2016/11/30

まァとにかく相手の勢いに完敗だったシーホークス@バッカニアーズ戦

もう12週!もう12月!えぇ~レギュラーシーズン終っちゃうよ~うぉ~!と多少焦ったりもする今日この頃。第12週のシアトル・シーホークス対タンパベイ・バッカニアーズ戦は14対5でバッカニアーズが勝ちました。

ほんと、NFLって何が起こるか分かりません。シーホークスはここ2、3週好調だったから、まあ普通に勝つかな☺なんて思ってたけど、オフェンスの得点はわずかに3点。(ディフェンス陣がセーフティで2点)

バッカニアーズが最初から勢いあった!ガツンガツンと激しく当たってきた!最初に続けざまにタッチダウンを決められて、オフェンスは何もさせてもらえず、あれれ😓こんなはずじゃ・・と思ってる間に試合終了。

11回のポゼッションで得点はフィールドゴールの3点のみ。

3rdダウンがコンバートできたのは11回中1回のみ。

QBのドロップバックへのプレッシャー60パーセント、サック6回、ヒット11回。

インターセプト2回。

バッカニアーズのディフェンスがすごかったです。ディフェンシブコーディネーターさんの勝利。選手の気迫もすごかった。QBへのパスラッシュも激しく、セカンダリーも執拗にレシーバーをカバーしていて、シーホークスのオフェンス陣は手を塞がれていました。

残り5分くらい、9点リードされていても「まだ勝てるかも。こんな試合前にもあったし」という希望はあった。このパスが通ればいける!という場面もあったけど、そのほんの少しの差でパス通らなかったのは、やはり相手のディフェンスが強かったから。脱帽。

ということで、負けたら負けたでしょうがない。バッカニアーズさん、お見事でした!

試合後の会見では、みんなけっこうサバサバしてた様子。

「こういう試合は必要なんだ。頭を垂れて降参してオワリってわけじゃない。これが糧になる」

と言っていたのはWRタイラー・ロケットさんだし、QBラッセル・ウィルソンさんは、

「時にはチャレンジを受け入れないと。試練に立ち向かって、その向こうにあるものを見たいって思わないとね。ボクたちはそれができると思うよ」

とのことです。

もうレギュラーシーズンは、あと5試合。プレイオフをかけて負けられない試合ばっかりだから、どのチームも気合入れてくるでしょう。わくわくする~。すんごい楽しみ~。来週もがんばれ~。

♦ 今週のオマケ ♦

西海岸から東海岸へと長時間飛行機に乗ることも多いシーホークスのみなさんが、フライト中に何をやっているかという記事があったので、それをちょっと紹介しときます。


窓側に2席、中央に4席のチャーター機で飛ぶんですが、選手は隣に座らず、だいたい一人で2席使うようにばらけて乗るそうです。コーチ陣はファーストクラスに。

まあ、みんなフツーに眠ったり、少し歩いて体をほぐしたり、映画を見たりするようなんですが、リチャード・シャーマンさんは

「ダグ(・ボールドウィン)が寝てたらチョッカイ出しに行く」

って言ってたwラッセル・ウィルソンさんは故障中の足の療法も兼ねて、十分動くようにしているし、よく勉強をしているそうです。「相手がこう来たら、こうする」みたいなことや、ゲームプランを勉強しているとのこと。さすが~。

ピート・キャロルコーチはずーっと仕事。見なきゃいけない試合のビデオが山のようにあるそうです。映画をちょっとつけることはあるけど、すぐやめるって。コーチ、忙しそう・・。

誰か迷惑なヤツはいないのかというと、RBトーマス・ロールズさんとRBクリスティン・マイケルさん(パッカーズへ移籍)がラップしあってるのがやかましいってww

マイケル・ベネットさんも、搭乗して45分間は大声で冗談を言いまくっているという話です。

へぇ~。

2016/11/22

ダグ・ボールドウィンが中指をラッセル・ウィルソンTDキャッチを披露したイーグルス@シーホークス戦

第11週のイーグルス対シーホークス戦は、26対15でシーホークスの勝ち。

シーホークスが多彩な攻撃を見せたのに対して、イーグルスはレシーバーが封じられていました。落球もけっこうあった。シーホークスの守備陣が、すごいプレッシャーをかけていたからでしょう。

第3クォーターで、シーホークスのQBラッセル・ウィルソンさんがパスをキャッチしてタッチダウン!という場面があったんですが、その時点で、QBウィルソンさんのレシービングヤードが、イーグルスのレシーバー陣が稼いだヤード(15)と同じだったという・・・そんな記録もあります。

そのトリックプレイ。

QBラッセル・ウィルソンがWRダグ・ボールドウィンにボールを渡し、ボールドウィンからウィルソンへのパスでタッチダウン!

意表をついたプレイに会場が沸きました。私はテレビの前で、ぎぇ~ひょろひょろパス~(汗)と青ざめましたが、無事にタッチダウンとなってよかったです。

さて、実はこのプレイ、プレイコールを聞いた後に「ボールドウィンさんがオフェンシブコーディネーターのベベルさん他コーチ陣に向かって中指を突き立てていた」と話題になっていました。


ははははは!

