな記事を読んでいたら、怪我の直後、ウィルソンさんはコーチにもドクターにも相談せずに、勝手に試合に飛び込んでいたんですと。


「じゃ、ボク試合に戻るから。あとでね」って。

「コーチには、ボクがそう言ったのが聞こえてなかったかも」だって。

「彼が勝手に飛び出してったんだよ。だから少しプレイさせたんだ。注意してプレイを選んだよ。彼を試合に残すつもりはなかった。ドクターがなんと言おうが、彼が戻る必要はなかった」

と、ピート・キャロルコーチ。結局、ボイキンさんの1スナップ後、ウィルソンさんが3プレイ。フィールドゴールで得点して、次のドライブからボイキンさんに交代しました。

第4クォーターの間、ごついサポーターを膝にかけられてるウィルソンさんの姿が映ってたんですけどね。

試合後の記者会見では、まだちゃんと診断も受けていない、MRIもまだ撮っていないというのに、

「次の試合(NY・ジェッツ戦)も大丈夫。いける」

って断言してるんですよ、この人。ちょっと・・・。自分のリカバリーに自信がある、ちょっとやそっと怪我があっても試合に出るのがNFL選手、っていう風潮があるのも事実でしょうが。

(先週怪我したWRタイラー・ロケットさんも、「棺おけに入っていない限り試合に出る」って言ってたんよ・・・)

そして、このシーホークス担当のESPNの記者さんによると、ウィルソンさんは

「どんな故障であろうと、十分な手当てと祈りで克服することができると信じている」

だって。や、やめて・・・。「祈り」が出てきた・・・。敬虔な信者だって知ってるよ、知ってるけど・・・ああ、膝がよろよろする・・・。

「故障で苦しんでいる、と彼が語ることは、まずありえない」

とも語っています。

ラッセルよ・・・。ポジティブすぎる人なの知ってるけど・・・。無理しないで休んでもいいんよ・・・。Week 4休んだら、次はbyeだから、3週間休めるんよ・・・ちゃんと治したほうがいいんじゃないの・・・・

と心配するファンは私だけではないでしょう。

だって、RGⅢとか怪我してるのにプレイ続けて選手生命を縮めたよね・・・そんなこともあるんよね・・・無理して試合して取り返しのつかないことになるのだけは避けてほしい・・・。

ラッセルの言うことは信用せんけど、チームのアップデートは気をつけてフォローしようと思う今週です。


と、ちょっと辛気臭くなったので、今週のベストキャッチを。

ダグ・ボールドウィン選手が1位です!片手キャッチが流行ってる~♪


2016/09/24

Week3:いよいよ対決オデル・ベッカムJr vs ジョシュ・ノーマン

今週日曜日のメインイベントは、なんといってもこれでしょう。

オデル・ベッカムJr 対ジョシュ・ノーマン。

昨シーズンは、ニューヨーク・ジャイアンツ対カロライナ・パンサーズ戦でバトルを披露。2人で取っ組み合い。ヘルメットで頭突き。荒れに荒れて、ベッカムさんは1試合の出場停止、ノーマンさんは罰金250万円(強)という罰則を受けました。

シーズンオフに入っては、お互いをけなす言い争いが続きました。

ベッカムさんが

「ジョシュ・ノーマンが(コーナーバックとして)価値を認められるようになったのはオレのおかげなんだよ」

と言えば、ノーマンさんは

「地球上で最高のコーナーバックはオレだ」

「(ベッカムは)あのかんしゃく騒ぎで皆の信頼を失ったね。オレにこう言うやつもいるよ。『よし、あいつをつぶしてやる』って。たいへんな年になるぜ、あいつにとって」

さらには

「あいつに会ったら口を殴ってやる。知るもんか。やつが泣き止むまで、へらず口をたたくのやめるまでな」


って、いったいなんなのこれ。血気盛んなチュー坊か。

すでにケンカ腰の両選手ですが、今年から審判が厳しくなり、パーソナルファウル2つで即退場になるので、去年のような殴り合いにはならないでしょう。

でも、飛び散る火花は見えるよね~。スーパースター・ベッカムと、最高給取りのコーナーバック・ノーマンの対決は、見ものだと思いますよ~。

ノーマンさんはパンサーズを離れ、今年ワシントン・レッドスキンズと5年75億円(強)契約を結びました。レッドスキンズ、ずいぶんジョシュ・ノーマンさんに投資するもんだね。

それなのに、第1週のピッツバーグ・スティーラーズ戦で、WRアントニオ・ブラウンさんにノーマンさんをつかせなかったのは、なぜなんだろう?

ノーマンさんはフィールド右側の守備に徹するだけ。ブラウンさんとの1対1はなし。高い買い物をしたのは、敵のトップレシーバーをシャットダウンするためじゃないの?レッドスキンズのコーチは、GMは、どういうつもり?と、みんなが疑問に思いました。

ジャイアンツのWRビクター・クルーズさんも

「自分で『リーグのベストコーナーだ』なんて言ってるなら、敵のベストレシーバーをカバーするべきだ。AB(アントニオ・ブラウン)を追い掛け回すのかと思ってたけど、違ったね。ま、そういうことさ。そういう決断をしたってことだ」

と軽くジャブを入れてましたよ。

ふふふふ。いいですね~。

ジャイアンツは現在2勝。故障から復帰したWRビクター・クルーズさんも、ルーキーWRスターリング・シェパードさんも好調です。誰がノーマンさんとマッチアップしても面白いはず。

一方レッドスキンズは2敗で、しかも、同じNFC東地区のチームとの試合なので、これは負けるわけにはいかんでしょう。カーク・カズンズさんも、そろそろいいとこ見せないとな・・・。

