2017/08/23

ジョージ・ファントが倒れケイセン・ウィリアムス現る! シーホークスプレシーズン2週目

NFLプレシーズン2週目が終わりました。みなさんのチームの出来ばえはどうででょうか。シアトル・シーホークスは、まあまあいいかんじです。ま、プレシーズンなのでレギュラー選手はちょっとしか出ないんですけどね。

そんな中、胸を締め付けられるような悲報が。

シーホークスのオフェンシブタックル、ジョージ・ファントさんがACL断裂で今シーズンは絶望となりました。

えっ、倒れたのはファントさん?!どうか重症じゃありませんように・・と祈る間もなく、救急スタッフがぶぁーとエアーギブスに空気を入れ始めたその瞬間。シアトルのファン一同、気持ちがどーんと重くなりましたよね・・・。

試合後には、重傷の怪我で手術が必要と発表されました。

むっちゃ残念!!!

数日前には先発LTジョージ・ファントの発表があったばかり。高校・大学とフットボール経験なしでNFLの先発選手に抜擢されるという、夢のような話が本当になったんですよ。新しいシーズンに備えて10キロ増量。お母さんがシアトルに引越してステーキをいっぱい焼いてくれたとか言ってたんですよ。

トレーニングキャンプでもぐんと上達したところを見せていて、コーチ陣もファンも大きな期待を寄せていたんです。ああ、それなのに。

あー、もう、山あり谷あり、いろいろあるなあ。

しようがない。ファントさんにはしっかりと回復してもらって来シーズンからまた張り切ってもらいましょう。悔しいでしょうが、気持ちを代えて、手術・リハビリに取り組んでほしい。(私はまだ悔しいままなんですけどね・・・)

どうですか、これ。プレシーズン2試合目の最初のスナップ。7月に4年58億円契約を結んだバイキング97番、グリフェン選手をしっかりブロックしている我らがファントさんよ!


ねぇー。こういうのがもっと見たかった・・・。(うじうじうじ・・・・)

ほーら、ここでも。

ふっ・・。

とは言うものの、明るいニュースもあります。それは彗星のごとく現れたワイドレシーバー、ケイセン・ウィリアムス選手の登場。

プレシーズン第1週でもすばらしいキャッチを決めていたんですが、この試合でも。


そうかと思うとタッチダウン。


2度目のタッチダウンチャンスは、ちょっとミスっちゃったけど、まあいいっしょ?


第1週目のチャージャーズ戦で見せてたキャッチはこんなふう。


ケイセン・ウィリアムス選手はワシントン州出身のホームタウンボーイです。ワシントン大学を出た後2年間、シーホークスの練習生をやったりリリースされたりを繰り返してきました。骨折や怪我にも泣かされましたが、プロ入り3年目でのこの活躍!

しかし、ロースターに残れるとはまだ決まっていません。本人は、スペシャルチームでもいい活躍を見せなければ厳しいと思っている様子・・・。いずれにしても頑張ってほしいです。新しい選手を見るのは胸が躍るぜ。

ということで最後はシーホークスオフェンスの大黒柱、いつでも頼りになるダグ・ボールドウィンさんのキャッチを。

相変わらすキレッキレ!今年もQBラッセル・ウィルソンさんと息のあったところをどんどん見せてほしいぞ。


ラッセルもいいかんじよ・・。顔がしまって精悍になってる。怪我をせずに今年はモンスターイヤーにしてほしい!!

さあ、レギュラーシーズンよ、やってこい!

2017/08/19

国歌斉唱で座るマイケル・ベネットさんに Standing O!

NFLプレシーズンが始まりました。開幕はもうすぐ!

そんな第1週目、引退を撤回してオークランド・レイダースとなったRBマーショーン・リンチさんがさっそくニュースになっていましたよ。

土曜日の試合前、国歌斉唱時にクーラーに座りバナナを食べていたビーストモード。

バナナだって!ただノホホンと座ってるだけじゃあないんですよ、この人。バナナをむしゃむしゃ食べちゃうんですよ。他の人が胸に手を当てて愛国心を誓っているときに。やってくれるわw


試合後にレイダースのヘッドコーチ、ジャック・デル・リオさんによると、リンチさんは

「これはオレが11年間やってきたことなんだ。何かに反対してるとか、そういうことじゃないんだ。ただオレが自分自身でいるだけなんだよ」

と語ったそうです。なにマーショーン、また適当なこと言っとるわwシーホークスのとき立ってたやん。ねぇ。相変わらず人を煙に巻いてすっとぼけているリンチさんですな!

マーショーンはいいんだよね~どんなことしても「リンチかw」で終っちゃうんだよね~。NFLの天然記念物かな。

さて、今日の本題はシーホークスのDEマイケル・ベネットさんです。

日曜日の試合、国歌斉唱時にタオルをかぶってベンチにひとり座っていた彼。


「バージニアで起こっていることなんかを見ただろ。オレは自分の立場を使って正義を告発していきたいんだ。

「まず理解してもらいたいんだけど、オレはアメリカ軍を愛してる。父親は軍人だ。皆と同じようにホットドッグが大好きだ。皆と同じようにフットボールが大好きなんだ。だけど差別はいやだ。暴動も抑圧もいやだ。

人間なら誰でも平等であるはずだ。この自分の立場を使って、そのメッセージを広げていきたいだけなんだ。

オレたちは他人のことを思いやれる。お互いを愛し合える。人はそれぞれ違って当たり前なんだと理解しあえるはずだろ。

食べるものが違う、祈る神様が違うからといって、その人を憎むわけにはいかない。イスラム教でも、仏教でも、キリスト教でも関係ない。みんなが団結しなきゃいけないんだよ。同じ人間なんだから」

試合があったこの週末、バージニア州のシャーロッツビルでは、白人至上主義団体と反対派の衝突が大ニュースになっていました。

「白人至上主義団体」って言葉だけでは恐ろしくも何ともないですが、下のビデオでその人達を見てください。真っ暗な夜、たいまつを持って練り歩く人の波。「ユダヤ人に乗っ取られてたまるか!」と行進しているこの人達。

映画を見ているようですが、この人達、超本気。白人が一番偉い。他の人種は死んで一向に構わないと豪語している人達が、この2017年に、こんなにたくさんいることに驚愕・・・。




こんな暴動があった後、トランプ大統領が「どっちも悪い」的な発言をし、国を挙げての大批判をくらっています。(当ったり前だーー!さっさと辞めろーーー!お前が国を分裂させているんじゃーーーー!)

こんな事件があった直後ですよ。自分も何かをしなければ、と思うのは自然の成り行きではないでしょうか。

チームには迷惑をかけたくない。これは自分が決めてやってることなんだ。批判を受けるのは重々承知している。オレを見て、世の中でどんなことが起きているのか目を向けてほしい。不平等はあってはならないことなんだ――そんなことを言っていたマイケル・ベネットさんです。

「子どもたちが(テレビで)オレを見るだろ。ナイキやゲータレードや、そんな商品を見せることもできるけど、真実を見せることだってできる。子どもたちは社会を変えることができる。自分が住んでいる街を変えることができるんだ。大事な問題なら声に出して、それを変えていかなきゃ。人種差別は間違っている。人間は平等なんだ」


とCNNでも語っていました。ベネットさん、かっこいいぜ・・・。

こんなマイケル・ベネットさん、今シーズンはずっと国歌斉唱で座ると明言しています。ピート・キャロルコーチは、「立ってくれたらいいんだけどね」って言ってるけどw

キャンプでも大人気ですよ~♪ 正義のために立ち上がる――って実は座ってるんですけど、それでもヒーローだと思うよ、うん。

2017/08/13

注目のサラブレッド クリスチャン・マキャフリー

カロライナ・パンサーズのルーキー、ランニングバックのクリスチャン・マキャフリーくんが注目を浴びています。

まずは、トレーニングキャンプでのシーン。名ラインバッカー、ルーク・キークリー選手を手玉に取るこの動き。


え、なんかすごいんじゃないの、このルーキー?キークリー相手にこれかい!?

「1対1のドリルはランニングバックが100パーセント勝つものなんだ。ラインバッカーにとってはタフなドリルなのさ。だってRBはフィールドのどこに走ってもいいんだから」

と謙虚なところを見せていたマキャフリーくんです。まあ、本番の試合ではディフェンスの選手が他に10人もいるわけだから、こんなふうに走れることはまずないんでしょうけど。でも、それにしたって目を引きます。

クリスチャン・マキャフリーくんはスタンフォード大学出身。今年のドラフト1巡目、全体8位でカロライナ・パンサーズに指名されました。白人のランニングバックって珍しい~。そしてヘルメットをとってみると、なんとまあ、目元がすずしいハンサムくん。


記者会見の様子をみても、しっかりしていながらタフ。好感度抜群です。絶対人気出そう。パンサーズで1番人気になるんじゃないの、ひょっとして。

父親のエド・マキャフリーさんもNFLの選手でした。ワイドレシーバーとして13年活躍し、スーパーボウルで3回の優勝経験があります。母親はスタンフォード大学のサッカー選手で、母方の祖父は陸上のオリンピック選手という、素晴らしいDNAの持ち主です。

お父さんがデンバー・ブロンコスの選手だったからロッカールームで遊んでいた。小さい頃はシャノン・シャープさんとパワーレンジャーごっこをやったよ――というようなことも語っていました

なんという特権階級。生まれたときからNFLへの赤いカーペットがずずーーーとしかれているような、そんな生い立ち。NFL界のプリンスか、おい!

そしてこのままスター街道まっしぐらに進むのか?

それはこれからじっくり見せてもらいましょう。今シーズンの活躍が楽しみなルーキーの一人には間違いなし。プレシーズン1試合目でも見せ場を作っていましたよ。レギュラーシーズンへの期待が高まるなあ・・・。


そして、マキャフリーくん本人のYouTubeチャンネルに、ただ1本アップしてある高校時代のハイライト。リターナー、スロットレシーバーとしても活躍する、このキレのある走り!いいじゃないの~。ねえ。





2017/08/08

ジェイ・どーでもイイ・カトラーはイルカを救うことができるのか

QBジェイ・カトラーさんがマイアミ・ドルフィンズへ!!

いや、びっくりしました。

先週の木曜日、ドルフィンズのクォーターバック、ライアン・タネヒルさんが練習中に膝を故障というニュース。シーズンエンドの手術をするとかしないとか、ヘッドコーチのアダム・ゲイスさんがQBカトラーさんに連絡をとったとかとらないとか噂されていましたが、本当にマイアミにやってきた!