「くそったれが。レッドゾーンにいるっつーの。オレが投げんのかよ?オレに向けて投げろっつーの」

と試合後にボールドウィンさんが笑いながら言っていました。

「オレがタッチダウンしたいの。それを知ってんのにさ。コーチがオレに中指立ててるようなもんだよ、あのコールは」

無事タッチダウンを決めてサイドラインに戻ってきたボールドウィンさんに、ベベルさんがどうしたかというと・・・

「オレんとこ見て笑ってた。何も言うことねーだろ。完璧なプレイだったもの、だろ?」

ということですww

この2週間ほど練習していたプレイなんだって。

トリックプレイのコールがあっても、スナップ前の守備陣の位置によってプレイの変更はするんですが、この時はできそうだったので行使したと、ウィルソンさんが語っていました。実はこの4、5年くらいの間に何度か試みようとしたプレイでしたが、ディフェンスの布陣ができる様子じゃなかったとのこと。

トリックプレイって、ときどきやってくれると見てる方は楽しい~。過去にQBやってた選手がパスを投げたのは見たことあるけど(エデルマンさんとか)、ボールドウィンさんはどうなんかな?なさそうな雰囲気。

「ま、あいつらはオレの腕を疑ってたろ。パスなんかできないと思ってたかもしれないけど、ちゃんとできるとこを見せて、オレもうれしいよ、ウン」

と冗談まじりのボールドウィンさんです。パスが決まって、横転をしてみせてましたよ~。


体操は、あんまり経験ないみたいですね、うんw

この試合では、他に、ウィルソンさんがスクランブルた後にジミー・グラハムさんを見つけてTDというところもよかったし、C.J.プロサイスさんがいきなり72ヤード駆け抜けてTDってとこも盛り上がりました。カム・チャンセラーさんがどっかから現れてヒョッとインターセプトしたのもカッコよかった。

しかし、この試合では故障者が続出。プロサイスさんは肩の骨にヒビが入り、しばらく離脱を余儀なくされました。プレイオフまでに戻ってこれるんでしょうか。先週のペイトリオッツ戦といい、この試合といい、活躍していただけに悔しいところ。

ディフェンスのアール・トーマスさん、デショーン・シードさんもハムストリングの故障でしばらく欠場です。2週間はかかるみたい。痛手だけど、しょうがない。この時期、どのチームも故障者続出で本当に大変。イーグルスも主力選手が退場していました。

今健康な選手だって、来週はどうなるか分かりません。

今週は、カロライナ・パンサーズのラインバッカー、キークリー選手が脳震盪で途中退場したのが恐ろしかった。カートに載せられて運ばれて行ったんだけど、しゃくりあげて泣いてた。脳震盪、怖いよ。自分がどうなるか分からないんだよ。もうフットボールはできないのかも?という思いが頭をよぎったはず。キークリーさんよ・・・。ベンチではいつも声かけて、チームのリーダーとなってる人なんですよ。

ロッカーでは、同じ試合でやはり脳震盪で退場したセインツのイングラムさんのことを懸念していたそうです。うう、キークリー、あんた・・・。

おっと、話がそれましたが、そんなかんじでもう12週目に突入です。早いなぁー。選手の皆さんも疲労がたまり、すでにボロボロ状態の人もいるでしょう。なんとか怪我を回避して後半戦を戦ってほしい。

(無理なことか・・・)

[UPDATE]

ダグ・ボールドウィンさんは、コーチに中指を立てた罪で120万円(強)の罰金を課されました。

え~うっせぇ~NFLよ~ほっとけよ~。べつにファンとか相手チームとかに悪意があってしたわけじゃないし、ベベルさんだって笑い飛ばしてるじゃないか。試合を見ている子どもに悪い影響を与えるとか何とか言うんだろうけど、ほとんどの人が気づかないようなマイナーなしぐさだし、みんながいったいどんな世界に住んでると思ってんだよ~。

あ~うるさすぎるお上はホント嫌い。

2016/11/20

トニー・ロモが先発QBを自ら退く声明に一晩だけグスンとした件

プレシ-ズンの試合で背骨を傷め、ずっと欠場を余儀なくされていたダラス・カウボーイズのクォーターバック、トニー・ロモさん。怪我はもう治りましたが、「チームの先発QBはダク・プレスコットがふさわしい。自分はバックアップとしてチームに貢献する」という声明を、今週発表しました。

みなさん見ましたか?


「オレは暗いところにいた。なんでこんなことになってしまったんだ、と思った」

「戦って、試合に勝った時の純粋な高揚感。それをまだ忘れちゃいない。熱情は、まだ燃えたままなんだ」

「今、このチームには魔法のようなことが起きている。そこに不協和音をもたらすことはできない」

なんて、自分の心をありのままに語っていました。

リーグ1位のオフェンスライン、RBにはエリオット、WRブライアントと戦力充実した矢先の、痛恨の怪我。8連勝をもたらした新人QBプレスコットの活躍をサイドラインで眺めるしかなかったつらさ。

チームのため自分は潔く身を引くという真摯な姿勢に、たくさんの人が感銘を受けたことでしょう。私もグスンとしました。ああロモさん、なんて見上げた人なんだ、と枕をぬらして・・・。

しかし、朝になって、朝日をいっぱい体に浴びれば、そんな感傷的な気持ちはスカッとどこかに行ってしまいましたよ。

ロモさんもそうだと思う!もう全部言っちゃったからふっきれたと思う!

あとは自分ができることをやるだけ!