ということで、ベッカム対ノーマン含め、いろいろと見所が多そうなワシントン@NYジャイアンツ戦です。

ジャイアンツが勝つかな・・・多分ね・・・

2016/09/22

ステフォン・ディグス&サム・ブラッドフォードのニューコンビが光ったパッカーズ@バイキングス戦

NFL第2週、新設されたばかりのUSバンクスタジアムでのNFL初試合は、グリーンベイ・パッカーズ対ミネソタ・バイキングスというライバル同士の対決でした。

2週間前にイーグルスから移籍したサム・ブラッドフォードさん。1週目はベンチで観戦でしたが、この試合から先発で出場です。バイキングが期待しているような活躍はできるのか?とファンもコーチもGMも心配だったかと思うんですが、みんなの不安を吹き消しました。

WRステフォン・ディグスさんとの長いパスがたくさん決まってた!ずっとコンビを組んでたみたいに。少ししか練習する時間がなかったはずなのに。


ね~、すごいですね~。

まさかブラッドフォードさんがアーロン・ロジャースよりいいプレイをしてみせるとは思ってなかったです。パス率70%以上+250ヤード以上+2タッチダウン+0インターセプションというのは、ブラッドフォードさんのキャリア最高の出来なんだそうです。へぇ~。

サム・ブラッドフォードさんニコニコして超うれしそうだったし、チームのみんなも喜んでた。大歓迎してました。

一方、アーロン・ロジャースさんの方は、ジョーディ・ネルソンさんへのタッチダウンもあったけど、ファンブルもあったしね・・・。

でも、ボール持ちすぎじゃないですか?ボールかまえて、さ~どこに投げようかな~レシーバーいいとこ走れよ~オレが投げるぜ~みたいなかんじで待ってる時間が長すぎ。ちょっと横柄?コーチに「さっさと投げろ」って言われないのかな?アーロン・ロジャースだから?

という印象の試合でした。

ところで、この試合でバイキングスのRBエイドリアン・ピーターソンさんが膝を故障したんですが、ロッカールームに行くまで、こんなところを通っていくって・・・。


新スタジアムのデザイン上に問題があるんじゃないの?なんでこんなレストランみたいなところを通らなきゃロッカーまで行けないの?ケンケンさせるんじゃなくて、故障した選手はストレッチャーで運べよ・・・。

ピーターソンさんは4ヶ月くらいアウトかも。バイキングスにとっては大痛手。

そしてこんなシーンも。こんなところで髪の乱れを直しておきたいクレイ・マシュー選手wwwなんやねんw





ステフォン・ディグス選手は、第2週のNFC攻撃最優秀選手に選ばれました。2015年にドラフト5巡で指名された、今年2年目の選手です。ひょっとして、今年ブレークするかも?


2016/09/21

上昇気流に乗っていたのに・・・悲運のQB ジミー・ガロポロ

ジミーG、顔が濃い・・・。

表情も読めないし、なんかロウ人形がボール投げてるみたい・・・と思って見ていたニューイングランド・ペイトリオッツのQBジミー・ガロポロさん。出場停止のトム・ブレイディさんに代わって、第1週、第2週と超すばらしい活躍をみせていましたね!

第1戦のアリゾナ・カーディナルズ戦では、最初のドライブで、いきなり華麗なタッチダウン!ええええ?!こんな簡単に?


ガロポロさん、はるかに予想以上!

リリースはや!スパスパと鋭いパスを決めてて全く危なげなし。そして、グロンコスキーさんも欠場しているというのに、攻撃に全く遜色ないペイトリオッツ。結局カーディナルスを23-21で破ってしまいました。

すごいね、ベリチック師匠。周到に準備を重ねていたんだろうなあ、この試合のために綿密に。脱帽ですよ、ペイトリオッツのコーチ陣には。

続いて第2戦のガロポロさんは、それに輪をかけてすごかった!

試合開始から連続3つのドライブが全部タッチダウン。21-0。まだ第2クォーター。

なんなん、この人?ベリチック製造のボール投げロボットか?

大歓声のジレットスタジアム。トム・ブレイディなんかいらねー、オレたちにはジミーGがいるー!!と心の中で叫んだファンも少なからずいるはず。

笑顔がこぼれるガロポロさん。新しくもらったおもちゃで遊んだら、すごく楽しいんよぉ~こんなに楽しいなんて知らなかったんよぉ~とでもいうような表情がテレビに映りました。

ベンチではガロポロさんの隣に座るWRジュリアン・エデルマンさん。きっとジミーGに心が動いたに違いない。トムのことは今でも好きだけど、ジミーGにグラッと。トムには引退しか待ってないけど、ジミーには未来があるよね・・・。

いや、本当にトム・ブレイディさんは冷や汗をかいているのでは?

と思いましたよ。高級ソファにゆったりと座り、大画面テレビを見つめるトム・ブレイディのひきつった笑顔が、フッと瞼にうかんで。ス、スタメンはずされる?ボク?

ベリチックさんのアップが映ったけど、相変わらずの渋顔。アナウンサーがブハハハッって吹き出して、「あれベリチックの笑い顔かな?ちょっと笑ってんじゃない?」って。まあ、眉間のしわはいつもより柔らかかったかも。

ベリチックさんどうするんだろう?この調子でガラポロさんが飛ばしたら。それでも5試合目にはトム・ブレイディ先発にするのかな?あっさりどっちかをトレードに出しちゃうのかな?だってガラポロさん先発QBでオッケーだもの・・・

なんて思ってたら、みんなのジミーG、まさかの負傷


キコ・アロンソ選手のモンスターヒット!

ええー!