3月にシカゴ・ベアーズをリリースされ、どっか就職口はないかなぁとしばらく様子を見た後、引退を発表。今シーズンはテレビの解説者をやる予定でした。

今までさんざんメディアで「カトラーはやる気がない」「無関心だ」「リーダーとしての資質に問題がある」と叩かれて来たので、批判する側に変わってどんな解説をしてくれるのかな?選手をぶった切ってくれるのかな?と、期待していたんですが、それはお預けになりました。

ジェイ・カトラーは本当に無関心なのか?勝っても負けてもどうでもいいのか?インターセプトされても、ヘッ?と肩をすくめるだけなのか?

私はよく分かりません。そんなに長くNFL見てるわけじゃないし、ベアーズの試合なんかあんまり記憶にない。あ、でも去年は親指負傷とかでアッサリ退場して、それでまた叩かれてたな・・・。

しかし、「どーでもいい無関心カトラー」は、ファンの間では常識で、スモーキング・ジェイ・カトラーというサイトも好評です。

「スポーツ史上、最もどーでもよさげなアスリートに捧げるサイト」と副題のついたこのページは、煙草をくわえるジェイ・カトラーさんの写真をみんなで投稿しよう!というサイトです。実際カトラーさんは煙草なんか吸わないんですけどね・・・。

そんなカトラーさん、今日はマイアミ・ドルフィンズ移籍後初の記者会見


うん・・・。

引退を取り消して、さっそうと復帰。先発QBをケガで失ったチームを救うために現れたヒーロー。この人ですよ・・・。

「自分の生活に満足してたよ。子どもたちとも遊べるしね、けっこう気に入ってた。だからどうしようか迷ったよね。妻がもう一度やれって誰よりも熱心だった。僕が家に居すぎるのがいやになったんじゃないかな」

しょ、正直・・・。ウソでもいいから、「前のコーチから電話をもらって、オレにはまだフットボールが出来るという情熱が湧き上がったんだ!」とか言えばいいのに、ヨメがやれって言ったから・・・。

そりゃ、テレビ解説者やるより給料が25倍ももらえるなら、ヨメとしてはそっちを押すでしょーよ、ねえ。(家から居なくなるしな・・・)

体のコンディショニングはいうと、「息子と遊んでいたし、母校の大学に行ってバスケットボールをしてたからまあまあ」という答え。

そ、そうなの?それでいいの・・・?

「だって僕クォーターバックだからさ、持久力とかそんなにいらないし」


こ、これはひょっとして冗談?それとも本気?

分からん・・・。

QBトム・ブレイディさんは、睡眠時間でさえ特注パジャマで疲労回復に徹している。QBアーロン・ロジャースさんは、ヨガ・ストレッチをトレーニングに取り入れて40過ぎまで現役でいるつもりだと抱負を語っている。QBラッセル・ウィルソンさんなんか、栄養士、メンタルコーチ、身体療法士、ストレッチのエキスパートを雇って体調を整えてシーズンに備えているんですよ!

ジェイ・カトラー・・・。どーでもイイ・カトラーは本当なのか・・・?

それはまあ、今シーズン見せてもらうことにしましょう。

ドルフィンズには結構期待しています。AFC東地区でニューイングランド・ペイトリオッツを脅かす存在になってほしいぞ!

なんせ、HCアダム・ゲイスさんがシカゴ・ベアーズのオフェンシブコーディネーターだった2015年は、カトラーさんが自己最高の成績を記録。パッサーレイティングが92.3。これ、上回ろう!

カトラー、行けーーーーー!

そして、なぜかカルビン・ジョンソンさんがドルフィンズを訪問していたという話も。ライオンズのキャンプに行かずに他のチームばっかり訪問しているメガトロン・・・。


おまけに、カトラーさんのシューズはこんな。


ジェイ・カトラー、いろいろ深いかもしれないなあ・・・・。

2017/08/07

ランボーにマーテラス・ベネット登場

ベネット兄弟の弟分、TEマーテラス・ベネットさんは昨シーズン、ニューイングランド・ペイトリオッツとしてスーパーボウルを制覇した後、3月にグリーンベイ・パッカーズに移籍しました。3年で約21億円という契約。

新しいチームでのトレーニングキャンプが始まりましたが、もうすっかりパッカーズになりきって話題を振りまいています。その様子を紹介しまっせ~。

その1:ロッカー前でのキャンプ

トレーニングキャンプ中、パッカーズの選手は近くにある大学の寮に泊まることになっているのですが、入寮時間に遅れて中に入れなくなったマーティさんは、ランボーフィールドの自分のロッカーの前で一夜を明かすことにしたそうな。


「ちょっと前にグリーンベイに着いたんだけど、寮に入れなかった。床の上で寝ることにしたよ、ロッカーの前で。キャンプ1日目ってとこだな」

「床で寝たって平気さ。けっこう好きで床の上で寝てるよ、時々。本当さ。来るのが遅くなるって誰かに言っとけばよかったな・・へっ・・まあいいか」

「ユーレイがパッカーズと一緒に隠れてないといいけど。ユーレイが出てくるならオレは逃げなきゃ。だってオレがたった一人の黒人だろ、このホラー映画の。黒人が死ぬことになってんだよ。誰か他のヤツ見つけてこなきゃ」

なんて一人ぼそぼそ言ってたかと思うと、後日のインタビューでは

「仕事場で寝るって、ちょっと変な感じだよね。ゆっくりできないっていうか。くまのプーさんしたかったんだけど。くまのプーってシャツのほかに何にも着てないだろ。そういうふうにして寝たかったけど、ここでそれはできないね。だってロッカーでくまのプーしたら、そりゃあ変だろ。だからゆっくり出来なくて、よく寝れなかった・・」

だって。へえー。くまのプー・・・。リラックスできるんかい。

その2.自前のチーズヘッド

パッカーズと契約早々、パッカーズ・プロショップでチーズヘッドを購入したというマーティさん。社内割引で30%オフだったそうです。いいな~。


「しばらく前に買ったんだ。ときどきかぶってパッカーズのビルの中を歩くんだよ。みんなにオレもパッカーズの一員だってことを見せてるのさ。けっこういいだろ」

いいじゃないですか~。こんなのかぶって歩かれたらパッカーズの社員一同、マーティさんのファンになるに違いない。ねえ。そしてインタビュー後には、記者の皆さんに自分の著作をプレゼント。


カバがくまのプーしてる・・。やっぱりこういうのが好きなんだ・・・。

マーティさんは子供向けの本・アニメを作る会社もやっていて、インスタグラムには自分の落書きなんかも載せています。

その3.楽しい自転車乗り

パッカーズのトレーニングキャンプには、子どもたちが自分の自転車を持って押しかけます。選手は子どもたちから自転車を借りて、それに乗って練習場へ向かうというのが伝統行事。

選手もファンも楽しそう~。いいな~。マーティさんも嬉しそうやで~。


という、パッカーズ生活を満喫しているらしいマーテラス・ベネットさんでした!

シーズン中もなにかと話題を提供してくれそうで、大変期待していますよ。

2017/07/23

ライオンズと不仲説のカルビン・ジョンソンはキャンプに来るのかな?

2015年シーズンを最後に引退したデトロイト・ライオンズのワイドレシーバー、カルビン・ジョンソンさんが、なぜかここに来て、いろいろライオンズには不満があったことを語っています。

まず5月に、引退してよかったと思っているが、「ライオンズについてはあまり話したくはない。良い関係で終っていないから」と発言

むむ、なにやらワケあり・・・。

どうやら、引退が決まってから、2012年の契約更新時(8年約132億円)にもらった契約ボーナスの一部を返金しなきゃいけなかったらしい。

ま、お金がからむと何かとこじれるよね。などと言っているうちに、7月にはアメフト宣伝のためイタリアへに出向いたカルビン・ジョンソンさんが、ずいぶんリラックスした調子

「デトロイトじゃもうやりたくなかったんだよね~」と告白しました。


「バスケットボールならスター選手を集めてスーパーチームを作ることもできる。しかしフットボールは違う。好きなチームに行けるような自由はない。

契約があるからデトロイトにいるしかない。そう言われたんだ。リリースはしない、だからまたチームに戻らなければと。スーパーボウルに行けるチャンスはなかった。それなのに、一生懸命練習していたのさ。じたばたしたって時間の無駄だ。だって勝てないんだから。

バカバカしいとはこのことさ」

笑いながら、冗談まじりですが、明らかに自分のチームをボロクソ言ってる。メガトロンどうしたん?こんなことを言う人じゃないはずなのに。

遠いイタリアでのマイナーな記者会見ということで、ちょっと気が緩んでいたんでしょうか。イタリアの陽気なメディアにサービスしちゃったんでしょうか。

体はボロボロ、チームは勝てないとなれば、正直、誰だってこういう気持ちになってもおかしくない。やっぱりな、とも思います。

でも、こんなこと言われてチームメイトはどういう気持ちがするのか。メガトロンには大型契約があった。チームは勝てなかったけどプロとしての見返りはあった。だけどチームの中には、やっとプロとして生活している選手もいる。スーパーボウルは無理と分かっていても、みんな必死にトレーニングに励んでいたんじゃないの・・・。

勝てないチームだからって見下していいのかよぅ。スーパーボウルが第一の目標というのは分かるけど、でもそれだけじゃないよね、フットボールするってのは。もっと大切なことがあると信じたい。ちぇ~、ジョー・トーマスさんに説教してもらいたい。メガトロン何を言うてるんやと・・・。

――でも、フロントへの不満が真っ黒い風船みたいに溜まっていたのかも。それがつい口に出た。思い返してみれば、引退発表時もチームでの記者会見はなかったしね。看板選手なのに静かすぎる引き際。もうチームの顔みたいな役割はしたくなかったんでしょう。

と、そんなことが報道される中、ライオンズの会長さんがカルビン・ジョンソンさんをトレーニングキャンプに招待したそうです。

来るんかい?

何しに?

イタリアでのインタビューでは、オークランド・レイダーズのクォーターバック、デレク・カーさんをすごく褒めていたので、メガトロンはレイダースに行きたいのか?!という噂もささやかれましたが、ちょっとそれはないっしょ・・・ねぇ。

5月にはレイダースのOTAに顔を出していたけど。それはない!ないかな?


