2016/12/17

カラーラッシュでプレイオフ出場を決めた ラムズ@シーホークス戦

シーズンもいよいよ大詰め。第15週はサーズディナイトの試合ということで、まぶしいライムグリーンのカラーラッシュユニホームで登場したシーホークスです。

先週はパッカーズにズタボロ負け。ラムズとも、よく考えれば今年はすでに一度負けている。実は、去年も二敗した相手とあって、大丈夫なんかいな・・と心配でしたが、なんとか24対3で勝ちました。

その結果、NFC西地区の1位が決定。5年連続のプレイオフ出場です。ホッ。よかったです。でも、試合内容には多少不安が残りました。今年はなぜか試合の出来に大きな波があるので、全く気が抜けません。あと2勝してプレイオフのバイウィークを勝ち取ってほしいと願うばかり。

試合はというと、ラムズにも立ち上がりにチャンスがありました。

第1クォーターで、ルーキーQBジャレッド・ゴフさんが中央に深いパスを通してタッチダウン!という場面があったんですが、レシーバーがまさかのドロップ。(あちゃー)

ゴール前7ヤードからの3rd downでは、レシーバーがエンドゾーンでオープン!しかし、ゴフさんのパスがそれてインコンプリート。頭かかえてましたね。慌てちゃったんですね。

その後、4th down and 1の コンバートに挑戦するも、LBボビー・ワグナーさんに押し返されて失敗。ゴール前まで行ったのに、無得点に終わりました。

このドライブでラムズが先制点をあげてたら、試合の流れも変わったかもしれません。

ラムズは、次のドライブでもパンターがトリックプレーでパスを投げて失敗。

相手のミスが続いて、シーホークスはラッキーだったんじゃないかな。いちおう3タッチダウンは決めていたけど、リズムに乗り切れていないというか、ぎくしゃくした感じは残りました。

第4クォーター残り3分では、QBラッセル・ウィルソンさんが、(またもや)インターセプトを投げてしまう場面が。すでに試合は24対3。大きな影響はないものの、ゴール前24ヤードからの3rd and 19で無理して深いパス投げることはないだろうよ、ねぇ。ラッセルどうしたん、その判断は?

まぁいいか、勝ったから。内容がどうでも勝てばいいや。あと全部勝ってヒューストンへ行こう!

ということで、試合のハイライトを少し。

第3クォーター、ゴール前1ヤード、3rd and Goal でダグ・ボールドウィンさんがタッチダウン。このフェイク!どうっすか?忍者みたい~。


この2つ前のプレイ、1st and Goal では、TEジミー・グラハムさんへのパスがインコンプリートに終わりました。その際、サイドラインでコーチ陣にくってかかるリチャード・シャーマンさんの姿が目撃されています。

「なんでゴール前でパス投げんだよッ!どうなるか知ってんだろッ!」と、怒鳴り争いになったそう。

あの、前回のスーパーボウルでの痛恨のインターセプトは、やはりチーム全員の心の奥深くにずーっと残ってるんだな・・・。

「1ヤードからのパスは、オレたちをナーバスにさせるんだよ。それをコーチにちゃんと知っといてほしかったのさ」

と、試合後のロッカーでは語っていました。

第4クオーター残り9分では、ゴール前17ヤードからスクランブル、エンドゾーンへ向かって走るゴフさんにリチャード・シャーマンが体当り!


フィールドの反対側から猛スピードでダッシュして来たよ、この人。すんご・・。

ゴフさん、QBなんだからさっさと外に出ないと・・。自分の体、自分で守んないと・・。ゴフさんはこれで脳震盪のプロトコル入りとなりました。

続いて、第4クオーター残り5分では、4th and 1からパンターのジョン・ライアンさんがボールを持って走ったァー!


目の前がパカーッって開いて、ライアンさんも驚いたのではないでしょうか。オ、オレ、走ってるーッ(汗)って焦って、それでファンブルしちゃったんじゃないの?

脳震盪で、病院で手当を受けたようですが、どうやらたいしたことはなさそうです。ホッ。

試合残り5分、21点差でフェイクパント。このコールを非難する声もありました。ここでその必要はないと。(結果的にパンターが怪我したわけだし)でも、キャロルHCによると、「このプレイを練習してきて、試合で使う機会をずっと狙っていた。点数に関係なく、自分たちにとって最善の策をとるつもり」ということです。

ライアンさん、次の試合には間に合うんだろうか?という心配も残るシーホークスですが、QBラッセル・ウィルソンさん、WRジャメイン・カースさんが、緊急パンター役として名乗り出ているそうですよ~wwそれもちょっと見てみたいw

さて、試合翌日には、口論をめぐってリチャード・シャーマンさんとキャロルHCが2人で1時間ほど話し合う機会をもったそうです。お互いの理解を深め、シャーマンさんも非を認めているらしい。シャーマンが爆発することはもうないという確信はある?という記者からの質問には

「それは分からないな。彼のことは大好きだよ。彼の人間性や個性、成長する姿やこれからなるであろう彼自身も。こういうことはいい試練になるんだ。いろんなことを学ぶ機会になる」

と答えていました。「選手がコーチに異議を唱えるのはけしからん」という意見もあるでしょうが、この2人の場合は、これでいいんじゃないでしょうか。お互いを信頼した上で、正直にぶつかって解決しようとしてるので。

シャーマンさん、今年はファルコンズ戦でも爆発していたし、よくニュースのネタになっています。去年は不思議なほどおとなしくて、負け試合でもヘラヘラしてて、私は心配していましたよ。あの、いつものアツいシャーマンはどこへ行ったんだって。

今年は彼が戻ってきてうれしい。やっぱり、誰でもその人らしいのが一番ですよね~。

ということで、どのチームもプレイオフをかけて、シーズンは佳境に入ります。今週も熱い試合が繰り広げられるんでしょうな~。楽しみ~。

0 件のコメント:

コメントを投稿