こんなの誰も予想してなかったよね・・・本当に何があるかわからないんだね・・・。勢いに乗ってスター街道まっすぐだったのにね・・・気の毒にもほどがある・・・これでシーズン絶望とかだったらどうするんだよ・・・

でも幸いというか、あまり重症ではない肩の捻挫だそうです。

火曜日の記者会見でガロポロさんの状態を聞かれたベリチック師匠の答えは、「私はフットボールのコーチだ。医者ではない」だってwwあいかわらずw

しかしなんですね、ドルフィンズ。先週のラッセル・ウィルソンさんといい、ジミー・ガロポロさんといい、QBに怪我させまくってますね。オレンジ+ターコイズブルーなんて、お伽の国からイルカに乗ってきたみたいなユニホーム着ちゃってるくせに、悪魔の使いかよ・・・。

来週ドルフィンズと対戦するのは・・・ブ、ブラウンズだ・・・(ひょえー!)


《今日のおまけ》

ジレットスタジアムへの立ち入りを禁止されても、トムは来る。どんな手を使ってでも。

2016/09/17

ラッセル・ウィルソン 足首のミラクルリカバリー

先週のマイアミ・ドルフィンズ戦で足首を負傷したシアトル・シーホークスのQBラッセル・ウィルソンさんですが、今週のロサンゼルス・ラムズ戦に出場します。金曜日には、故障者リストからも名前が消えました。

当初は、かなり重症では?という報道もあり、ウィルソンさんは案の定、前向きなことしか言ってないけど、本当のところはどうなんだろう?と気にかけておりました。

水曜日もこんなにして練習。大丈夫なんかい?


そしたら、木曜日の記者会見では、

「(お医者さんもトレーナーも)びっくりしてるみたいだよ、回復が早すぎて。もう腫れも引いたしね。怪我のあと、すぐに処置をしたから」

ですと!

治療に関しては、チームのトレーナーのほか、パーソナルトレーナー(理学療法士)にもカリフォルニアから飛んできてもらったそうです。そして今週ずっと、傍についてもらっていると。

す、すごいですね、プロって。そんなふうにトレーナーを呼んじゃうんだ。呼ばれる方も、アスリートの体を知り抜いているプロ中のプロなんでしょうね。そして、ウィルソンさんが言うことには

「今週は、たぶん6時間も寝てないんじゃないかな。毎晩2時間しか寝てない。日曜日にベストの状態に持っていくために、あらゆることをしているんだ」

ええええ?いったい何をしているのーーーー?

足上げて冷やしてベッドでねてるだけじゃダメなのー?

自分なら、足首に一応アイスパックなんか置いてみるけど、冷たいのがイヤになって30分くらいで放り出してテレビ見たりしてるよね・・・。それじゃダメなのか。(当たり前だ)

2時間睡眠で、あとは全部治療に充てるって。いったいどんな治療法をとっているのか、詳細に聞いてみたい。

この怪我でプレイに影響が出るかな?という質問にも、「いや、出ないと思うよ」とあっさり述べています。

記者会見の前には、「ワザとつまづいてみようかな、みんながビビるから」と冗談もかましたウィルソンさん。足首を踏んだ張本人、ダムコング・スー選手に関しては

「故意だったとは全く思っていない。スーとは知り合いだもの。ワザとじゃないよ」

だそうです。ほんとか、ラッセルよ・・・。

今年NFL5年目になるウィルソンさんですが、これまで練習、試合とも休んだことは一度もありません。QBとしても素晴らしいと思うけど、この怪我に強い体というのも、大きな財産ですよね~。

ラムズ戦、楽しみです。


[UPDATE]

第2週の試合、シアトル・シーホークスはロサンゼルス・ラムズに3-9で負けました。

ディフェンスは相変わらず強いところを見せたものの、オフェンスに苦しみました。リズムにのれないし、ウィルソンさんの足首の負傷がプレイに影響を与えているのは明白。

全然治ってないやん、ラッセル!

WRダグ・ボールドウィンさん、WRタイラー・ロケットさん、RBトーマス・ロールズさんも試合中に負傷しましたが、大事には至りませんでした。

最後のドライブで、ロケットさんへのロングパスが通った時には、「来たよー!また例の4th クォーターカムバックか!?」と手に力が入りましたが、それは叶わず。

ちぇっ、まあいいや。シーズンは長い。

このくらいでぜんぜん心配してませんよ~。

2016/09/16

フィッツパトリック&仲間たちが大暴れ ジェッツ@ビルズ戦

いいね~ライアン・フィッツパトリックさん、やるじゃないの~!

するどいパスが決まりまくり!思わず拍手!ヒューヒューと口笛も出た!去年の悔しさをこれでスカッと吹き飛ばしたぜ、というようなニューヨーク・ジェッツ対バッファロー・ビルズ戦でした。結果は37-31でジェッツの勝ち。

ジェッツ対ビルズ戦といえば、去年の最終試合。勝てばプレイオフ出場だったのに、フィッツパトリックさんがあれよあれよとインターセプションを3つも放って、負けちゃったんでした。ビルズのヘッドコーチ、レックス・ライアンさんが、自分をクビにしやがったジェッツに復讐を果たして高笑いをしてたっけ。

でも、それはもう過去の話。フィッツさんと仲間たちが暗い雲を吹き飛ばしたぜ!


フィッツさん、374ヤード!すご!
エリック・デッカー 126ヤード!
ブランドン・マーシャルさんも 101ヤード!