だって、これって普通のことじゃないですか。歴代のQBだって、代々こういうことがあったはず。怪我をして欠場している間に新人にポジションを奪われるって、たまたまロモさんがカウボーイズのQBだから脚光が当たったけど、そんな選手は、QB以外に山ほどいる。みんな同じ経験をして、会見の機会もなく、お払い箱にされたんだ。

新人の手助けをするのも立派だと思うし(ハッセルベックさんだってラックのバックアップやってたぞ)、また試合に出たかったら、練習で奮起して先発QBよりできるところを見せたらいい。

引退するわけじゃない。トレードを希望したっていいじゃないか。

それに、カウボーイズだって今は勝ってるけど、これからどうなるかは分からない。毎週波乱が起きるNFLだもの。5連勝してたバイキングスは4連敗してる。パッカーズだってパンサーズだって、今の成績を誰が予想していたか。

カウボーイズが連敗して、プレスコットさんに疑問符がつくかもしれない。

そうしたら出番がくるやんか!

そこでロモさんが活躍したら、今以上の大きなニュースになるさね!

ロモさんを見たいと思っているファンもいるよ。他のチームに行って、そこを活性化する力となるのもいいじゃないの~。ロモさん見せてくれ~。

プレスコットよりできるんだってところを見せておくれよ~。

ということで、カウボーイズの先発QBの件はひとまず落ち着いたんですが、そのあとに、オーナーのジェリー・ジョーンズさんがこんな発言を。


「トニーは、スーパーボウルを目指してあと5年は出来ると思う。スーパーボウルを勝ち取れるQBだ。強く信じている。」

だって。なんでこんなワケの分かんないことをほざくんだろうこの人。せっかくチームがダク・プレスコットでいくって決断したのに。ロモさんをかわいがるのはいいけど、好き勝手にでまかせ言って、目立ちたいだけかよ~。

そして、第2QBとなったロモさんの、先発チームと練習するスナップ数が、ちょっと前に第2QBだったマーク・サンチェスさんより多いですねぇと記者に言われて

「トニー・ロモとマーク・サンチェスじゃ大違いだろう、諸君。ぶっちゃけた話」

だって!きーーーー!サンチェスさんだってあんたが契約した選手じゃないか。人をばかにするのもいいかげんにしろーーーーこんなジジイのとこで働きたくねえーーーーー!

ロモさんは応援するけどダラス・カウボーイズなんかどーでもいいーーーー!

2016/11/18

トレバー・シーミアン発掘話

さて、スーパーボウルチャンピオン、デンバー・ブロンコスの先発クォーターバックとして登場した新星、トレバー・シーミアンさん。みなさんはどんなふうに見ていますか?

私は全試合見ているわけじゃないけど、勝っていても負けていても、ずいぶんひょうひょうとプレイする人だなあ、冷静というか無心というか、よくわかんないけど不思議な人・・という印象です。

うわ、インターセプトされた!かと思うと次のドライブでは深いパスを放ってタッチダウン。喜ぶかと思えば一瞬のニコッで終わり。ピンチの時でも、特に焦ってるふうには見えません。

でも、現在10週を終ったところで7勝3敗という成績は、まずまずなのではないでしょうか。タッチダウン12に対してインターセプト7は多いかもしれないけど、後半戦のチームキャプテンにも選ばれたし、チームメイトの信頼も勝ち得ているようです。

大学時代は無名の存在で、2015年のドラフト7巡目、全体250位でやっとブロンコスに指名されたという経歴の持ち主ですが、そのドラフトに至る経過を、ちらりと見せてくれる記事があったので、それを紹介してみますよ~。



それは2年前、2014年の11月15日のこと。

現ブロンコスのヘッドコーチである、キュービアックさんは、当時ボルチモア・レイブンズのオフェンシブコーディネーターでした。

レイブンズがバイウィークのため、たまたま土曜の夜に時間があり、テレビで大学の試合を観戦していたそうです。母校のテキサスA&Mの試合もあったし、トップチームの争いもあったのに、なぜかひきつけられたのが、シーミアンさんがQBを務めるノースウエスタン大学の試合。

残り5分、ノースウエスタン大は40対29で負けているところ。土壇場で深いパスを決め、QBが自ら持ち込んでタッチダウン。フィールドゴールで追いつき、延長戦に持ち込んで結局43対40で勝ったノースウエスタン大QBの冷静さが、深く印象に残りました。

しかし、次の試合で、シーミアンさんはACL(膝の靭帯)を負傷。ぱっとしない成績のまま、大学でのフットボール生活を終了することになりました。

膝の手術は成功でしたが、NFLは無理かと思い、不動産会社でインターンを経験します。その会社の重役が大学のOBで、大学時代は(シーミアンさんよりもいい成績を残した)QBだった人。「少しでもチャンスがあるなら挑戦してみろ」と励まされました。

2015年のドラフト候補生がコンバインの準備をする頃、シーミアンさんはやっと膝のリハビリを始めたばかり。ブロンコスのヘッドコーチに就任したキュービアックさんのところにはQB候補生の長いリストが届きましたが、シーミアンさんの名前はありません。「その他」のファイルに入っていたシーミアンさんを、キュービアックさんは「強肩だし、頭もいい。ちょっと調べておいてくれないかな」と部下に託すことに。

大学のプロディには間に合わず、足も治りきってはいませんでしが、ドラフト前に自分の練習を見てもらう機会を持ったシーミアンさん。ブロンコスからはQBコーチのナップさんが参加しました。視察スタッフを派遣したチームは他にもいましたが、コーチはナップさんだけ。

ナップさんは、前夜シーミアンさんと食事を共にして、クォーターバックルームにフィットするか?NFLのコーチについてこれるのか?ペイトン・マニングについてこれるのか?を測ったそうです。

片足だけでしか投球できなかったシーミアンさんでしたが、ナップさんは、その強肩とスムーズな投げ方に感心し、最終的には、250位でブロンコスがドラフト指名することに。

ブロンコス以外でシーミアンさんに興味を持ったチームは、わずかにクリーブランド・ブラウンズだけだった・・・という話です。

いや、なんか世の中ってわかりませんね。

その夜、キュービアックさんがたまたまテレビを見ていなかったら?