2017/07/20

大学教授がジュリアン・エデルマンにお詫びを入れた件

親愛なるジュール(*ジュリアンの愛称)

キミは私を覚えていないと思う。2006年春に、にサン・マテオ大学のEnglish 100でキミの先生をしていた者だ。キミに手紙を書きたいと思っていたんだ、ああ、1000年くらいもずっと。軽率な発言をしてしまったことを謝りたい。キミは覚えていないかもしれないけれど、ずっと気にかかっていたんだ。

”リーグに行く”というようなことをキミは言った。それで私は、もっと現実的な目標を持て、一握りの人しかプロのアスリートになることは出来ないんだ、とかなんとか言ったんだ。

正直、それでキミが気を落としたとは思わない。しかし、これを思い出すと私はいつでも嫌な気持ちになるんだ。私が間違っているとキミが証明したからじゃない。何にも知らないくせに、キミのフットボールにかける情熱を軽蔑するような、馬鹿な発言をしてしまったからだ。

多分、学期の始めの頃だったと思う。キミのことをよく知る前だ。けれど、キミの執念、底力を疑うなんて!

繰り返すが、キミはこんなことを思い出しはしなかっただろう。しかし、そうだとしても、あの日馬鹿なことを言ってしまって申し訳なかった。


という手紙を、ニューイングランド・ペイトリオッツのワイドレシーバー、ジュリアン・エデルマンさんが紹介していました。

11年前のことが気にかかっていた先生からの手紙!

手紙っていいなあ。電話とか、メッセージとか人とのコミュニケーションが手軽にできるようになって、手紙なんてずーーーーっと書いたことありませんが、いいなあ。心がそのまんま紙の上に乗ってくるような気がしませんか。

しかしなんですね。高校卒業しても、大学からフットボール奨学金のオファーもない。無名の小さな大学にまぎれこんで、なおかつ「オレぁNFLに行くぜ!」と鼻っ柱の強いところを見せている若きエデルマンさんを想像すると、微笑ましい。

この気概。不屈の魂。

エデルマンさんはこの大学で1年過ごした後、ケント州立大学に編入して3年、そしてドラフト7巡目でペイトリオッツに指名されました。今やNFLのスターワイドレシーバー。すご!

ジュールぅぅ!今シーズンもまたガッツのあるプレイ見せてね~!ペイトリオッツはどうでもいいけど~~~!!

2017/07/16

アントニオ・ブラウンとTY・ヒルトン むか~しの話

もう7月中旬ですよ、みなさん!月末にはトレーニングキャンプも始まるし、8月にはプレシーズン。9月の開幕がやっと見えてきた感じ・・・。

と、はやる胸を抑えながら、今日はピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー、アントニオ・ブラウンさんとインディアナポリス・コルツのワイドレシーバー、TY・ヒルトンさんが子ども時代に知り合いだったという話を紹介します。昔の記事なんですけどね・・・。

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二人の出身地、マイアミの北西部にあたるリバティシティは、ドラッグがらみの犯罪が多く低所得世帯が大半を占めるタフな街。でも土曜日の公園には、小学生のフットボールチームを応援する家族が詰め掛けます。

テントを張って試合前に貝を焼く人、孫の顔をプリントしたTシャツを着るおばあちゃん、サイドラインには高校のスカウト、子どもの試合に賭けをする大人たち。とにかくフットボールが愛されている土地柄のよう。(NFL選手ではWRチャド・ジョンソン、WRアマリ・クーパー、RBデボンタ・フリーマン、LBラボンテ・デビット、QBテディ・ブリッジウォーターさんなども同郷)

その公園で、小学生だったアントニオ・ブラウンとTY・ヒルトンをコーチしていたのが、ヒルトンの父親タイロンさんでした。といっても、ブラウンのほうが1歳上、体重でも別のクラスだったので、一緒のチームだったことはありません。

二人とも小柄で機敏、抜群の選手という点では同じ。しかしシャイなTY・ヒルトンに対して、アントニオ・ブラウンは自信満々で積極的。小さい時からカリスマ的だったそう。

「コーチ、僕にクォーターバックやらせて!僕、ワイドオープンだったよ!コーチ!」

よく突っかかってきたよ、と笑って語るタイロンさん。コーチの家にはチームのチビッ子たちがよく泊まりに来ました。ヒルトン母手作りの朝ごはんを食べた後、みんなで試合へ繰り出すような家庭。TY・ヒルトンによれば、「みんな、うちの両親が自分ちのだったらなあって思ってたよね」とのこと。

成長するにつれ、フィールドから姿を消してしまう子どももいます。コーチした選手のうち、3人は殺害されました。波に呑まれるように、どこかへ行ってしまった子どもたち。その中の一人がアントニオ・ブラウンだったとタイロンさんは語ります。

「公園に来なくなって、そのまま消えてしまったんだ」

アントニオ・ブラウンの父親、エディー・ブラウンさんは、足が速くラビットと異名をとったリバティシティの花形スター。18歳の時にアントニオ・ブラウンが生まれました。母親と子どもをマイアミに残して、ルイジアナの大学に進学。その後、アリーナフットボールリーグで活躍します。

アントニオの母親とは別れるものの、アントニオ8歳の時に、弟と二人をニューヨーク州アルバニーに呼び寄せます。父はアリーナフットボールと同時に高校のコーチもしていて、兄弟はフットボールづけの毎日を楽しみました。しかし8ヶ月後にはマイアミへ逆戻り。それからずっと父親と会うことはありませんでした。

ヒルトン家から2キロほど離れた場所で育ったアントニオ・ブラウンですが、二人の世界は全く異なっていました。高校になると、友達はクラックコカインを売るギャング組織に入ったり、パーティに行けば必ず最後は銃撃戦になったりするような環境。

16歳の時には、母親が結婚した2度目の父とケンカして家を出ることに。友達のソファや車に寝泊まりしながらも、高校ではクォーターバックをしていました。あまりの評判に、近隣に住んでいたQBジノ・スミスはブラウンが在籍する高校に入学するのを止めたという話も。

卒業後は、学業成績が悪く大学奨学金がもらえない、友達のケンカ沙汰に巻き込まれて入学取り消し、等の紆余曲折を経てなんとかセントラルミシガン大学へ。ブラウンに目をかけていたアシスタントコーチ、ザック・アザニさんが声をかけてくれたのでした。(ビデオ2:20で出てくる人)

なんとかチームに入ったもののヘッドコーチの期待は薄く、最初の試合ではベンチ。しかし残り時間が少なくなるとコーチに出場を嘆願し、やっとフィールドへ。そこで大活躍を見せます。

「試合後には、私の目をまっすぐ見て『ほら、言ったとおりだろう!』って言ってたよww」

と当時のヘッドコーチ。そして、すぐに1試合100ヤードを記録するようになり、名前が知られていきます。そんな折、父親エディ・ブラウンさんが息子の試合にひょっこり顔を見せました。

「ロッカールームの出口に立ってたんだけどね、あいつはオレをじろりと見て通り過ぎたさ」

父親の方から電話をしてみても、そっけなく、気まずい沈黙。そしてある日、遠征先のホテルで面会した時に、息子は泣きながら怒鳴りました。

「オレがどんなふうにやってきたか知ってんのかよ!路上で暮らしてたんだぞ!」





今では、いつもニコニコ顔のアントニオ・ブラウンですが、小さい頃の写真を見ると険しい顔をしていますよね。

「あいつは自分の怒りをフットボールにぶつけていた」

「フットボールが好き、というより、あいつにはフットボールが必要だったんだ」

「絶対にNFLに行ってやるという信念を持っていたんだ」

とかつてのコーチが語っています。

さて、小学校で別れて以来、TY・ヒルトンが再びブラウンの存在を知ったのは、フロリダ国際大学の頃。ライバル校のフィルムを見ていた時、対戦相手に見覚えのある顔を発見したのでした。「ひょっとしてAB?」と驚いたそう。

2010年にNFL入りし、スターダムを駆け上っていくアントニオ・ブラウンを見ながら、体の小さい彼が結果を出しているんだからオレだって、と励みにしたそうです。

2012年にはTY・ヒルトンがインディアナポリス・コルツに入団。その年のプレシーズンゲームで、二人は十何年かぶりで再会しました。まるで子どもの時に戻ったみたいだったとヒルトンは語っています。

今では両親とも和解したと語るアントニオ・ブラウン。すでに4人のお子さんのお父ちゃんですよ!

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持って生まれた身体能力もあったでしょうが、人並み以上のトレーニングを積む姿勢と固い信念がなければ、プロのアスリートにはなれないですよね。もー、こんな話を聞くと、感心するしかないっすよ。

みんな、いろいろ大変・・・。ほんと、えらいなあって・・・。

ということで、ABのプレイも見たいから早くシーズンが始まらないかな~。

2017/07/10

カーソン・パーマーの大ファン!87歳のドロシーさん

カーソン・パーマーさんはアリゾナ・カーディナルスのクォーターバックです。南カリフォルニア大学時代にはハインズマントロフィーを獲得し、2003年にドラフト全体1位でシンシナティ・ベンガルズに指名されました。

ベンガルズに8年、オークランド・レイダーズに2年、2013年にはカーディナルスに移籍して現在37歳。そんなカーソン・パーマーさんの大ファンだという御夫人、87歳のドロシー・ハイドさんのビデオがあったので紹介しますよ~。

「朝は好きなだけ寝てるわ。だってもうなんの責任もないもの。それが年をとって良いことだわ。いつ、何をしろとか言われないですむものね。

朝一番に起きてすることは、新聞を取りにいくこと。まず死亡欄に目を通すわ。友達が載ってないかを確かめるの。次はスポーツ面。カーソンがどうしてるか、チームの調子はどうかをチェックするの」

と語るドロシーさんはヒューストンに住んでいます。特にスポーツには興味がなかったという彼女がカーソン・パーマーのファンになったのは・・・。





2006年のプレイオフで膝を故障したカーソン・パーマー。

「ポンってはじける音が聞こえた。プレイオフで張り切っていたんだけど、それで終わり。瞬間にシーズン終了だって分かったよ」

ACL(前十字靭帯)及びMCL(膝内側側副靭帯)の損傷。膝の皿を脱臼という大怪我で、手術では臓器提供者のアキレス腱を使って、ACLが再生されました。

このアキレス腱の提供者が、ドロシーさんの娘さんであるジュリーさんでした。2004年に交通事故で亡くなっていました。

2度の出産で2度とも子どもを失ったドロシーさんは、生後2日の赤ちゃんを養子に引き取ることにしました。それがジュリーさん。その後、カレンさんという妹さんが誕生。ジュリーさんは反抗的で怖いもの知らずだったそう。音楽が大好きでプロモーションの仕事をしていました。

しかし44歳の時、飲酒運転をしていたドライバーに後ろから突っ込まれて脳死状態に。臓器提供の話を聞かされて、家族は即決で提供することに同意しました。ジュリーなら必ずそうするに違いない。これが人の役に立つ最後のチャンスだもの。