両チームとも長いパスがどかどか飛びあってたww

最初のビッグプレイはこれ。ええ~ダレル・リービスさんがまた抜かれてる~先週も抜かれてたのに~


ビルズのレシーバー、グッドウィン選手はオリンピック選手だそうです。2012年のオリンピックに走り幅跳びの選手として出場。

リービスどうした?もう終わりか?という声も聞こえる中、試合後のインタビューでは、ブランドン・マーシャルさんがリービスさんを思いっきり擁護していました。

「世界中に向けて言ってやるぜ。ダレル・リービスはリーグで最高のコーナーバックなんだ!オレはそう言う!」


なんだよ、この後ろでブーイングしてるビルズファンwwwさっさと帰れよww

マーシャルさんのこういうところが好き。誰がなんと言おうがチームメイトをほめまくるところ。(ベアーズのQBジェイ・カトラーも褒めまくってた・・・)

マーシャルさん、膝を押さえて倒れて、もしや怪我?という場面もありましたが、何事もなく試合に戻ってこれてほっとしました~。

さて、エリック・デッカーさんがタッチダウンしたあと、スタンドに突進して一番前に座ってたジェッツファンに頭突きしてたのもよかったですね!

ビルズのファンで埋まってるスタンドで、一人ジェッツカラーを着ていたこの人。デッカーさんに超接近遭遇してよかったな!チケット高かっただろうな!ヘルメットの頭突きは痛かったかも。でも一生の宝!


このジェッツファンの隣にいたビルズファンが、すんごい気迫でブーイングしててマイクに音を拾われてたんだけどww何もそんなにムキになんなくてもwwっていうくらい喉をからしてブーイングww

という、ファン見物も楽しかった試合でした。

2016/09/13

祝 700日ぶりにカムバック→タッチダウンのビクター・クルーズ 

クルゥゥゥゥゥゥゥズ!!

NFL第1週は、ニューヨーク・ジャイアンツ対ダラス・カウボーイズ戦もすごく見たかった試合。

なぜかというと、カウボーイズのルーキー、QBダク・プレスコットさんとRBエゼキエル・エリオットさんを見ておきたかったし、怪我で2年も試合から遠ざかっていたニューヨーク・ジャイアンツのWRビクター・クルーズさんがカムバックする試合だから。

クルーズさんはドラフト外でジャイアンツに入りましたが、めきめき力をつけ、プロボウルにも選ばれるレシーバーになりました。2011年にはスーパーボウルで優勝。

ところが、2014年10月に膝の皿についている靭帯を怪我。シーズンはもちろん絶望で、手術の後、リハビリが思うように進みませんでした。そして、2015年のトレーニングキャンプでは脛を痛めてまた手術。シーズンをまたもや棒に振るはめに。

今年のキャンプでは股の付け根を傷めて、十分には練習できませんでした。クルーズは本当にカムバックできるのかと、コーチも心配する発言をしていたし、クルーズさん本人だって、ものすごく不安だったと思います。

だって2年のブランク。怪我のあと、元のレベルまで戻れる選手もいるけど、そのままダメになってしまう選手もたくさんいる。

いったいオレは前のように活躍できるのか?まだチームに貢献できるのか?

って、誰だって思うでしょう。

「お前はもう終わりだ」とか、ツイッターでわざわざ言ってくる人もいたそうです。ったく、どんなヤツだ(怒)。

クルーズさんが怪我をした膝は、シーホークスのジミー・グラハムさんと同じところということもあって、気になっていたんです。この人、カムバックできればいいなって。

ちょうどシーホークスの試合と同じ時間帯だったので、コマーシャルの間にちょこちょこチェックしていたんですが、運よく、クルーズさんのキャッチを見ることができました!


よかったぁ!

そして、試合の決勝点となるタッチダウンも決めて、サルサダンスでお祝い。


オデル・ベッカムJrが記念写真撮ってるwwwいいね~

おばあさんがプエルトリコ人のクルーズさん。小さい時、おばあさんに教えてもらって、一緒に踊っていたそうですよ~。

これで、とりあえずみんな一安心。今シーズンはチームに貢献するプレイをしてくれるんじゃないでしょうか。ベッカムさんと二刀流で攻撃の幅が広がるし。

ジャイアンツも接戦のうちになんとかカウボーイズに勝ちました。よーし、ジャイアンツもガンバレ~。プレイオフまで行こう~。

さて、この試合で、ベッカムさんとクルーズさんはこんなシューズを履いていたそうです。けど、足元ぜんぜん見えなかった・・・。


そして、テニスのUSオープンを観戦した2人。仲良しやね~。


A photo posted by Victor Cruz (@teamvic) on


ということで、来週の試合も楽しみです。

《EXTRA》

カウボーイズのダク・プレスコットさんは、威風堂々でした。この人ほんとにルーキー?と思うくらい。もう、カウボーイズはオレのチームってかんじ。ふっ、ちょっとかわいげがないくらいさ。

え~ロモさんもまだ見たいんよ~。ロモさん戻ってきて~。

2016/09/12

相変わらず土壇場に強いラッセル・ウィルソン★シーホークスがドルフィンズに辛勝★

NFLが開幕して最初の日曜日。シアトル・シーホークスは、ホームでマイアミ・ドルフィンズと対戦しました。

勝てるだろう、ドルフィンズには。と軽く思ってたけど、やっぱり開けて見なければ試合って分かりませんね~。

ディフェンスはドルフィンズを圧倒してたけど、オフェンスが・・・。リズムに乗れない、攻め切れない、インターセプション。かろうじてフィールドゴール2つを決めるものの、タッチダウンにはつながらず。

そんな中、シーホークスのQBラッセル・ウィルソンさんがケガ!!!!

足首踏まれた!ダムコング・スーに!!

スー、てめえ!と私は立ち上がりましたよ!!野球のバットを持って!

スーといえば、倒れている選手の手をワザと踏みつけるようなダーティな選手。オメー、狙ってやっただろーっ!QBを!




ビデオを見たら、ワザとじゃないかもしれない。でも、138kgの体が足首に乗ってくるんですよ。あ、足踏んじゃったと思ったときに、ワザとギューと力を入れたかもしれない。いや、絶対そうしたに違いない。

これでウィルソンさんの足首の骨にヒビとか入ってたら、スーのワラ人形を作ってやる!