レイブンズがバイウィークじゃなかったら?

シーミアンさんが、「足は全治してないけど、とりあえずプロに僕のプレイを見てもらおう」と思わなかったら?

2015年のドラフトって、QBジェイミス・ウィンストンさんとQBマーカス・マリオタさんがトップで指名された年。無名であったおかげで、回りまわってブロンコスに指名されたのは、まれにある幸運と言っていいのかもしれない。

1年間QBマニングさんを間近で見て学べたのも幸運なら、先発QBになるはずのオスワイラーさんが電撃移籍をして先発QBの座が空いたのも、何かのめぐり合わせ。

ブロンコスとしてはトレードで連れてきたベテランQBサンチェスさんか、2016年ドラフト1巡指名リンチさんに期待していたと思うけど、プレシーズンが終ってみれば、先発QBを勝ち取っていたトレバー・シーミアンさん。

不思議、不思議~。この人、記者会見ではつまんないことばっか言ってて、それも不思議~ww

お父さんは整形外科医なんですが、息子が「(先発QBの)仕事もらったよ」って電話してきたら、「今(手術前で)忙しいからまたあとでな」って返したってww

親子鷹みたいな人たち、NFLにもいっぱいいるけど、その一方で、こんなあっさりな関係も私は好きですよww子どもはほっといたほうがいいよな、うんw

なんか写真ないかな~とインスタをのぞいてみれば、チームメイトのこんな写真をアップしている彼。

A photo posted by Trevor Siemian (@tsiemian13) on

遠征前の記念写真ですかね。しかしなんなの、この中央でデカい態度をとっているルーキー、パクストン・リンチはww

「あ、先輩、オレ、いいっすよ端っこで」ってことはないんだなwアメリカ人だからな!wwおまけにマフィアの子分みたいな服着やがってww

先発QBシーミアンさんはといえば、こう。

A photo posted by Trevor Siemian (@tsiemian13) on


いやー、(ダッサ・・・うそ)この素朴さに、目がくらみます。ああ、まぶしい。いい青年じゃないの、ねぇ。

ぜったい不思議ちゃんだよ、この人・・・と思いながらも、後半戦のブロンコスを応援しまっせ~。

2016/11/15

スーパーサンデーボウル!!シーホークス@ペイトリオッツ戦

す、すごかった・・・!!

第10週のサンデーナイト、シアトル・シーホークス対ニューイングランド・ペイトリオッツ戦は、2年前のスーパーボウル以来初めての、両者顔合わせとなりました。

攻守ともにやや不安材料を抱えたシーホークス。マンデーナイトの試合から中5日で東海岸への大移動。かたやペイトリオッツはバイウィーク明けのホームゲーム。QBブレイディの復帰後、怒涛の勢いで4連勝中。

大方の予想はペイトリオッツが有利ということでしたが、なんの、蓋を開けてみれば両雄が四つに組んだ大一番、どちらも引かぬ名勝負となりました。結果は31対24でシーホークスが勝ちましたが、点差だけでは表せないくらいの濃い試合内容。

見逃した人は、ハイライトじゃなくて、ぜひ全試合を、どっかで探して見てほしい。

この試合をライブで見れた人は、超ラッキー。私はその幸せを噛み締めています。ほんとにな、こんな試合見せてもらって、うう、うれしいよ・・・。

試合終了後、駆け寄って抱擁を交わすシーホークスのヘッドコーチ、ピート・キャロルさんとペイトリオッツのヘッドコーチ、ビル・ベリチックさんを見ましたか?

がっちりと組んで、お互いの健闘を称えていました。なんて言ってるか聞こえなかったけど。カメラがすぐ離れたけど。でも、いつもの、試合後のあいさつよりも、ずっと長く言葉を交わしていたような気がしました。

NFLのトップチームを育成しそれを統率している2人の名コーチ。しゃべる機会なんて試合後の数秒しかないでしょう。だけど相手に対する敬意、同士感みたいな、この2人だけにしか分からない絆みたいなものを感じました。

それは選手同士も、そう。シーホークスのリチャード・シャーマンさんがインタビューを受けてたら、後ろのほうでペイトリオッツの選手が「おう、シャーマンまたな」みたいに声を掛け、シャーマンさんがアナウンサー置き去りにしてちょっと話をしてた様子とか、ユニホームを交換し合ってた選手とか、そんなの見てると、一緒に戦った選手同士にしか分からない連帯感みたいなものが、ひしひしと伝わってきます。

いろいろと見所はあったんですが、やはり象徴的だったのは、最後のプレイです。

スーパーボウルではゴール前でシーホークスがインターセプトをくらって負けたわけですが、今回はペイトリオッツのゴール前。

第4クォーター残り43秒。7点差を追うペイトリオッツは、ゴール前2ヤードから1st and Goal。

これ守るの?守りきれるの?不可能に近いけど信じるしかない・・(震え声)

