2016/11/11

え?トム・ブレイディちと情けない?トランプとの関係をつついてみるの巻

 さて、アメリカの次期大統領選挙は、ドナルド・トランプ(呼びすて)の勝利に終りました。

ニューイングランド・ペイトリオッツのクォーターバック、トム・ブレイディさんは、トランプ支持者としても有名です。一緒にゴルフするお友達だし、ロッカーにはトランプさんの選挙キャンペーン用帽子も飾ってあります。右上の赤い帽子がそれ。


ま、それはそれでいいじゃないですか。トムさんの気持ちはトムさんのもの。

人種差別的な発言を堂々としていたトランプ(呼びすて)ですが、女性を軽視するいやらしい言動をすっぱぬかれて、「いや~あれはロッカールームの話だよ~」と言い訳するという出来事もありました。

その話題のさなか、「トム、あなたにも子どもがいるけど、ドナルド・トランプのロッカールーム話について子どもにどのように説明しますか?」という質問を受けたブレイディさん。彼の回答はというと


微笑んで、"Thank you, guys. Have a nice day" (ありがとう。今日はここで)と語り、退場。

ハブ・ア・ナイス・ディ????

なんじゃ、その媚を売ったような薄ら笑いは。質問に答えたくなかったら、答える必要はない。「政治的な質問には一切答えるつもりはない」と突き放して、にらんでやればいいじゃないか。それなのに、なんぞこの対応。記者の前から逃げるように退場って、トム・ブレイディ、カッコ悪りィ・・。

(一方で、この質問をした記者さんには拍手を送りたい。規格どおりの質問じゃなくて、誰も見たことのない、選手の一面を引き出すような質問を浴びせるなんてブラボー)

ということもありました。

選挙の前日には、ドナルド・トランプ(呼びすて)が「トム・ブレイディが今日電話をくれたよ。『ドナルド、あなたを支持する。私たちは友達だ。あなたに投票した』と言われた。素晴らしいやつだ」と宣言。


このあとトランプ(呼びすて)は、ペイトリオッツのコーチ、ビル・ベリチックさんからも支持を表明する手紙をもらったのだと語りました。

ほんとか、おい。トランプほら吹いてんじゃないの?

という声もありましたが、ベリチックさんは、選挙後の記者会見で、トランプに手紙を送ったことを認めていました。政治的というよりは、昔からの友人に敬意を表す意味で、とことわりをつけていましたが。

トム・ブレイディさんのほうは、「トムがトランプに投票した」というニュースが流れるやいなや「いや、ラジオのインタビューによるとまだ投票していないはずだ」「トムのヨメ、ジゼルがインスタグラムでトランプを支持しないって答えてた」とか様々な憶測が飛び交いました。

選挙後初めての記者会見で、この件について質問を受けたトム・ブレイディさん。

「妻と話したんだけどね、もう政治的な話はするなって言われてるんだ。家族としてのいい決断だと思うよ」

えっ?トム・ブレイディ、ヨメのせいにしとる。自分の考えはどうなん?She said I can't talk about politics anymore. だって。「僕が」とか「僕たちが」政治については語らないと決めたって言えばいいのに、「ヨメがそう言ったから」って・・・。

私はちょっとあっけにとられましたよ。

レシーバーがボールを落としたらギロリと冷酷な目で睨むような、そんなやつが、「ママが話しちゃいけないって言ったから、君と話せないんだ」的な発言をするとは。

トランプを支持するならするでいいじゃないか。アメリカの多数は支持したじゃないか。そんなヨメのせいにしてグズグズするって、なんか情けない・・。

と思ったけど、トムさんて、あれですかね、素直なんですかね。

虚勢をはったりできないのかもね。家ではジゼルの尻にしかれているんでしょうかね。いや、多分そうに違いない。ダンナもつらいのかも・・。ヨメのほうがトムさんより数倍も稼いでるしね・・・。

なんて、ふとフツーの人間ぶりを見せてくれたトム・ブレイディさんでした。

でも、あたしゃペイトリオッツの試合が始まったらテレビに向かってブーイングするよ。ブー、トム・ブレイディ、情けねーぞ、オイ!ってww

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