(と思ったけど、試合後レントゲンを撮ったところ、その心配はないそうです。フゥー・・・汗)

両足をガッチガチにテーピングで固めて試合に戻ってきたラッセル・ウィルソンさんでしたが、走れない。ドロップバックできない。パスするときに踏ん張れない。

もー、半分パニック状態のファン(自分)。無理させないでバックアップに交代したほうがいいのでは?いや、でもボイキンさん(バックアップQB)あんまりよくなかったよプレシーズン。初戦を負けるわけにはいかない。でも今後は????

とおろおろしてるうちに、ドルフィンズのライアン・タネヒルさんがタッチダウンしてまうではないですか!あら、喜んでる笑顔が結構イイね!と一瞬気がそれたけど、スコアはマイアミ10-シアトル6。

残り時間は4分。

フィールドゴールじゃ勝てない。タッチダウン必須。

こういう土壇場になぜか強いラッセル・ウィルソンさんです。ここから3分37秒で75ヤードを突き進みます。4thダウンを2回(!)コンバートして。

ケガから復帰のジミー・グラハムさんも初キャッチ!

最後はやっぱりダグ・ボールドウィンさん!


や、やっと勝った・・・。はぁ~っ・・・。

というような試合でした。

なんでいつもこんな試合なんだろう・・・。第3クォーターまでグダグダで、最後に本気出すみたいな・・・。最初っからきちんと得点あげてけばいいじゃん・・・。疲れた・・・。でもそのおかげで、このジェットコースターに乗ってるみたいなスリルを味わうことができるんですが。

今日は、いろんなところで、最後までどうなるかわからない接戦の試合が続いていました。ちょっと頭がフラフラ・・・。

ウィルソンさんのケガがたいしたことありませんように。

2016/09/09

トレバー・シーミアンは今シーズンのシンデレラボーイかも?パンサーズ@ブロンコス

いやー、フットボールっていいですね!

待ちに待ったNFL開幕試合、思う存分堪能しました~。

カロライナ・パンサーズ対デンバー・ブロンコス戦は20ー21でブロンコスの勝ち。この試合のMVPはCJ・アンダーソンさんかな?いい走りを見せてました。

ブロンコスの新しいQB、トレバー・シーミアンさんって、どうなんだろう?

っていうのが、この試合の一番の注目でしたが、よかったです!

インターセプションも投げてたけど、新人なんだから、このくらい全然オッケーの範囲。いいパスも決まってたし、スクランブルした時もよかった。

ブロンコスのヘッドコーチ、ゲイリー・クービアックさんやチームメイトが、シーミアンさんの一番いいところは落ち着いているところ、冷静なところ、って語っていたんですが、むむむ、そのとおりかも。淡々とプレイしてました。

記念すべきNFLでの最初のパスがこれ。


最初のドライブ、パスをけっこう投げてましたね~。コーチ陣はシーミアンさんのパスプレイを十分信頼しているんだぞ、と宣言するかのように。

それに、なんといってもフレッシュ!ニューフェイス、いいよ~。新しいそよ風が吹いてるんよ~。

プロの試合初登板なのに、緊張してるふうには全然見えませんでした。

そしてもちろん、客席の両親がカメラにぬかれてましたww息子の晴れ舞台を見守るパパとママwwひきつっとるがなwwお父さんは外科医だそうな。ペアで息子のユニ着て、ほほえましい~。


シーミアンさんって、健康に、素直に育ってきた青年ってかんじ。

大学を卒業する年にACLを怪我して、ドラフトは無理っぽいので不動産の仕事に就こうとしていたそうです。それが7巡目でブロンコスに指名され、去年のナンバー1QBが引退、ナンバー2が移籍。ぽっかり目の前が開けて、2年目で先発を勝ち取るって、それだけでもう、シンデレラみたいなもの。

で、第4クォーターで、2回目のタッチダウンをする前だと思うけど、ゴール前であわやインターセプト!って場面があったじゃないですか。

それ、インターセプションをまぬがれたんよ。危機一髪で。

うっわ、シーミアンさんツイてる・・・って思ってるうちにタッチダウン。おー、ブロンコス逆転勝利~って思ってるうちに、今度はパンサーズのフィールドゴールになって、あ~、やっぱ負けちゃうか、でもいい試合だったよな~って思ってるうちに、フィールドゴールがミスって、ブロンコスが勝ちを拾っちゃうという。

トレバー・シーミアンさんNFL初登板で初勝利。

来てるよ、これ。

ひょっとして、この人、今シーズン活躍するのかもしれない・・・。大活躍とまではいかなくても、プレイオフまでブロンコスを連れて行けるんじゃないのか?

ふふふ、次の試合もまた楽しみです。


《今日のEXTRA》

1.パンサーズが最後のフィールドゴールを蹴る時に、ブロンコスのHCクービアックさんが、地面にしゃがんで草いじくってたのがチラッと映りました。これがもう、個人的にはツボにはまってww今夜のかくれたハイライト。ゴール見られなかったんか・・・かわいい・・・w

2.キャム・ニュートンさんヘルメット対ヘルメットでぶつかられすぎでした。危ないったら。ちゃんとファウルとってもらわんと。

3.去年はACLの怪我でプレイできなかったカロライナのWRケルビン・ベンジャミンさんって、デカ!

4.ブロンコスGMエルウェイさんと、そのバックアップQBクービアックさん。若かりし頃の思い出の一枚。

2016/09/08

もうプレイできないかも?と不安だったリハビリ中のJJ・ワット

さて~NFLの2016年シーズンが始まりますよ~!

な、長かった!やっと始まる!みんな期待で胸がはちきれそうですよね!ファンはもちろんのこと、選手も、チームも、テレビ局も、スポーツ記者も、みんなね!うおっし!