臓器移植の提供者は、もちろん匿名で公表されないようになっていますが、パーマーさんは提供者のことが気になって探し当てました。残された家族に感謝の言葉を伝えるために。ジュリーさんの家族は、スポーツ選手に提供されたとは聞いていましたが、それが誰かは知りませんでした。

「グーグルで調べたのよ。カーソン・パーマーって。記事を全部読んだわ。フットボールなんて興味なかったんだけど、それも変わっちゃったの」

それから、ずーっと新聞でパーマーさんことを追っかけ始めたというドロシーさん。

娘さんの靭帯の助けを借りて、カーソン・パーマーは174タッチダウン、パスを1000ヤード以上を記録したのは4シーズン。

ところが、2014年にまた同じ左膝を負傷。ジュリーさんからもらった靭帯は損傷のため切除され、今回はパーマーさん本人の靭帯を使って再生手術を行いました。

「ジュリーの靭帯がなくなって、ちょっとさびしい気がしたわ」

と妹のカレンさん。でも、家族とカーソン・パーマーさんの絆は続き、2016年にはカーディナルの施設に招かれて、初めて会うことになりました。

「カーソンに会うのが楽しみだわ。孫がもう一人できたみたい」

と言っていたドロシーさん。娘さんの臓器は50人の人を助けることになりました。カーソン・パーマーさんも今では臓器移植者に登録しています。

「ジュリーを愛してたわ、ほんとうに。いなくなってさびしい。毎日そう思うの。戻って来てくれればいいけど、それは無理よね。他の人がジュリーのおかげで助かったと思えば、慰められるの」

と、今でも毎朝カーソン・パーマーの記事を探しているというドロシーさんです。

ということで、今シーズンはカーディナルスの試合を見ながら、ドロシーさんも見てるんだな・・と思うことになるでしょう。

それにしても、臓器移植って、足の靭帯までも使われるんだとは知りませんでした。それも2年前に亡くなった人の体を使うとか、医学ってすごいな・・。

2回も同じ所を大怪我して、また復帰しているカーソン・パーマーさんもすごいだろ・・どんだけタフなの・・と、いろいろ感心しましたよ、私は・・・。

2017/07/02

ジュリアン・エデルマンのヌードが見たい人は手をあげて~

ESPNマガジンの毎年恒例ボディ特集では、有名アスリートたちがその鍛え抜かれた肉体を披露してくます。今年は、ニューイングランド・ペイトリオッツのワイドレシーバー、ジュリアン・エデルマンさんも裸になってくれました。

見たい?見たいっしょ?



すごいですね、この筋肉。こんなふうになるまで、どれだけジムで時間を過ごしているのか。体のデコボコひとつひとつが努力の賜物です。人間の体ってきれい・・・。

「体は僕の聖堂だ。だからハンバーガーを食わせてやるのさ。一日1個だ。コンディションを整えるためにね」

とかなんとかキザったらしい言葉を言った後、自分でフイてますがww

インタビューでは、トレーニングや体のことについて話していました。

俊敏性を養うために、壁にぶつかったテニスボールをキャッチする練習をしているとのこと。色の違うボールを使って、使う手を変えながら、すばやく反応できるように。毎日ペイトリオッツ用具係の人にボールを投げてもらっていて、スーバーボウルでのミラクルキャッチの後は、「テニスボールのおかげだよ!」と二人で喜んだそうです。

米の入ったバケツに手をつっこんで、ぐりぐり動かすというトレーニングもしています。

エデルマンさんは、小さな頃からお父さんがあみ出した数々のドリルをこなしてきました。レシーバーとしてプロ入りが決まった時は、パントキャッチのためにこんな練習を。

片手を背中にテープで止める。妹と友人に顔めがけてテニスボールを投げてもらう。お父さんがスタジアムの高い客席からパントのボールを上げて(フィールド場からだとプロのような高いパントが上げられないので)、片手のエデルマンさんがキャッチする。

あるいは、サングラスの片目にテープを張って、片腕片目にして練習する。

6面テニスコートが並んでいるところで、ネットの柱と柱の間を走りぬけルート走の練習をする。お父さんの創意工夫がすごいですね~。

プロになってコーンドリルやルート走のドリルをするようになってからは、しょっちゅう足をぶつけたり踏みつけたりして、足が醜く変形したと語っています。右足は外反母趾だし、爪はつぶれて、あんまり気持ち悪いのでサンダルなんか履けない――。

それに加えて、指なんかこうですよ! (2:16)



小指が曲がったまま!えッ、これでキャッチしてたのーー!?

突き指、脱臼、骨折。フェイスマスクに引っかかったまま飛ばされたり、DBと争っている時にショルダーパッドに引っかかったり。というのが重なり、もうまっすぐにはならないんですよ・・・。

そのほかにも、両足と腕2ヶ所、顎を骨折。大学時代に肩の手術も。膝の怪我もあるしヘルニアも。慢性的に大腿部の故障も。

体ボロボロやん・・・。

「傷跡を見ると、どんなに自分が歯を食いしばったか分かる。もう一度ハイレベルでのプレイに戻れるように、頑張ったんだ。小さな勝利の証かな。ケガが勝利ってワケじゃないよ、イヤだよ。だけど、傷跡を見て『あのリハビリきつかったな』なんて思う時はちょっと誇らしい気持ちになる」

リハビリ中は、やっぱり無理かも?という小さな恐怖があって、それがますます厳しく取り組む原動力ともなっていると語っています。

「失敗するのが怖い。心の隅にいつもそれがある。その思いでクレイジーになるほど。勝つのが好きっていうより、オレは負けるのが大嫌いなんだよね」

タフっすよねー、プロのアスリート。体もだけど心がほんっとタフと思います。心強くないと、あんな体作れないよね・・・。

2017/07/01

デレク・カー ラッセル・ウィルソンをディスるの巻

先日、オークランド・レイダースのクォーターバック、デレク・カーさんの契約更新が発表されました。5年で約125億円。NFLの歴史上最高金額とのこと。へぇ~。

さっそく記者会見に引っ張り出されて、現在の心境などを訊かれていました。

「チームのために全力を尽くすことが第一の目標だ。プレッシャーはない。1ヤードラインでマーショーンにボールを渡さすに、僕がパスを出すということはない。あるわけがない。スタッツなど問題じゃない。それが目当てじゃないんだ。

今年のタッチダウンが10でも気にしない。試合に勝つこと、それが一番重要なんだ」


へぇ~。そうなんだ~。ゴール前ならいつでもマーショーンにボール渡しちゃうんだ~。そっか~ラッセルはスーパーボウルの大事な場面で自分のスタッツが気になってたのか~自分がタッチダウン決めたかったんだね~。

とか言うかバカ!

さりげなくラッセルをコケにしてくれるじゃないの、デレク・カー。そうか、そんなにマーショーンに渡したいなら


どんどん渡してもらおうじゃないの


はいはい、気のすむまで渡してくださいな


ふっ・・・。

ま、デレク・カーさんは意地悪な人には見えませんからね、ちょっと口がすべっちゃったのかもしれないですね。この記者会見、居心地悪そうにしてたから。え、オレこんなに金もらっちゃってワリぃ。そんなつもりじゃないんだよ。オレ、フツーの人なんだよ。そんな目でオレを見んといてや・・・。

大型契約を結んで、何を買いますか?という問いには、チックフィレイ(チキンのファーストフード)に行くことと、それから寄付。奥さんになんかいいもの買ってあげようかな。

「彼女はやめてくれって懇願するだろうけどね。まだクーポン集めてるんだよ。いつもネットで安いものを探してる。そういうのはこれからも変わらない・・・」

やめろーーデレク・カー!100円や200円チマチマするな、そんなもんくれてやれ!って言ってやれーーオレが稼いでんだよ、好きなもんいくらでも買ったれ!ってーーヨメのクーポン買いを奨励するなーーーー!

って、どうでもいいですけどね。ふっ・・・。

「この金はたくさんの人を救うことになるだろう。アメリカだけじゃなくて世界中の人をね。それを嬉しく思っている」

と語ったデレク・カーさんでした。大型契約を結んだ今シーズンは、注目が集まることでしょう。あの契約に見合っただけの働きができるのか?期待に応えることができるのか?ということで。

マーショーンもどんなプレイを見せてくれるか楽しみよ~。


2017/06/30

1日9食 4800カロリーダイエットのラッセル・ウィルソン

昨シーズンは第1週で足首を、第3週で膝を怪我したシアトル・シーホークスのクォーターバック、ラッセル・ウィルソンさん。足が思うように動かないまま、試合には出場し続けていました。しかしラッシュヤードは過去最低の259ヤード。

怪我のせいで練習でも走ることができなかったため、自然と体重も増えたそうです。当たり前ですね。体重を量ってみれば225パウンド(102 kg)。うわぁ。

これではいかん、体を引き締めてもっと走れるようにしなくては、と立ち上がったウィルソンさんは、芸能人・アスリートご用達の超売れっ子栄養士の門を叩いたそうな。


3月から栄養士さんのアドバイスのもと、1日9回の食事4800カロリーを取るように努めて、225パウンド脂肪率16パーセントから、現在は214パウンド(97 kg)脂肪率10パーセントまで落ちました。

4800カロリーって・・・。さすがアスリート、こんなに食べて体重減るんかい。成人男性に必要なカロリーは、約2500らしいのに。

どんなメニューかというと、

1 起きがけにアーモンドバターとジャムを大匙1杯ずつ

2 朝食はオートミール500 ml、卵6個、果物、チキン胸肉

3 おやつに果物とアーモンド12個

4 昼食にタンパク質を1カップ、野菜、ヤム芋かジャガイモかライス

5 2度目の昼食に、4と同じもの。

6 果物とアーモンド12個

7 果物、アーモンド12個、ホエイプロテイン

8 夕食に魚かステーキ、野菜かサラダ

9 就寝前に果物、モラセスまたはシリアル、アップルソース、アーモンドバター、ジャムを大匙1杯ずつ

ウィルソンさんって手抜きをしなさそうだから、きっちりこのとおり食べるんだと思いますよ。

卵6個っていうのが目を引きます。JJ・ワットさんも1日10個くらい食べるって言ってたけど、ほんとうにいいんでしょうか、こんなに食べて。見ただけでウップ・・ってならないの・・・。

このプログラム以前は、1日約2700カロリーを摂取していたというウィルソンさん。食事量はぐっと増えたわけですが、この栄養士さんによると脂肪を燃やすのに必要な熱量をとる必要があるんだそう。

そして、イースト、発酵食品、乳製品、グルテンは禁止。体に炎症を起しやすい食べ物だと説明しています。ということで、パンなどもダメ。

「チーズが大好きなんだけどね・・。注意してるよ」

とちょっとさみしそうなラッセル・ウィルソンさん・・・。


マカロニ&チーズを食べたいんだけどさ、正しいことをしなきゃね・・・。

ラッセル、頑張っておくんなはれ!私たちが応援してるからね!ユーワクに勝ってな!