そして、残り11秒でゴール前1ヤード、4th and Goalで迎えた最後のプレイ。

トム・ブレイディの手を離れたボールは弧を描いて左のグロンコスキーへ。1対1でカバーするはカム・チャンセラー。2人とも辛抱して手を出さず、ぎりぎりまで待ってコンタクト後、うしろに倒れ、パスはインコンプリート。

え、なにこのドラマのような幕切れ・・・。

誰かか脚本を書いたような終わり方ではないですか。攻撃のグロンコ対守備のチャンセラー。

「シーホークス、スーパーボウルの雪辱を果たす」みたいな。「ピート・キャロル、17年前に自分をクビにしたロバート・クラフト(ペイトリオッツのオーナー)にリベンジ」みたいな。

でもそんな陳腐なタイトルよりも、もっともっと大きな試合でした。

試合後には、チャンセラーさんが、最後のプレイとまさに同じプレイを練習でリハーサルしていたと語っていました。

すごい・・・。研究しつくしている・・・。どんだけ相手のビデオを見るんだろう。コーチとかスタッフが、ペイトリオッツのビデオを何試合分も見て、対策を練って、試合に備えて万全を期す、その努力たるや。

ねえ。もう両チームには尊敬の念しかありません。

でもシーホークスが勝ったから喜びひとしお。イェーイ、やったーっ!!!まさにこの写真のような気分。

A photo posted by Kameron Chancellor (@bambamkam) on


あっ、ところで!

シーホークスとペイトリオッツが対戦するのは、これ以後、2020年までないんだそうですよ!ええーっ?!2020年には、トム・ブレイディさんは43歳。

スーパーボウルで会わなかったら、ってことなんですが。

そんな・・・。これが最後ってことは、ないよ・・・ね・・・?

他に印象的だったことは、

1.全速力で走るレシーバーの手元にストンと落ちる、ラッセル・ウィルソンさんの見事なパス。詩的というか、美しい・・。ため息・・。

2.シーホークスのルーキーRBプロサイスさんが嬉しい活躍を見せていましたが、あれはプロサイスさんがすごいの?シーホークスOラインが上達した?それともペイトリオッツの前7人がひどい出来だった?3つの組み合わせ?

3.守備陣のリーダーとなって要所をしめたカム・チャンセラーさん。エデルマンさんが持ってたボールをかき出してファンブルにしたのも。

4.トム・ブレイディらしからぬインターセプト。あれ、まだ1stダウンだったのに。???

5.3rd and 25をコンバートしたジュリアン・エデルマンさんのガッツあるプレイ。小さいのにいつも闘志あふれるプレイを見せてくれるので、好きな選手です。タックルされ、スピンしてそれをかわす場面もすごかった。

6.アール・トーマスさんの、グロンコスキーさんへのヒット。「オレのキャリア中でも強烈なヒットだった。クリーンヒットだよ」とグロンコスキーさんが後で言ってました。ヒットの直後、呆然としてて、みんな心配したんじゃないでしょうか。頭は打ってなかったけど、脳震盪みたいな様子だった。

翌日、肺に穴が開いたようだと報道されましたが、後になって訂正されました。胸の故障という発表です。1週間は試合に出られない模様。


🏈 おまけ 🏈

サンデーナイトフットボールの放映中に使われたトム・ブレイディさんの写真が???グラフィック担当者ふざけてるのか???という状態だったので、紹介しておきます。

これとか。


これ。


これも、ねえ?


担当者クビかな?でも話題になったから昇給かも・・・。

2016/11/11

え?トム・ブレイディちと情けない?トランプとの関係をつついてみるの巻

 さて、アメリカの次期大統領選挙は、ドナルド・トランプ(呼びすて)の勝利に終りました。

ニューイングランド・ペイトリオッツのクォーターバック、トム・ブレイディさんは、トランプ支持者としても有名です。一緒にゴルフするお友達だし、ロッカーにはトランプさんの選挙キャンペーン用帽子も飾ってあります。右上の赤い帽子がそれ。


ま、それはそれでいいじゃないですか。トムさんの気持ちはトムさんのもの。

人種差別的な発言を堂々としていたトランプ(呼びすて)ですが、女性を軽視するいやらしい言動をすっぱぬかれて、「いや~あれはロッカールームの話だよ~」と言い訳するという出来事もありました。

その話題のさなか、「トム、あなたにも子どもがいるけど、ドナルド・トランプのロッカールーム話について子どもにどのように説明しますか?」という質問を受けたブレイディさん。彼の回答はというと


微笑んで、"Thank you, guys. Have a nice day" (ありがとう。今日はここで)と語り、退場。

ハブ・ア・ナイス・ディ????

なんじゃ、その媚を売ったような薄ら笑いは。質問に答えたくなかったら、答える必要はない。「政治的な質問には一切答えるつもりはない」と突き放して、にらんでやればいいじゃないか。それなのに、なんぞこの対応。記者の前から逃げるように退場って、トム・ブレイディ、カッコ悪りィ・・。

(一方で、この質問をした記者さんには拍手を送りたい。規格どおりの質問じゃなくて、誰も見たことのない、選手の一面を引き出すような質問を浴びせるなんてブラボー)

ということもありました。

選挙の前日には、ドナルド・トランプ(呼びすて)が「トム・ブレイディが今日電話をくれたよ。『ドナルド、あなたを支持する。私たちは友達だ。あなたに投票した』と言われた。素晴らしいやつだ」と宣言。


このあとトランプ(呼びすて)は、ペイトリオッツのコーチ、ビル・ベリチックさんからも支持を表明する手紙をもらったのだと語りました。

ほんとか、おい。トランプほら吹いてんじゃないの?