JJ・ワットさんもこんな写真をあげて、出動を待っているよ!


ちょっと、もーww

気は優しくて力持ち。NFLきってのタフガイ、JJ・ワットさんですが、シーズンオフに行った手術のあとは、リハビリが思うように進まず、ひょっとしてNFLではもうプレイできないかも・・・と弱気になったこともあったそうです。

昨年プレイオフで、ヒューストン・テキサンズがカンザスシティ・チーフスに負けた後、ワットさんは大きな手術を受けました。

筋肉を5つ修復して、下腹部の腹筋、腿と尻の筋肉も離れていたところをくっつけるという(いったいどんな・・・??)手術のあと、ホテルで10日ずっと寝たきりだったというワットさん。

「その時だよ。もう一度プレイできるかどうか疑ったんだ。リハビリや体の回復状態から考えてね」

手術後、テキサンズのリハビリ専門トレーナーと一緒にメニューを組んで取り組んでいたそうです。でも、ベッドから起き上がることも、動き回ることも難しい。なかなか計画通りにリハビリの効果が出ない。

しかし、スーパーボウルが開催された週に、回復の兆しが見えました。

「ある日、朝起きたら、手術の後できなかったことが突然できたんだ。右足がまっすぐ上に上がった。すぐにトレーナーに電話して、ビデオを送った。ほら、見てくれって。

それで、立ち上がって、他のこともやってみた。腕立て伏せもやった。それで彼にビデオを送ってさ、見てくれ、リハビリが効いたよって。

オレ達がやったリハビリの効果があったんだ。それからさ。わずかな光が見えてからはもう、一直線だ。素晴らしい気分だった」

おおお、よかったですね・・・え?でもスーパーボウルの週ってことは手術してから1ヶ月経ってないんじゃないの?そんなんでリハビリしていいの?専門のトレーナーがついているんだから、もちろんいいんでしょうが、ちょっと、フツーの人なら1ヶ月は安静にしているものなんじゃないの??

と思ってみたりするんですが。

ワットさんは、このあと、7月にも椎間板ヘルニアの手術を行いました。こっちの術後は、1月に比べると断然ラクだったそうです。

トレーニングキャンプ前の突然の手術でしたが、開幕には絶対間に合わせるつもりだったと語っています。

「疑いの余地はなかった。トレーナー陣は素晴らしかったし、オレの望むアグレッシブなリハビリ法を取り入れてくれた。問題なく、ちゃんと効果が出るやり方をとったんだ」

ということです。

こんなワットさん、5年のNFLキャリアで、試合を欠場したことは、まだ1度もありません。85試合連続出場。

鉄人やね。

開幕だど~。ワットさんも見れるど~。

2016/09/06

コーチがね、テディ・ブリッジウォーターの靴のヒモを結んでくれるんだよ・・・

またもやテディ・ブリッジウォーターさんの話題。

一週間前、練習中に膝に大怪我を負ったミネソタ・バイキングスのQBテディ・ブリッジウォーターさんですが、治療のためにバイキングスの練習施設を毎日訪れています。

「テディの話を聞きたい?いい話があるよ」と、いそいそとリポーターたちに話し出したヘッドコーチのマイク・ジマーさん。


「ヤツはね、毎日トレーニングルームに来ているんだよ。今までと同じようにね、同じ笑顔をうかべてさ。ザビエル・ローズ(バイキングスのCB)が、いつもテディのシューズのひもを解くんだよ。ほら、テディが座って、でもシューズまで手がとどかないからね。だからザビがするんだけど、今日はね、オレがそこにいて、シューズのひもを結んでやったのさ。テディのね。オレ、ひも結び係なんだよ今」

wwってなにこれ、ジマーさん嬉しそうww

NFLにクォーターバックは数あれど、ヘッドコーチに靴のヒモを結びたいと思わせるQBは、テディ・ブリッジウォーターさんしかいないのではないのでしょうか。

私も結びたい。結ばせてほしいよ、テディの靴のヒモ・・・。

ジマーさん、テディさんのケガのあとの記者会見でも声が詰まってました。本当にテディさんをかわいく思ってるんだなってのがありありと。もはや父親かというくらい。

テディさんとジマーさんが同じ年にバイキングスに来たというのもあるし、コーチの評価にはQBの出来の良し悪しが大きく影響するし、そういうことでつながりも深いんだろうなと思うけど。

「オレのキャリアの中で、彼以外のQBは考えられない」

とも語っていましたよ~。

さて、テディ・ブリッジウォーターさんの膝の手術は木曜日に行われるそうです。それから、ずーっと長い長いリハビリが始まります。

トレードでバイキングスに来たサム・ブラッドフォードさんも手助けをすると語っていました。

「(リハビリのことで)テディが何か聞きたいことや話したいことがあったら、ボクはいつでもオッケーだ。そして彼にも言ったよ。できるだけここにいて、ボクのことも助けてくれって。」

ブラッドフォードさんも過去にACLを2回手術しているんですよね。

ほんっと、ケガばっかだな!NFLの選手は。

今シーズンもケガ人続出するんでしょうが、できるだけ、みなさんの無事を祈っておりますですよ・・・。

サム・ブラッドフォードのバイキングストレード舞台裏

QBテディ・ブリッジウォーターさんが膝の大怪我で今季絶望となったあと、電撃で発表された、サム・ブラッドフォードさんのトレード。

ブラッドフォードさんをミネソタ・バイキングに送る代わりに、フィラデルフィア・イーグルスは来年のドラフト1巡+2018年ドラフト4巡の指名権を獲得しました。

バイキングス緊急事態のトレードとはいえ、開幕1週間前に先発QBを放出するって、イーグルスも、また大胆な。

ブラッドフォードさんに払う代償が高すぎるとか、信頼できるQBじゃないとか、巷では様々な声があがっていましたが、このトレードを成立させたバイキングス、イーグルス両GM(ゼネラルマネジャー)の記事があったので、それを紹介してみます~。