栄養士さんの話によると、サーモンなど脂の乗った魚は、深いREM睡眠を促進し、炎症を防ぎ、成長ホルモンを分泌させるんだそうですよ。だから夜に取った方がいいんだって。赤身のステーキは血液中の血球を増やし、これもまたREM睡眠を促進するとのこと。

この食事療法を始めてから、体の調子がすこぶる良好と語るウィルソンさんの目標は、215パウンドでシーズンを乗り切ることだそうです。

「ラッセルすごいよ、このオフシーズンは練習の濃さがハンパない」とWRダグ・ボールドウィンさんもどっかのインタビューで語っていました。ラッセルはやるぜ!今年はやってくれるぜ!すんごく期待していいと思うよ!

ということで私も腹筋とかしてみるかな・・・。

2017/06/26

Rウィルソンとの関係はファンタスティック リチャード・シャーマン

シーホークスのファン以外の方々にはどーでもいような話かもしれませんが、シーホークスファンにとって、このオフシーズン一番の話題は、「リチャード・シャーマンがラッセル・ウィルソンを嫌いというのは本当なのか?」でした。(私だけ?)

ことの始まりは、3月のESPNの記事。シャーマンは、スーパーボウルで負けたのはQBラッセル・ウィルソンとHCピート・キャロルのせいだと思っている。コーチがウィルソンを特別扱いするのが気に食わない。ディフェンス陣はウィルソンを嫌っている――というようなことが、書かれていました。内部の情報筋からの話として。

加えて、シャーマンがトレードを希望しているとの噂もありました。いったい本当のところはどうなんだ?と、多少ヤキモキしていたわけです。

そんな折、先週の試合後記者会見にシャーマンさんが登場。そのへんの疑惑を一蹴してくれましたよ!

まず、「トレードしてほしい」などとは言っていないと。

毎年シーズンが終れば、トレードの可能性はどの選手にもある。そういう事情はオープンに話している。トレードのオファーがくれば、話を聞いてみるのは普通のこと。チームを出て行きたいとは言っていない。

「もし、1巡指名二人と交換に、なんて条件だったら、トレードされてもしょうがないよね。チームをうらんだりしないよ。そういうもんだよ。

フロントオフィスとはいい関係だ、今までのように。隠し事なく、なんでも話してるからね。お互いを尊重するプロフェッショナルな付き合いだ」

と説明していました。QBラッセル・ウィルソンとの関係については

「ファンタスティックだ。オレたちはチームメイトだ。家族と同じ。お互いのために戦っている。他の52人のために戦っているようにね。彼はタフなクォーターバックだ。すごく感謝しているよ。去年はいくつもの故障を押してプレイしていたんだ。『仕事だからしょうがない』じゃなくて、自分の隣にいるチームメイトのためにプレイしていたんだ。グレートなクォーターバックだ」

だそうです。あったりまえだ~!もっとラッセルをほめてやれ~!

問題のESPNの記事に関しては、注目を集めるため、クリック数がほしいためにセンセーショナルに騒ぎ立てたものやんけ、とのこと。

「自分の記事を売るために、作ってんだよ。オフシーズンだろ、クリック数がほしいだろ、クレイジーなストーリーを作り上げてさ、情報筋の話によると――とか言ったら誰も疑わないんだよ。そう言ったら何だって書けるのさ。

優秀なレポーター、ジャーナリストもいるけど生活するのは大変なんだ。選手の過去とかチーム内での競争とかいい話を書いても、そんなんじゃ当たり前すぎてクリック数が稼げないだろ。衝撃的じゃないんだよ。だから、ピートが大変だ、チームの仲が悪い、クォーターバックを嫌ってる、とか言っちゃってさ、笑っちゃうぜ。冗談だろ。

こんな話が外では真実みたいに話されてるけど、オレら笑ってるよロッカールームで」

ラッセル・ウィルソンが特別扱いを受けていると書かれていた点についてはどうなのか?という質問には

「それも同じ。作り話。だってさ、そんなのどのチームについても書ける。例えばペイトリオッツだったら、『トム・ブレイディはいつも特別扱いされてる』って書けるだろ?」

と言ったら、横からマイケル・ベネットさんが「そうそう、ペイトリオッツはそうしてる」とかチャチャを入れて、シャーマンさんがブハハと吹き出すシーンも。

ま、そういうことのようです。相変わらずのリチャード・シャーマンさんで安心しました。スーパーボウルで勝つってことは、実力もそうだけど、運もある。一回勝って、その後勝ってないのは、ペイトリオッツ戦で負けた後遺症だとは思っていない、とも言っていました。

よーし、この調子で今シーズンも張り切って行こうーーー!



2017/06/11

酒なんか一滴も飲んだことないマーカス・マリオタ

NFLはシーズンオフですが、現在バスケットボールNBAとアイスホッケーNHLはプレイオフの真っ盛り。LBボン・ミラーさんやWRオデル・ベッカムJrさんなんかがバスケの試合観戦に訪れているところが、ひょろっと画面に映ったりしています。

アイスホッケーではナッシュビル・プレデターズが決勝まで進出。地元ナッシュビルのNFLチームであるテネシー・タイタンズの選手がおそろいのユニホームで応援に駆けつけていましたよ。


オフェンシブラインの大男たちと、クォーターバック、マーカス・マリオタさんが盛り上がってる~。あれ?でも、マリオタさんだけビールなし・・・。

と思ったらこんな画像も。手に持っているのはキャットフィッシュというアメリカ産のナマズ。なんかしらんけど、お客さんが試合中のホッケーリンクに投げ入れるのが流行っています。


ここでもマリオタさんが、ひとりだけ浮いている・・・。

「なんでビール飲まねーの?」「なんでキャットフィッシュ投げねーの?」と、高校時代の友達にも質問されたというマーカス・マリオタさんですが、その答えは

「アルコールは口にしたことないんだよね」

とのことです。まあ!そうなの・・・。トム・ブレイディさんが「イチゴを食べたことがない」「コーヒーを飲んだことがない」と答えていた時も驚きましたが、まあ、これも。へぇ~。人っていろいろ~。

マリオタさん、なかなかきちっとした人のようです。ホテルに泊まっていても、朝起きたらきちんと自分でベッドメイクをするとのこと。ネルソン・マンデラがずっとそうしていたのを見習って。朝を良い習慣と共に始めることは、非常に大切――そんなことを言っていました。なんつー見上げた青年なんでしょう。

そんなマリオタさん、昨シーズンは第16週に足を骨折。しかしリハビリは順調のようで、キャンプには間に合いそうだと報道されています。タイタンズは去年プレイオフ出場にあと一歩だったので、ファンの方は今年に期待しているのではないでしょうか。頑張ってほしいです。

キャットフィッシュについては、「ちょっとキモいから」という答えでした。クールですね!みんなが調子に乗って魚を放り込んでても、ホイホイと便乗しない。あくまで自分に忠実、きっちりとしたマリオタさんでした。


2017/06/07

マーショーン・リンチの後ろにはオークランドがついてるぜ

マ、マーショーンがしゃっべっとるよ・・・!

シーホークス時代は、しゃべらんリンチとして有名、メディアを無視して罰金までもらっていたRBマーショーン・リンチさんですが、本日、オークランド・レイダーズのOTA後、真剣にインタビューに答えていましたよ。

引退を取り消し、またフィールドに戻ろうと決心したのは、オークランド・レイダーズが移転すると聞いたから。

「オークランド出身だからよ、もちろん地元でプレイしたい、そんなチャンスがあればいいなとは思ってたよ・・けど、移転しちまうってことはさ、子どもたちは、アイドルが成長するのを見る機会を失うってことだよ。もう地元にはいなくなるってことだから。

オレはここの出身だし、今でもずっとここにいる。子どもらはそういうのが見れるんだよ。誰かが実際にやったんだって。自分と同じ場所で育ち、自分が崇拝するチームでプレイする選手がいるんだって。


オークランドの街がオレについてるって気がする。一緒に乗ってるんだ。

オレたちがどっから来てるのか、何を代表してるのかを語るのは難しいよ。だって四苦八苦してつらいのをみんな知ってるからさ。

オレはここで生まれて育ったんだ。学校の廊下や、街の路地でさんざんやった。本当にいろんなことをさ。やっとここでプレイするチャンスをもらえたんだよ。

みんなが、ああ、よかったねとか言ってるけど、これはオレからのオークランドへの気持さ」

というように、地元への愛を語っていました。

オークランドの高校を卒業してカリフォルニア大学、その後2007年にドラフト1巡でバッファロー・ビルズに入団。2010年にシーホークスにトレード移籍し、2015年シーズン後に引退したマーショーン・リンチさん。去年はハイチやエジプト、そして地元オークランドでチャリティー活動している様子が報道されていました。

1年のギャップがどうでるのかな?もう31歳だし?という声もありますが、どうですか、この走り。


マーショーンにとってもいいシーズンになればいいなあ。古巣のシーホークスとは、レギュラーシーズン戦は組まれていませんが、プレシーズンで一度戦う予定です。

シーホークスディフェンスとマーショーン・リンチ・・・。見たいわぁーーー。

2017/06/05

アール・トーマスが帰ってくるぜ

昨シーズン、脛骨を骨折し12月でシーズンエンドとなったシアトル・シーホークスのアール・トーマスさん。引退をほのめかすツイートなどして、ファンをヤキモキさせていましたが、現在は気迫のこもった練習で今シーズンに備えているようですぞ、みなさん!