という声もありましたが、ベリチックさんは、選挙後の記者会見で、トランプに手紙を送ったことを認めていました。政治的というよりは、昔からの友人に敬意を表す意味で、とことわりをつけていましたが。

トム・ブレイディさんのほうは、「トムがトランプに投票した」というニュースが流れるやいなや「いや、ラジオのインタビューによるとまだ投票していないはずだ」「トムのヨメ、ジゼルがインスタグラムでトランプを支持しないって答えてた」とか様々な憶測が飛び交いました。

選挙後初めての記者会見で、この件について質問を受けたトム・ブレイディさん。

「妻と話したんだけどね、もう政治的な話はするなって言われてるんだ。家族としてのいい決断だと思うよ」

えっ?トム・ブレイディ、ヨメのせいにしとる。自分の考えはどうなん?She said I can't talk about politics anymore. だって。「僕が」とか「僕たちが」政治については語らないと決めたって言えばいいのに、「ヨメがそう言ったから」って・・・。

私はちょっとあっけにとられましたよ。

レシーバーがボールを落としたらギロリと冷酷な目で睨むような、そんなやつが、「ママが話しちゃいけないって言ったから、君と話せないんだ」的な発言をするとは。

トランプを支持するならするでいいじゃないか。アメリカの多数は支持したじゃないか。そんなヨメのせいにしてグズグズするって、なんか情けない・・。

と思ったけど、トムさんて、あれですかね、素直なんですかね。

虚勢をはったりできないのかもね。家ではジゼルの尻にしかれているんでしょうかね。いや、多分そうに違いない。ダンナもつらいのかも・・。ヨメのほうがトムさんより数倍も稼いでるしね・・・。

なんて、ふとフツーの人間ぶりを見せてくれたトム・ブレイディさんでした。

でも、あたしゃペイトリオッツの試合が始まったらテレビに向かってブーイングするよ。ブー、トム・ブレイディ、情けねーぞ、オイ!ってww

ジミー・グラハムで盛り上がるはずがリチャード・シャーマンに話題をさらわれたビルズ@シーホークス戦

NFL第9週のマンデーナイトはバッファロー・ビルズ対シアトル・シーホークス戦でした。結果は31対25でシーホークスの勝ち。

開始早々、ビルズがパントブロック!(えぇぇ?)そのあとゴール前3ヤードからビルズのQBテイラーさんが走りこんでタッチダウン!と思ったらシーホークスのQBウィルソンさんがWRボールドウィンさんへ50ヤードパス(ビュューーーーティフル!)ウィルソンさんも3ヤード走ってタッチダウン!(ラッセル、は、走ったぁぁあ!)

次の攻撃でも両チームタッチダウン。第1クォーターですでに14対14。TD合戦か?と色めき立ちましたが後半はそうでもなく、でも、ずっと緊迫した試合でした。

シーホークスのファンとしては、オフェンスに光が見えたのでそれが一番。ラッセル・ウィルソンの深いパスって、ずっと見てなかった・・・。それがこの試合ではたくさん飛んでた。足や肩・胸筋肉の故障があったので、負担がかからないプレイコールを今までは選んでいたんでしょう。健康な体に戻りつつあるというのはいいニュース。

そして、TEジミー・グラハムさんが大活躍!

ディフェンダーをハードル跳びでまたぐ。二つのタッチダウンは、どちらも片手キャッチ。だってディフェンダーに片手を捕まれてたからww

ジミーさん、去年の怪我から復帰できて本当によかったよ・・・。

と、本当はこの話で盛り上がりたい。イェーイ、ウェルカムバック、ジミーって。でも、前半終了直前のリチャード・シャーマンさんのペナルティが、試合後一番の話題になっていたので、そのことを書きます。

前半残り3秒。ビルズのキッカー、カーペンターさんが53ヤードフィールドゴールの瞬間。



>リチャード・シャーマンが飛び出す。キッカーに衝突。

>キッカー膝を抱えて倒れる。地面に突っ伏して苦痛の姿。

>トレーナーがキッカーに駆け寄る。すっくと立ち上がるキッカー(wwちょ、やけに早いリカバリーww「さっき苦悩してたのに、あっさり大丈夫ってトレーナーに言ってますね」とアナウンサー)

>シャーマンへオフサイドのコール。5ヤードペナルティで48ヤードフィールドゴールに。「ラッフィングの反則じゃないのか?」とアナウンサー。しかし、ビルズは抗議せず。審判、なおも協議中。キッカー、選手ともフィールドゴールの位置について待機。審判のコールを待つ。

>審判がオフサイドを再コール。トレーナーがフィールドに入ったのでビルズは4回目のタイムアウトをチャージされる。(フィールドでトレーナーに手当てを受けた選手は、その後1プレイ退く規定になっているので)キッカーはフィールドを出るよう宣言される。