サム・ブラッドフォードさんは、シーズンオフにイーグルスと2年35億円(強)の契約を結びました。11億円の契約時ボーナスはもらい済みで、2016年のキャップは7億円。2017年は17億円です。

イーグルスが、今年のドラフト2位でQBを指名することを不服として、ブラッドフォードさんはトレードを要求するというゴタゴタがあったんですが、まあ、キャンプも無事に終わり、今年の先発はブラッドフォードさんでいくってことで、一応落ち着いていました。それが・・・


火曜日

バイキングスGM 1:20PM : 練習場のフィールドに立っていて、テディが倒れるのを見た。滑ったんだと思った。彼のところへ歩いていったら、他の選手がショックで顔を背けていた。みんなショックを受けていた。テディが倒れてから、たぶん15秒もしなかったと思うが、トレーナーがすでに彼の足を固定していた。

開幕まで10、11日。フランチャイズQBを失くした。どうすればいい?

イーグルスGM:ドラフトルームを出るときにテレビで、テディ・ブリッジウォーターが故障したというテロップが流れていた。残念だろうなと思ったよ。リック(バイキングスGM)もね。私たちは仲がいいんだ。

バイキングスGM:練習を中止にして、コーチ、スカウトが集まりミーティングを行った。みんなショックで気持ち悪くなりそうなくらいだった。

けれど、私たちには仕事があった。「私たちは、これで給料をもらっているんだ。最悪の状況で、最善の解決策を見つけよう」そう言ったよ。

ホワイトボードの前に立って、解決策を書き出した。名前、オプション。それから選手のビデオを見始めた。電話をかけ始めた。しかし、これという解決策はなかった。

水曜日

バイキングスGM:電話をかけまくった。どのチームか名前は言えない。うちが血を流しているのを、どのチームも知っていた。高い要求をふっかけてきた。しかし、うちの将来を潰すわけにはいかない。

ドラフト1位と、若い主力選手をほしいと言ったところもあった。しかし私たちは3年かけて若い選手を育ててきたんだ。唖然として口がきけなかった。プロボウルに選ばれた選手だよ?

イーグルスGM:木曜日にはプレシーズン試合があるから、水曜日は子どもたちとキャッチボールをしようとしていたんだ。そうしたら電話が鳴った。リックだったから、もちろん話をした。庭を歩きながら。子どもたちは私の頭にボールをぶつけたかったんじゃないかな。

10分くらい話をして、木曜日にまた電話すると言った。リックは、うちのクォーターバックを誰かトレードする気はあるか聞いてきた。私は、どのQBも難しいと答えた。

木曜日

バイキングスGM:バックアップQBには、ショーン・ヒルがいる。けれど、もしショーンがケガをしたら?そうなったらウェイバーを待たなきゃならない。その時、どんな選手がいるだろう?

うちのタイトエンドコーチが、サムを知っていたんだ。2回コーチしたことがあった。サムがどんなに優秀か、チームの役に立ってくれるか、話してくれた。それでサムのビデオを見た。去年の試合。シーズン最後の3試合。どのQBにもひけをとらないプレイをしていると思った。

彼はラッシュオフェンスがトップ10に入るチームでプレイしたことがないと思う。うちにはエイドリアン・ピーターソンがいるし、ディフェンスもいい。サムは一試合35~40もパスを投げなくていいんだ。

オーナーに相談してみた。「積極的にやってくれ。必要なことはなんでも」と答えてもらった。

イーグルスGM 8:00PM:プレシーズンはあったが、試合のことは考えていなかった。その日、リックに電話した時に、「プレミアムを払ってもらう」と言っておいた。ドラフト1巡プラスアルファ。彼らが考慮するとは思わなかった。私も真剣には考えていなかった。

金曜日

イーグルスGM 8:00 AM:条件は変わっていないと、リックに伝えた。私たちを決断させてみろよと。

ロースターの決断もあったし、ヘッドコーチの父親が重態という状況もあったので、リックにはドラフト1巡と、もう一つ、高い巡での指名権、それがなければ話しても無駄だと伝えた。

※その日の午後遅く、バイキングスは2017年1巡指名権をオファー。

バイキングスGM:開幕8日前に先発QBの放出を願い出ているんだ。大変なことだとは知っている。私は、チームが勝つために最善のことをするんだ。それが仕事なんだ。

うちはいいチームだ。若いチームだ。指名権は一つなくすが、来年は8つ指名権を持っている。

テディの回復にどのくらいかかるのか、誰も分からない。他のチームとの交渉がもうひとつあったが、私たちはサムを大いに気に入っていた。

イーグルスGM 7:00 PM :ひとつは決まったが、私たちは2018年の4巡よりもっと高い条件がほしかった。出したくない先発QBを放出するんだ。だから、その夜に交渉をつめる必要があった。

バイキングスGM:この時点で、私たちは撃たれてフラフラみたいな状態だった。おおよそは決まって、朝に改めて詳細をつめることになった。

※バイキングスの2016年プレイオフでの成績次第で、2018年の4巡指名権は2巡にもなりえるという条件を加える。

土曜日

イーグルスGM 8:00 AM :オーナーにサインをもらう。いつも私たちをサポートしてくれて感謝している。開幕の1週間前に大幅にチームを変えることになったのに。

ヘッドコーチに電話して、コーチがサムに伝え、私はリックに電話した。私たちは今日、2つのチームを変えたんだ。たくさんの人の人生を変えた、と思った。

バイキングGM 4:00 PM :サムがチーム施設に来た。とても嬉しそうだった。私が「おめでとう」と言って、彼は「さあ、仕事にかからなくちゃ」と言った。そしてすぐ、クォーターバックコーチのところへ行った。

