2016/10/18

リチャード・シャーマンが激怒しマット・ライアンがタフだったファルコンズ@シーホークス

さて第6週のアトランタ・ファルコンズ対シアトル・シーホークス戦。

私は、はっきり言ってファルコンズのQBマット・ライアンさんをなめてましたよ。

そりゃあ、ファルコンズをここまで4連勝に導いている、パンサーズ戦では503ヤード(!)投げた、ってことは知ってました。けど、白くて(白人だからね)ひょろっとして、ちょっと線が細いよね、大事なところで頼りになるのかな、この人・・なんて、よく知りもしないのに見くびっておりました。

しかしライアンさんはタフだった!

容赦なく何度もヒットされてた。ガツンと地面に打ち倒されてた。それでもひるまない。第1、2クォーターではシーホークスのディフェンスに圧倒されて手も足も出なかった。けど、そこでへし折れたりしない。戦略を修正して、後半に猛然と反撃してきたファルコンズオフェンス。

すんごー!!立て続けに3つのタッチダウンで逆転!

ひょえぇぇぇぇと息を呑みました。レシーバーのフリオ・ジョーンズさんも、でかくて力強い。こ、この人をカバーできるの?か、勝てんのかな、この試合・・・?と、冷や汗がタラリ・・・。

第3クォーターでは、ファルコンズにタッチダウンを許した後、爆発して怒りまくっているシーホークスのコーナーバック、リチャード・シャーマンさんが映し出されました。チームメートに鼻がぶつかる距離で怒鳴ってる。ディフェンシブコーディネーターにもつっかかってた。

フリオ・ジョーンズさんに、ほとんどワン・オン・ワンでついていたシャーマンさんです。試合後の記者会見では、どうカバーするかコミュニケーションにミスがあったと語っていました。怪我で欠場のチャンセラーさんの代わりに出場した新人さんとよく連携がとれてなかったのかもしれない。

しかし、ひとつのミスプレイでこんなに熱くなるシャーマンさんな、私は好きだよ。


えんえんと続くシャーマンさんの怒り。それを、「いいよ、シャーマン!落ち着け!オレたちがいる!オレたちが後ろにいるぜ!安心しろ!!」みたいにしてジャンプして励ますチームメイトたち。

ここがね、自分的にはこの試合のハイライトでした。


いいチームじゃないか!

NFLの選手ってみんなエゴ強そう。気の荒いやつらが集まってるんだから、意見の食い違いとか衝突とか、しょっちゅうあると思うんだよ。そういういろいろをひっくるめながら、それでもチームメイトの後押しをして、チームで勝とう!という姿勢を貫き通すって、素晴らしいじゃないの。

それでまあ、試合はシーホークスが勝ったんですけどね。でも、いろいろあったんですよ。

シーホークスのキッカー、ハウシュカさんがフィールドゴールをミスした!スナップが悪くて、ボールをよく支えられなかったから。(スナッパーの悲痛な顔が映ってた・・)そのあと、タッチダウン後のエクストラポイントもブロックされた!そして最後の決勝点で、やっとフィールドゴール成功~。ふぅ~。ハウシュカさんも、スナッパーも、ボールを支える選手も、いろいろとたいへんだったよね・・・(汗)。

そして最後は、残り2分を切って、26対24と2点差を追うファルコンズの攻撃。4th and 10での、このフリオ・ジョーンズさんへのロングパス!!


パスインターフェアランス?しかし、審判のコールはなく、シーホークスの攻撃に移りました。

このプレイの後に、ファルコンズのヘッドコーチ、ダン・クインさん(元シーホークスのディフェンシブコーディネーター)がサイドラインを駆けて審判に猛然と抗議してたんですが、そのシーンも熱くてよかった。コーチぃ!!

というような試合でした。

両チームともプレイオフでもう一度戦ってほしい~。今度はどうなるか見てみたい~。

では最後に、フリオ・ジョーンズさんとシャーマンさんのハイライト!


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