「今日の練習で一番印象に残ったのはアールだな。火曜の練習からドリルをこなしている。トップスピードだ。意気込みがすごい。自分がどれぐらいできるか見てるんだな。順調に回復している。キャンプには必ず間に合う」

とは、OTA1週目終了後のピート・キャロルコーチの言葉。

はぁー、安心したー。だってね、12月末、WRタイラー・ロケットさんが怪我した試合の直後に「必ず来年戻るぜ」と宣言はしていたものの、口先だけってこともあるし、どうなんだろうなぁと思っていました。

だけど、口だけではなかったアール・トーマス。

彼のリハビリをずっと指導してきたトレーナー、ジェレミー・ヒルさんによると、今までに見たことないほど激しいモチベーションで、リハビリに取り組んでいるとのことです。

高校時代からの知り合い、大学でのチームメイトだったヒルさん自身も、同じ怪我を経験しています。アール・トーマスさんがパンサーズ戦で怪我をした直後すぐに電話し、レントゲンの結果待ちの間に、何を予期すべきか、これからの心構えを説明していたそう。

その数分後に引退ツイートが飛び出して、「マジかよw今電話切ったばっかだぜ。コレ話したとこだろ」と、今では笑って語るヒルさん。

ヒルさんの拠点テキサス州オースチンで、アール・トーマスさんは3月4月とずっとリハビリに取り組んでいました。普段、日曜は休みにしてしているヒルさんをジムに呼び出して、毎日朝10時から午後4時までみっちり筋力、瞬発力、柔軟性などをトレーニング。

「顔をゆがませてヨロヨロになってたよ。ちょっと休めと言っても、『大丈夫だ、さあ次』って。そんなヤツさ」

「最初、NFLに入ったばかりのときは、自分がここでやれるんだって見せてやらなきゃならないだろ。だけど今回は違う。今度は自分自身に証明するんだ。彼は練習をビデオに撮ってる。それを見て、また練習を重ねるんだ。

引退って言葉が忍び寄るんじゃないかな。それが少し怖いのかも。そんなことを考える自分が信じられないんだ。それが彼を動かしている。自分自身と戦っている。以前の自分より良くなろうと。怪我の記憶を消そうと戦ってるんだよ」

「あいつ、今まで見たことないほどのヤル気だ。今までヤル気がなかったってことじゃない。これまでないレベルのモチベーションなんだ。どこまでいくのかすごく期待している」

とヒルさんは語っています。

おお、いいですね!アールが頑張っているなら、応援する方も気合が入るぜ!自分もジムに行こうかな!

ということで、アール・トーマスさんのリハビリ風景を少しご覧くださいませ。


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「チームメイトのことを考えてる。期待を裏切ったりしねーぞ」



SSカム・チャンセラーさんとCBリチャード・シャーマンさんと。


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ううう、アール頑張ってや。フィールドに立つ日を心待ちにしているですよ・・・。

2017/06/03

リチャード・シャーマン+Dが反ラッセル・ウィルソン?という件について

さてみなさん。去年12月のラムズ戦でシアトル・シーホークスのCBリチャード・シャーマンさんが激怒してオフェンシブコーディネーターのベベルさんに食ってかかったのを覚えているでしょうか?

原因は、シーホークスオフェンスの、1ヤードラインからのパス。

「そんなことをしたら、どんな結果になるか分かってるだろ?!」というのがシャーマンさんの言い分でした。1ヤードからのパスといえば、アレですよね、アレ。第49回スーパーボウルで、ニューイングランド・ペイトリオッツのCBマルコム・バトラーさんにインターセプトされたあのプレイ。

ああ・・やっぱり傷跡は深いんだな・・と改めて思いましたよ。

昨シーズンはサイドラインでキレてるところに注目が集まったリチャード・シャーマンさん。オフシーズンになるとトレード話も持ち上がりました。「シャーマンがチームを出たがっている」という噂も。

そうしたらこのたび、リチャード・シャーマンをはじめディフェンス陣はピート・キャロルコーチとQBラッセル・ウィルソンに強い不信感を抱いているとの記事が発表されました。あのスーパーボウルでのプレイの後遺症が尾を引いている。ディフェンスが勝利の要因なのにウィルソンが評価されすぎている。との理由でチーム内に深い亀裂が生じていると報道しています。

いくらシーズンオフでネタに困ってるからって、今頃なんなの。ロッカールームでのいざこざがあったとは聞いてるけど、昔の話を掘り起こして、衝撃の真実暴露みたいにして売ってんじゃねーよ。ラッセルがみんなに嫌われてる図を勝手にヌリヌリしてんじゃねーーー!と大いにムカついた記事がこちらです。


スーパーボウルでの、あのプレイコールへのわだかまり。「RBマーション・リンチにボールを渡さず、パスを選んだのは最大の失策である」「コーチ陣はリンチではなくQBウィルソンにヒーローになってほしかったのでは」なんて、非難ごうごうでした、あの時は。

この記事によれば――

本来ならばシーホークスはすでに何度もスーパーボウルで勝っているはずだ。そうなっていないのは、ウィルソンとキャロルに責任があるとシャーマンは考えている。

ディフェンスはスーパーボウルで勝てるレベルでプレイしているのに、ウィルソン+オフェンスは同じ責任を果たしていない。それなのにキャロルはウィルソンを責めることはしない。ディフェンスのおかげで勝ち星をあげているのに、QBが高評価を受けているのはおかしい。

そしてね、優等生のラッセルと彼をかわいがるコーチに、ディフェンスのパンク野郎たちが反感を持って、チームは分裂してるんだって・・・。

アホか。

そりゃあロッカールームで不協和音が鳴ることもあるでしょう。エゴの塊の大男集団なんだから。ちぇーせっかくベンチで休めると思ったのにもう4th downかよ~またディフェンスかよ~と思う時だってあるよね。そんでラッセルがあまりに文句の付け所がない人だから、それが癪に障る人がいるのもうなずける。

でも、スーパーボウルで負けたことをQBとコーチだけの責任にするって、そんなことするんですか?プロの選手が本気でそう思うのか?あの最後のインターセプトが衝撃的だったから、そこだけ注目されるけど、第4クォーターで3rd and 14をコンバートされて、24対14のリードをひっくり返された試合ですよ。

そして、いくら心に深い傷を負ったからといって、3年前のプレイにこだわって、これからのシーズンを無駄にするつもりなんでしょうか?

こんな記事が出た直後、DEマイケル・ベネットさんは

「オレはラッセル・ウィルソン大好きだよ。いいチームメイトだし友人だ。それ以上に人間として素晴らしい。先週うちに遊びに行ったとき、バーベキューリブをくれたんだ」

なんてツイートしてましたwwいい人やね。センターのジャスティン・ブリットさんはESPN宛てに「#偽ニュース」と一言。そのあと、「オレが守りたいQBはラッセル・ウィルソンだけだ」とも。


肝心のシャーマンさんはといえば、「あんな記事、うそっぱちだよ」と言っていましたが、どうなんでしょう。

3年前には、「ラッセルはメンタルむっちゃ強いんだ」なんて褒めてた人なんですよ。

「ボールが自分に有利なように転がらないからって、彼は落ち込んで泣き言をいったりしない。最も必要される時には立ち上がって、オレたちのために試合を勝ってくれるヤツなんだ。彼がどんなにすごいか、みんなは知らないかもな。でもこれで分かっただろう」

なんて、2014年シーズンのNFCチャンピオンシップ、パッカーズ戦の後に言ってたんですよ・・・。

ということで、今年の、チームとしてのシーホークスはどうなるんでしょうか。ま、いろいろ問題は出てくるでしょうが、チームとして解決しよう、前向きに前進しようという意志でみんなが取り組めばなんとかなるんじゃないの?そういうもんじゃないんでしょうか。

でもシャーマンさんがまたニュースの中心になるのかな?ということも含め、今シーズンもいろいろ気になります・・・。

2017/05/31

セレブレーション反則緩和でアントニオ・ブラウンもうれしい件

NFLが今年はタッチダウン・セレブレーションのペナルティを緩和するそうです。

確かに去年は、「ええ?これで反則?」というようなペナルティが多かった。No Fun Leagueと揶揄され、選手やファンからも不満が寄せられていたので、まあ多少譲歩することにしたんでしょう。

ちなみに、過去タッチダウンの際に課せられたアンスポーツマンライクコンダクトの数と、罰金はこのくらい。

シーズン     反則     罰金
2016 29   $310,301
2015 20   $  66,548
2014 16   $  94,125*
2013   8

昨シーズンの罰金なんか前年の5倍弱ですよ。切符切りまくりじゃないの?2014年の罰金約940万円*のうち、300万円はジミー・グラハムさんのダンクに科されたものとのこと。

この年からダンクが禁止になったので、(ムカついて)プレシーズンの試合で2度も見せつけてやったらしい。おお!グラハムさん優しそうな顔して挑戦的ですね~。

ゴールポストへのダンクは、今年も禁止。相手を侮辱するような行為もダメ。暴力的・攻撃的なもの、例えば首を切るマネとか銃を撃つフリ、去年ジョシュ・ノーマンさんがやってた弓矢を射るマネも禁止です。そして、性的行為を示唆するようなのも。

こんなんして腰を動かしちゃあダメっすよね~アントニオ・ブラウンさん。


さて、去年は630万円も罰金を払ったアントニオ・ブラウンさんですが、ちょっとは自由になった今年は張り切っているようです。

「いいことだよ。みんな楽しみにしてると思うよ。Oラインの選手なんかはエンドゾーンでセレブレーションすることってあまりなかったけどね。面白くなりそう」

と、今年はオフェンシブラインの選手とコラボしたパフォーマンスを思案中の様子。プロボウラーのセンター、パウンシーさんとは一緒に踊ったことがないので、ぜひ巻き込みたいらしい。そういえば、タッチダウンを決めたワイドレシーバーがいい気になって踊ってる間に、ラインマンはさっさとベンチに引き上げがち。縁の下の力持ちにもっとスポットライトが当たるのは、イイんじゃないの~。

今年はグループでのセレブレーションもOKということですから、チームでなんか考えてくるところもあるんじゃないでしょうか。

ほかには、地面に寝転んだり、ボールを小道具として使うのはOKとのこと。

アントニオ・ブラウンさんはシーズンオフにピッツバーグ・スティーラーズと契約を延長しました。4年で68億円。今年28歳。結果を出さなければならないプレッシャーはある?という質問には

「いつだって天井は上げていかなきゃ。チャンピオンシップを取ることに集中するぜ」

ということです。

OTAが始まってチームもゆっくり動き出してきました。開幕まであと100日くらいあるけど、あ~、新しいシーズンへの期待が膨らむ~。

2017/05/24

時給1100円バイト兼業のNFL選手

プロスポーツ選手と聞けば、みんな億万長者。豪邸に住んでキレイな奥さんもらって・・的なイメージがありますが、いやいや、みんながみんなそうではありません。

タンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー、バーナード・リーディさんは、シーズンオフに車椅子専用車の運転手をしているそうです。体の不自由な方がお客さんなので、救急法、介護トレーニングも取得済み。

下の写真に写っている、この日のお客さんは朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍した70歳の男性です。リーディさんとはすでに顔なじみで、親しげに会話しながら、お医者さんへと向かうところ。