>激怒するビルズコーチ、レックス・ライアン(ww当たり前)。「え~じゃあもう前半終わりじゃん・・・」とロッカールームに引き上げようとする選手たち。

>「前半まだ終ってませぇぇん!!!」と審判が大声でアナウンス。「まだ3秒残ってまぁぁす!」

wwここでもう、なにこれwwこのカオスww

えぇ?キッカー蹴れないの?じゃあ誰が蹴る?とパニックの中、ライアンさんが「そうじゃ、誰かが1回スパイクすればいいんじゃあ!」と名案を思いつき、ビルズはボールをスパイク。

>スパイク直後からプレイクロックは動いたまま。時間が刻一刻と減っているのに、選手はのんびりフィールドゴールの準備を・・・あれあれ?と思う間にプレイクロックが0に。

>48フィートフィールドゴールは成功するが、ディレイオブザゲームの反則。(プレイクロック5秒の時点で、審判がまだボールの上にいたにもかかわらず)

>ボールを5ヤード戻して、改めて54ヤードフィールドゴール。失敗。

前半残り3秒からのこの混乱。短時間にいろいろありすぎてワケ分かんなかったけど、まあフィールドゴールミスったからオッケー(シーホークスファン)。しかしビルズファンにしてみれば、「シャーマンぶつかった!うちのキッカーに!!退場させろ!」でしょうね。

選手も混乱してたし、審判も混乱してた。時間はないし、予測できないことが立て続けに起こって、みんな平常心を欠いていたのではないでしょうか。試合が終って、改めて振り返ってみれば

1.シャーマンさんはUnnecessary Roughness の反則 

2.スパイクしたボールとキックするボールが代わった時点で、審判がプレイクロックを戻すべきだった

ということのようです。

「わざとキッカーにぶつかるダーティなプレイだ」と言ってた人もいたけど、私は全然そう思いませんでした。そんなことするかよ!

いろいろ目立つけど、はっきり自分の考えを的確に述べることの出来る、まっとうな人だよ。そんなコスからい真似をするような人間じゃねーよ!(断固)

外野があんまりうるさいので、シャーマンさんはこんな写真を投稿していました。オレはボールをブロックしに行ったんだよ、と。


試合終了間際にも、こんなプレイがあったんですけどね。シャーマンの反則!なんで審判見過ごすんだ、おい?!って言ってる人もいたけど。


でも、これは反則じゃないんだって。QBがポケットを離れたら、レシーバーに対するイリーガルコンタクトは無効になるんだそうです。シャーマンさんはルールブックをよく読んでいるプロですよ。(まあ、そんなにドツかなくてもという気はするけどww)

さて、試合の翌日には、キッカーのヨメさんが「動物みたいなヤツはこうしたら?」と家畜を去勢する器具の写真をツイッターにアップして、激しく非難を受けていました。そのツイートは削除され、謝罪(っていうか言い訳?謝ってないから)が投稿されたんですが。

自分の夫を擁護する気持ちは分かるけど、ちょっと軽率すぎでしたね。だってアメリカの歴史=黒人を奴隷として動物のように扱ってきた過去を踏まえての配慮が微塵もない。

シャーマンさんって、コンプトンの出身だよ。だけど高校でも優秀でスタンフォード卒業してんだよ。大学院まで行ってんだよ。一流のスポーツ選手だよ。地域のためにチャリティーもいろいろしてるんだよ。それを動物と一緒にするって・・・。

ましてや人種差別を堂々と公言するドナルド・トランプが大統領に当選するというこのタイミングで・・・。

ということもあり、まあ、いろいろ話題になってました。

試合のことに話を戻すと、後半でシャーマンさんがインターセプトしたあと、レックス・ライアンさんにガンつけてるシーンもよかったですww


なにこれwwwまぁまぁってなだめ役の審判も忙しいなww


試合について他に言っておきたいことは、

1.シーホークスのランニングバック陣のラッシュヤードが、2人合わせて10ヤード(!)って・・・。が、頑張ってほしいぞ・・・おぅ。

2.ディフェンスが3rdダウンのコンバートを結構許しているので、そこ、よろしくお願いしたいです。

3.オフェンシブタックルでファントさんというルーキーが出場しているんですが、この人は高校でフットボールの経験なし、大学ではバスケの選手で、最後の1年だけフットボール部に所属、補欠のタイトエンドだったという経歴。こんな人よく見つけてくるな!ファウルをしてたけど、ドンマイだ。がんばれ新人。

というところです。

次はペイトリオッツ戦。うっ、武者震い・・・。

2016/11/05

カブズ優勝!パレード!ファンの涙!!!

2016年のMLBワールドシリーズはシカゴ・カブズが優勝。おめでとうー!ファンの皆さんよかったね!108年の願いが叶いましたね!

野球ってほとんど見ないので、チームも選手もほとんど知らない状態で観戦していました。

クリーブランド・インディアンズの監督さんが執拗にガムを噛んでヒマワリの種を吹き出してた。カブズの監督さんはずーっとクールだった。(けど優勝の瞬間に爆発)レブロンがはしゃいでてムカついたwwあの太鼓のおじさんは1973年からずっと(40年以上!)太鼓を叩き続けているらしい、というようなことで楽しんでいましたが、一番よかったのは、なんたってこれ。

最後のサードゴロ。これをアウトにしたらチャンピオンだ~って瞬間に、ボールを捕球する前からニヤついているクリス・ブライアント選手。


ははははは!よかったぁ~エラーしなくてww

108年ぶりのワールドシリーズ優勝。ダメだダメだと言われていたカブズの、ついにその日がやってきた!カブズのファンの方々には生涯最良の日になったようです。

「カブズがワールドシリーズに行ったら、一緒に試合を見ような」と父親と約束していたので、父の墓の前で試合を見た68歳の人。(お父さんは第二次世界大戦に出兵したそう)