日曜日

バイキングスGM 1:30 PM :私たちは、昨日よりも、今日いいチームになった。精神的に、私は疲れ果てている。このトレードだけじゃなくて、53人ロースターの決断もあったし、候補になる選手のビデオを午前2時まで見ていた。練習生のリストを上げる必要もあった。

サムについては、去年後半をどのようにプレイしたかは知っている。体に問題はない。ランニングゲームがこれほどいいチームでプレイするのは初めてのはずだ。

最終的には、こういうことだ。「お前は、チームのために最善を尽くしたのか?」私たちはそれをしたと思う。私たちのチームができる、最良の状態にしたと思う。あとはどうなるか見るだけだ。

イーグルスGM 3:15 PM :バイキングスにとっても、うちのチームにとってもいい結果になればいいと思う。このシーズンのために作り上げようとしたものとは、だいぶ違うチームになった。ドラフト巡も得たし、キャップスペースも空いた。もっとよいチームにするために選手を加えることもできる。選手たちはクォーターバックを助けると思うよ。

カーソン(ウェンツ)がプレイするなら、経験をつむことがよい先生になってくれる。すぐにいいプレイをする選手もいる。ジョー・フラッコとか、ベン・ロスリスバーガーとか。しかし、ペイトン・マニング、トロイ・エイクマン、ジョン・エルウェイは苦労した。イーライはルーキーで2勝7敗だった。みんな同じじゃない。プレイしながら学んでいくんだ。

だけど、どんなふうになるかは分からないけど、この2、3日のことは、後になってもずっと忘れないと思うよ。

* * * * *

と、はしょったところもありますが、だいたいこんなかんじです。選手も、まー大変だけど、GMも大変そう。胃が痛くなるっすよね・・・。

この2人のGMは、土曜日の朝6時半に電話でトレードをつめていました。前夜2時まで寝付かれなかったり、寝れないので朝4時に起きて犬を散歩に連れてったとか、そんな話もしたようです。

9時から5時までの仕事じゃないんですね。夜中までビデオとか見るんだなって、改めて思いました。

GMも大変だけど、この記事を書いてるピーター・キングさんって人も、こんな話を聞けるほどNFL関係者から信頼を得ているということで、それもすごいなあと思います。

だって、みんなむっちゃ忙しいのに、こんな詳細を記者に語る時間をわざわざとってくれるなんてさ。

みんな真剣に仕事してる・・・。

後日、イーグルスはカーソン・ウェンツさん先発で行くという発表がありました。

両チームとも、どうなるんでしょうね?楽しみですね!

そんなこんなで、今週はいよいよ、NFLが開幕です。

イエーイ!嬉しすぎるぞー!

2月までずっと試合がある!!日曜なんて3試合見れるー!!

しっぽを振って庭を駆け回りたい~。

2016/09/04

絶対に戻ってくる: テディ・ブリッジウォーターの熱いメッセージ

これは、試練の一つなんだ。

僕は必ず戻ってくる。

素晴らしいDNAを受け継いでいるんだ。

母さんだって、乳がんと戦って勝ったんだ。

同じようにエネルギッシュに、激しく、リハビリテーションに臨む。チームと共に。

僕の信念は固く、揺らぎはしない。未来を見つめる目に曇りはない。

僕の目的は、否定なぞされない。



――というようなメッセージを、テディ・ブリッジウォーターさんが伝えてくれました。

今シーズン絶望となる大怪我を膝に負った二日後です。


テディさんが手書きで書いたものをチームに渡して、バイキングスがウェブサイトで公表したわけなんですが。

最初の部分はオーナーやチーム、ファンへの感謝を述べて、試合には出られないけどチームをサポートするっていう、まあ普通のことが書いてあるんですが、後半がね、グッとくるっすよ・・・。

My faith is strong, my faith is unwavering and my vision is clear. My purpose will not be denied.

ってところが。

ああ、クリスチャンなんだなあ・・・信じる力を持った人は、こんなに強いんだな・・・my vision is clear なんて、なかなか言えないよ・・・テディ・・・これで23歳・・・うううう。

テディ、病院で泣いてるんじゃないかなぁなんて、こっちの都合で勝手に余計な心配してましたが、チームメートが面会に行ったときは笑顔で冗談も言っていたなんて報道もあったし、こんなメッセージを聞いて、かえってファンのほうが励まされました。

そりゃあもちろん、本人だって選手生命がどうなるか、本気で心配でしょうよ。

けど、このまっすぐ前を見る強さ。

テディさん、待ってるよ。

帰ってきてくれ・・・。


――というようなことを書いているうちに、バイキングスはトレードでQBサム・ブラッドフォードさんをイーグルスから連れてきました。

サム・ブラッドフォード!

来年のドラフト1巡+2018年のドラフト4巡と引き換えに。

テディ・ブリッジウォーターさんのケガは、かなりひどいのかも。2017年には間に合わないくらいに・・・という心配も頭をよぎります。

でも、新しいスタジアム作ったばっかりで、負けるわけにはいかないし、スーパーボウルを狙えるチームだというフロントの自負もあるだろうし、うーん、今シーズンはいったいどうなるんでしょうか?

ブリッジウォーターさんの回復を祈りつつ、オデル・ベッカム Jr さんのメッセージを貼っておきます。



兄弟、お前のことを祈ってるよ。お前が行こうとしてるところ、そこに行くのを誰も止められやしない。お前もオレもそれを知ってる。道のとおりに行くんだ。これはただのデコボコなんだよ・・・。テディ愛してるぜ。