バッカニアーズと契約した、今年の基本給は4650万円。しかし全額が確定しているわけではありません。

リーディさんのNFL入りは2014年。ドラフト外フリーエージェントとしてアトランタ・ファルコンズに入団し、1年間を練習生として過ごしました。年収は1086万円。しかし翌年には、OTA(キャンプ前のチーム練習)にしか参加できず、フットボールからの所得は62万円とガタ落ち。

2015年のシーズン中は、車椅子専用車の運転手として毎日8時間、週に5日働いていました。日曜日の勤務中は、NFLの試合をラジオで聞くこともできたけれど、つらかったのでゴスペルを聴いていたとのこと。信じることでモチベーションをキープしていたそうです。

昨年2016年は、2月にバッカニアーズと契約。しかしプレシーズンに故障し放出されるはめに。12月に故障が治ると、練習生として再契約。2試合で53人ロースターに残り、858万円の収入となりました。

「銀行残高だって限りがあるだろう。生きるためには、何か仕事しないとね。給料がなかったら金は減る一方さ」

「オフシーズンにはここで仕事をさせてもらう。ありがたいことだよ」

「(フットボール引退後も)これをしてるかもしれないな。今は経済的には十分で、この仕事をしなくてもいいんだけど、何もしないよりいいだろ?トレーニングとプレイの復習のあと、家でごろごろしてるより。お金を稼げるし、その上、人助けもできるんだよ。助けを必要としている人って、本当にいるんだからさ」

「たくさんの人が・・自分のことをすごく大変だと思い込んでるだろう?だけど違うんだよ。他の人の話を聞いてみるとさ。それに、毎週同じ人を乗せてると、親近感が湧いてくるんだよね」

会社の上司は、リーディさんを高校生のときから知っている方。試合で活躍する様子を見ていました。彼がフットボール選手として成功するのを応援し、練習に支障をきたさないように仕事のシフトを組んでくれます。

「彼は人当たりがいいんだ。丁寧で親切で、安全運転をしてくれるってお客さんから電話をもらうよ。(バッカニアーズで)うまくいくといいなあ。そりゃもちろん、彼にここで仕事してもらいたいけど、やっぱりフットボールしてもらいたいな」

と語っています。

ねえ。いろんな人がいますよね。ルーキーもベテランも、なんとかプロで食べていこうとしている人たちも。そろそろOTAが始まりましたから、みんな意気込んで練習に精を出している最中でしょう。

私もちょっと気を引き締めて向き合いたいです、いろんなことに。と思いました。

2017/05/20

チーフスとは今年が最後と覚悟するアレックス・スミス

カンザスシティ・チーフスは、2016年シーズン12勝4敗。AFC西地区の1位としてプレイオフに進出しました。クォーターバックは、2013年にサンフランシスコ・49ers から移籍したアレックス・スミスさんです。

2017年ドラフト当日、チーフスはバッファロー・ビルズとトレードアップし全体10位でQBパトリック・マホームスを指名。トレードの条件としてビルズに譲渡したものは、全体27位(1巡)+全体91位(3巡)+2018年1巡指名権。チーフスの将来を担うクォーターバックとして指名したのは明白です。

こんなあからさまなチームの方針を見せ付けられて、現在の先発QBはどんな気持ちなんだろう。

「チーフスが僕を必要とするのは、この1年だけだろう」なんてキャプションを付けて、こんなさみしそうな写真を使っていますがね、ESPNは。


でも、アレックス・スミスさんは、NFLではこんなの普通のことだからさ、と達観した様子で語っていましたよ。

「チーフスが僕に託すのはこの1年だけだろうね。そういうもんだよ。もし試合で結果が出せなかったらさ、コーチは正直だから。出場して結果を出す。皆そうやってるんだ」

「パトリックをドラフトした、しないに関わらず、それは変わらない。そうだろう?自分の実力が伴わなかったら、プロじゃいられないのさ。そういう仕組みになってる。そういうポジションなんだ」

アレックス・スミスさんは2005年に全体1位でサンフランシスコ・49ersにドラフト指名されました。最初の6年間はオフェンシブコーディネーターが毎年代わり、怪我にも泣かされました。同期でNFLに入ったアーロン・ロジャースさんと比べられて、悔しい思いもしたことでしょう。

しかしジム・ハーボーさんが49ersのヘッドコーチになると、2011年にはNFC西地区の1位に。スタッツ的にも最高の年になりました。2012年にはコンカッションで先発を外れると、そのままQBコリン・キャパニックさんが台頭して、結局シーズン後にはトレードで放出。

「ちょっとその時と似てるかもね。僕は年とったQBだし、チームは若くて伸びる選手をドラフトしたってことで。でも、全く違うチームで、コーチ陣も違う。僕だって同じ選手じゃない」

「いろんなことがあったよ。この前の時とは、ちょっと事情は違うけど、ま、分かってるさ。誰がGMでも、ここは重要なポジションだから、才能ある選手を取れるだけ取るよね」

「納得してるよ。もう13年目だし。といっても、自分の目標はブレていない。そうだろ?もっと活躍できる。いまだに上達している感触がある。正直なところ」

というように、自分の場所を真摯に受け止め、しかしなおかつ、ヤル気を見せている、気負ったところのないアレックス・スミスさんです。

チーフスとの契約はあと2年。パトリック・マホームズさんが順調に育てば、それでチーフスとは終わり。ビジネスとはそういうもの。

ドラフトの直後、マホームスさんとも話をしたと言っていました。家族でドラフト指名を祝っている喜びの時だったので、早々にあいさつを切り上げたそうですが。そんなところも、大人やね~。

まだまだアレックス・スミスさんには頑張ってほしい。サンフランシスコからカンザスシティに移って、活躍している姿を見て、よかったな~って思ってました。

新しい選手も楽しみだけど、ベテランだってまだまだ捨てたモンじゃないっすよね!


2017/05/18

ホームレスだった ブロンコスの1位指名ガレット・ボールス

さてみなさん、今年のドラフトで赤ちゃんといっしょにステージに登場した、ブロンコスの1巡指名ガレット・ボールスさんを覚えているでしょうか。

全体20位、オフェンシブラインでは一番目の指名でした。生後4ヶ月のキングストンちゃんが注目の的になっていましたよ。


このボールスさん、高校時代は警察にも名が知れ渡るワルだったそうです。酒、ドラッグ、暴力、ギャング行為、とあらゆることに手を染め、学校は退学。刑務所にもぶち込まれました。下のビデオに高校時代の写真がありますが、確かに険のある顔。しまいには、父親に家を放り出されるはめに。


段ボール箱とカバンだけの荷物で、道に座っていたボールスさんを見つけて手を差し伸べたのは、ラクロスコーチだったフリーマンさん。

すでに4人のお子さんがいたフリーマン夫妻でしたが、行く当てのないボールスさんを受け入れることにしました。教会に行くこと、昔の友達とは別れること、夜間は携帯電話を差し出すことなど規律厳守を約束して、家族の一員となったそう。

高校卒業も難しい状態でしたが、なんとか卒業。そのあと2年間モルモン教の伝道をした後、ジュニアカレッジに入学。そこで2年フットボールをして、2016年ユタ大学に編入。1年で力を見せ付けて、NFLドラフト1巡指名って、まあ、灰から不死鳥が甦るような、素晴らしいカムバックではありませんか。

ボールスさんもすごいですけどね、それ以上にすごいのがフリーマン夫妻ですね。だって手のつけられない不良のティーンエイジャーですよ。成長期の自分の子どもだっているというのに。悪い影響、やっかいな荷物になるかもしれないのに。問題を抱えるのは明白なのに、「このコはいいコなんだ」と信じて、すべてを受け入れるなんて、すんごいよ~~。

現シーホークスのタイトエンド、ジミー・グラハムさんも、あんな優しそうな顔をしていますが、厳しい生い立ちでした。母親に捨てられたも同然のグラハムさんを引き取った女性なんか、シングルマザーですよ。自分だって経済に余裕がないのに、冬なんか寒くって暖房なしでブルブル震える状態なのに、いろいろ難しい高校生なんか引き取って、もう、その潔さ。感服する。天使かよ・・・。

こういう人たち、いるんよね・・。リーチの広い人たちが。少しでも見習いたい。

ということで、ガレット・ボールスさんのルーキーシーズンも楽しみです。シーホークスに来て、ラッセル・ウィルソン守ってほしかったけど、ブロンコスで若いQB守るのもいいんじゃないかな。1巡指名なので、先発出場も大アリですね。

パパさんだし、息子のためにも頑張りなはれや~!

2017/05/17

キャパニック→シーホークス=パーフェクト by マイケル・ベネット

いつも言いたい事を大声で堂々と語ってくれるシアトル・シーホークスのディフェンシブエンド、マイケル・ベネットさんが、「シアトルはね、コリン・キャパニックにとって完璧なところだよ」とラジオで発言していました。


「彼はさ、世の中を変えようとしてるんだよ。そんなリーダーシップを取れるやつ、ロッカールームにいた方がいいだろう?」

去年、試合前の国歌斉唱で起立しなかったことで、「殺してやる」との脅迫状も受け取ったと報道されたコリン・キャパニックさん。そんなことがあっても、自分の信念を変えなかった人間が「問題児」として扱われるのは間違っていると、ベネットさんは語っています。

「もしキャパニックがうちのチームに来ることになったら、すごくいいと思うよ。ピートみたいなコーチもいるしさ、こういうチャレンジに向いている人なんだ。オーナーだってホームレスを救うためにお金を出している人だし。選手たちも地域に貢献している。ラッセル・ウィルソンを見ろよ、このチームはコミュニティを巻き込んで一緒に成長していこうとしてるんだよ。だから、キャパニックには完璧なところさ」

「うちのロッカールームにハマると思うな。絶対そう思う。オレら同じ問題を話し合っているんだもの。ただ、彼の方が一歩前に出る勇気があったってことだよね」

「彼のこれまでの経験を見ると、うちのチームはランが主体のオフェンスだからさ、リードオプションをプレイする機会が増えるだろ、そしたらNFL主力選手に戻れる力もつくよ」

「うちのチームはいいシステムを持ってる。いい選手もいるし、いっぱい勝ち試合のあるラッセルもいる。キャパニックにはいいと思うな」

というように、オレの大きな胸に飛び込んでこーい!と両腕を広げているマイケル・ベネットさんです。いい人やね~。去年は記者に悪態ついてたこともありましたけどw

たしかに、保守的な東海岸のチームよりも、リベラルな西海岸の都市のほうが、キャパニックさんを受け入れる土壌はありますよね。

3月にフリーエージェントとなったキャパニックさん、現在はニューヨークに住んでいます。パーソナルトレーナーと毎日5時間みっちりトレーニングを積み、先発QBとして活躍するつもりであるとのこと。

このシーズンオフには、チャリティー活動にも力を入れていました。

刑務所を出て就職活動を始める人たちのためにスーツを寄付したり、


ソマリアに救援物資を送る手助けをしたり、様々な福祉活動に献金したり。

まだまだNFLで先発をはれるクォーターバックだと思います。

先週、シーホークスのGMシュナイダーさんが、キャパニックさんのエージェントに連絡を取ったということですが、このオフシーズン、どこかのチームがキャパニックさんに興味を示したと報道されたのは、これが始めて。

みんな、なに?彼が今シーズンも余計な騒動を起こすのを心配して、遠巻きにしてるだけなの?シーズン中は余計なことをするなと、きちんと伝えて契約すれば、そんな問題は回避できるんじゃないの?自分のチームの力になるかどうか、この人がどんな人なのか、会って話をしてみなければ分からないんじゃないの?