最後に「カブズが勝ったよ!」という声を聞いて息を引き取った長年のカブズファンのおじいちゃん。

第2戦と第3戦の間にカブズの大ファンだった母親を亡くし、カブズが優勝した夜にはお母さんが使っていたカブズの毛布にくるまって寝たという女の人。

はたまた、緊急の心臓手術が必要なのに、ワールドシリーズが終るまでは、と手術を伸ばしていたカブズファンのESPNの記者さんとか、

ファンの思い入れがハンパじゃないっすよ。

みんな、ずっと待ってたんだよ。108年も。こんなにファンに愛されて、カブズは幸せだぁね~。

ということで、カブズ優勝を見守るファンの方々の熱いビデオがあったので紹介します。

「神様が緑色のりんごを創ったように、カブズだって、いつかワールドシリーズに行くんだよ」


ハリー・ケリーさんは、長年カブズの実況をしていたアナウンサーです。他界後、球場の外にはこの人の銅像が立てられるほど、ファンに愛された方。ケリーさんのお墓には、ファンが緑のりんごをお供えしていましたよ・・・。

優勝をこの目で見られなかったファンも、天国から喜んでるに違いない。

そして、優勝が決まり、翌日はパレードと聞いて、朝4時半から並ぶファン!この人たち、寝てないよ・・・


寝てないのに、ゲートがオープンしていきなり5 km走してる人々ww


それでもいい!だってカブズが勝ったんだもん!!と押し寄せる人、人、人。


川もカブズカラーのブルーに。


染めた人たちもこんなになっちゃったけど、嬉しいに決まってる!


シカゴのみなさん、おめでとう~!

むっちゃ騒いで楽しそう~私も騒ぎてぇ~!!

おまけ。ワールドシリーズMVPのゾブリストさんが、自宅前で近所の人たちと雑談しながらサインしてあげてる風景です。


いい人やん。球場の外でもMVP。でも、なんか、フツーの家だね・・。億万長者にもかかわらず・・・。そこがいいところ?

おっと、これもいいビデオだよ~。


2016/11/03

ドリュー・ブリースに負けるならしょうがないか・・シーホークス@セインツ戦

ええっ、もう11月。もうシーズン半分終わりかよ・・・。うう、先が短くなるばかり・・と、かすかな不安が心をよぎる第8週です。シアトル・シーホークス対ニューオーリンズ・セインツは、25対20でセインツの勝ち。

シーホークスが20点入れたといっても、ディフェンスが7点入れてくれましたから、オフェンス陣による得点は13点です。13点!リーグ下位をうろうろしているセインツのディフェンスに対してこれ。

オフェンスまずいんじゃないのぉ~。1stダウンを取るのに苦労してたし、リズムにのれません。あれ、もうパント?っていうのが何回続いたか。またディフェンスの出番かよ~ディフェンスの人たち、むっちゃ疲れそう。

とはいえ、最後のドライブで残り2秒、セインツ10ヤード地点からのプレイでタッチダウンしてたら勝っていたんですが、それは失敗。そこまでの力はなかったってことでしょうか。

シーホークスのオフェンスにやきもきすると共に、セインツのQBドリュー・ブリースさんのガッツあるプレイに 惚れ惚れする試合でもありました。

ドリュー、いいよ・・・。

体は大きくないんですが、戦う姿が精悍で堂々としてるんだよ~。この人にならチーム任せられるってかんじ~。普段は優しそうなパパなんだけどね~子どもの写真ばっかりツイッターに載せてるし~でもパパかっこええ!

深いパスも決めてたし、ゴール前でオフェンスが決め手に欠け立ち往生という場面では、こうですよ。シアトル1ヤード地点での3rd and Goal。1ヤードを突破するのにランニングバックが2回失敗したあと、ドリュー・ブリースが突っ込んだ!


キャム・ニュートンみたいな大男が飛び込むのと違うんよ~。ドリュー・ブリースよ~。小さい体ながら巨漢の男たちを果敢に飛び越えてくるんよ~。胸アツ。

その他にも、いろいろ見所がありました。

まず最初の得点は、セインツのファンブルを拾ってエンドゾーンへ駆け込んだシーホークスのセイフティ、アール・トーマスさんのタッチダウン。しかし、喜んで審判に抱きついちゃったら、反則をとられました。アンスポーツマンライクコンダクトぉ?!


はあああ!?

NFLな、どういうつもりなん?厳しすぎ!これくらい、いいやん!もっと楽しくやってこうよ。今年は???というペナルティが多くて、はっきり言って私は呆れています。エンターテイメントなんだからいいじゃないか!真面目に試合ばっかしてたってつまんないぞ!

とムカついたり、シーホークスのルーキー、WRマカボイさんとRBプロサイスのトリックプレイに沸いたり。


最後はこれです。カースが足残せるようにパス出してやれよ~ラッセル~たのむよぉ~。


でも、ラッセル・ウィルソンさんは試合後の記者会見で残念そうな顔ひとつ見せず、次の試合が楽しみだよ!大丈夫!今までのとおりやってけばいいんだ!と相変わらず超前向きでした。

ラッセルがそう言うなら、ついていくしかないな。

というわけで、後半戦頼むよ~。プレイオフに向けて調子上げてこう~!