この人が、これでNFLから姿を消すとはちょっと思えないです・・・。

2017/05/16

コリン・キャパニック→シーホークス説が浮上

3月からフリーエージェントとなっている、元サンフランシスコ・49ersクォーターバック、コリン・キャッパニックさんについて、突然ですが、シアトル・シーホークスと契約するのがお互いにとってベストなのでは?という説が歩き始めました。

スポーツ・イラストレイテッド誌のピーター・キングさんによると、下記のような理由からです。


1.シーホークスQBラッセル・ウィルソンのバックアップは、現在のところトレボン・ボイキン(オフシーズン中に2回逮捕)と、他に無名の選手が2人。

2.シーホークスのオフェンシブラインを見る限り、バックアップQBは非常に重要なポジションのひとつである。昨シーズンは、QBウィルソンがまるでパンチバックのようだった。

3.ヘッドコーチのピート・キャロルは、選手の自由を尊重する指導法を貫いている。

4.GMジョン・シュナイダーは、ベストな選手であれば、誰といわず、チームに適応できるか見極めようとする心の広さを持っている。キャパニックは、このやり方の最適なモデルケースとなるだろう。

5.オーナーのポール・アレンは、NFLの多勢を占める超保守的なオーナーではない。去年、国歌斉唱時に起立しなかった、それによって国民の怒りを買った、という理由からキャパニックとの契約を拒絶するとは考えられない。「この選手がベンチにいることと、それに伴うファンの怒りと、どちらに価値を置くべきか?」とは秤にかけるだろうが。

6.オフェンシブコーディネーターのダレル・ベベルは、従来の型にとらわれない指導法でラッセル・ウィルソンに力を発揮させている。キャパニックとベベルがうまくマッチするかは分からないが、試してみる価値はある。

ベベルとコーチ陣は、キャパニックが合わないと判断するかもしれない。ウィルソンのバックアップQBでいることを彼が侮辱と感じるかもしれないし、他の理由が出てくるかもしれない。しかし、実際に試してみなければ分からない。シアトルの現在のバックアップQB状態を考えれば、キャパニックを招き入れて、とりあえず話してみる価値はある。

7.最悪の場合を考えてみよう。キャパニックを16週間(今日からロースター最終カットの日まで)雇用することになる。ユニークで、実力のあるクォーターバックを目の前で検証することができるのだ。先発75回の経験があり、まだ29歳のQBを。

8.シアトルの現時点でのバックアップ陣、ボイキン、ヒープス、ハワードを考えてみよう。先発の経験は3人とも皆無。パス成功数は、全員合わせて13回。

9.シアトルの街、ファンは、これが現実のこととなっても、逆上したりはしない。

★ ★ ★

どうですか?そう言われてみれば、そうかも・・という気はします。

HCピート・キャロルもGMシュナイダーさんも、けっこう受け入れ範囲が広そうだし、ラッセルだってグダグダ言う人じゃないし。

オーナーのアレンさんも、ジミー・ヘンドリックス博物館を建てたり、日本の戦艦武蔵を自費で探したりと、金持ちヒッピー的な、自由主義の人なので、キャパニック個人の信念についてああだこうだとうるさく言う人ではないでしょう。

アメリカで警察官による黒人への差別的暴力事件が続き、「こんな国には敬意を払えない」として試合前の国歌斉唱での起立を拒否したのが、去年のコリン・キャパニックさん。

国への侮辱だ、いや彼にも一理ある、と賛否両論が吹き荒れていました。

私個人としては、いや、気持ちは分かるけど他のやり方もあるはずだよね、と傍観していました。アメリカ国旗に敬意を払わないというのは、自由主義を守るために自分の命を差し出している兵隊さんたちに敬意を払わないということにもつながるので。

そんな騒動の後、キャパニックさんは大統領選は投票していない、来シーズンは国歌斉唱で起立する、とも語っていたので、なんやねん・・矛盾しとるやん・・と多少呆れていたところもありました。

しかし、ここ2、3年は低迷を続けていたとはいえ、スーパーボウルにも出場した経験を持つクォーターバック。それが5月になっても就職先がないというのは、政治的な問題が大きく関与しているのは明白です。超保守的、超民主党派、超トランプ派が大勢を占めるNFLオーナーは、問題児キャパニックを拒否しているのに違いない。

ドメスティックバイオレンスを働いた選手とはアッサリ契約するのに、個人の信念を貫き通すのは許さんのかよ・・と、オーナー達にもムカつきますが。

と、そんなピーター・キングさんの記事が出た日に、ちょうどHCピート・キャロルさんが、キャパニックも、RGⅢも、バックアップQBとして考えてはいるという発言をしていました。


この二人を特別に、というわけではなくて、「全ての選手を考慮に入れている」というニュアンスですけどね・・・。

さて、どうなるんでしょうか。

キャパニックさんもRGⅢも、ラッセル・ウィルソンのバックアップはしたくないんじゃないのかなあ・・・。

2017/05/06

パッカーズ vs べアーズ=因縁のライバル という話

グリーンベイ・パッカーズとシカゴ・ベアーズは古~い歴史のある、NFLでも最大のライバル同士だという話を知っていましたか?

私は知らなかったですよ。最近の現状で言うと、「ベアーズ?勝てないチームだね」という意識しかありませんでした。そしたら、今シーズンのスケジュールが発表になった時、にーさんが、シカゴ・ベアーズのこんなビデオを教えてくれました。


これ、ベアーズの対戦相手です。どの料理がどのチームなのかさっぱり分かりませんが、「チーズ」がパッカーズだというのは一目瞭然ですね。グリーンベイのあるウィスコンシン州はチーズが有名で、パッカーズのファンはチーズヘッドと呼ばれる帽子をかぶって応援する慣わしです。

そのチーズの扱われ方のぞんざいなことww

何か因縁があるのかと思って調べてみたら、この2チームは最古のライバル同士なんだそうです。

最初の顔合わせは1921年。以後、これまでに194回対戦しています。成績はどちらも94勝94敗6引き分け。すごい!本当のライバル!しかし最近はパッカーズが断然有利です。(2010年以降パッカーズの12勝3敗)

ということで、ベアーズがやっかみ半分というワケでもないでしょうが(いや、もちろん)パッカーズQBアーロン・ロジャースさんとオリビア・マンさんが別れた際には、シカゴの新聞社がこんな報道を。


「女優オリビア・マンとボーイフレンドが破局」

究極のディスりかげん!オリビア・マンとロジャースを比べたら、ダントツでボーイフレンドさんのほうが有名だと思うんですが、完全に無視ww大新聞社とはいえ、ライバルに対してはあくまでも挑戦的な姿勢を崩しません。

この直後にベアーズの公式アカウントが「ロジャースの悲しい顔」写真をツイートしちゃったもんだから、パッカーズファンの方々がお怒りになって、こんなリプを送りつけていました。


こんなのも。


すごいですね、ファンの人たち。目には目を。歯には歯を。「侮辱しやがって!絶対ユルさねー」状態ですね。

ファンだけでなく、選手の方々もライバル同士の試合になると敵意むき出し。1985年には、ベアーズがランボーフィールドを訪れた際、ロッカールームに馬の肥やしが積んであったという話も。(ひどいw)

去年までベアーズのクォーターバックだったジェイ・カトラーさんがテレビ解説者へ転身と発表された際には、すでに引退済みの元パッカーズ、トム・クラブツリーさんがこんなツイートを。

「テレビ界でジェイ・カトラーが活躍することを切に願っています」と書きながら、INT=インターセプトを強調するという小技をきかせています。

あんた、もう引退してんだからほっとけや~という気もしますが、いやはや、執拗ですね~。

でも、最高に好きだったのがこのビデオです。

ベアーズファンのドラフトパーティ。トレードアップした2位でベアーズがミッチェル・トラビスキーを指名した瞬間。ベアーズファンの「ノーーー!クォーターバッーク?!」と叫ぶ苦悩をご覧ください。

その場に居合わせたパッカーズファンの男のコwww思いっきりバカにしとるww

ということで、パッカーズ対ベアーズの試合はファンも選手も盛り上がるだろうな、と思いながら観戦すると余分に楽しめるのではないでしょうか。

今シーズンは9月28日、第4週にベアーズ対パッカーズ戦です!

2017/05/04

シカゴでブーイングをくらったミッチェル・トラビスキー

2017年NFLドラフトで、シカゴ・ベアーズは全体2位でクォーターバック、ミッチェル・トラビスキーさんを指名しました。

次の日にはさっそくシカゴへ飛んだトラビスキーさん。ベアーズで契約の話をした後、夜はバスケットボール観戦へ。NBAはプレイオフの真っ只中で、ちょうどシカゴ・ブルズがホームで試合をしていました。

ブルズのユニホームをもらって嬉しそうなトラビスキーさんですね~。会場の大スクリーンにトラビスキーさんが映し出されると、歓声が沸き起こりましたが、それと同時に、けっこう大きなブーイングを浴びたんだそうです。


いや、シカゴのスポーツファンは、トラビスキーさんに不満があったワケじゃないですよね。停滞するシカゴ・ベアーズに、ワケ分からんことをするGMに、不満が溜まっていたんですよね。ドラフトで迷走したチームへの怒りがトラビスキーさんに向けられてしまったんだと思います。

バッキャロー、トラビスキーめー!テメーのせいでー!能天気に笑ってんじゃゃねー!いや、彼のせいじゃないんですけどね。

今年のドラフトは、ディフェンスに良い選手が集中し、クォーターバック陣はイマイチという評判でした。「1巡でQBが指名されることはない」という解説者もいました。

しかしドラフト前になると、1位指名権のあるクリーブランド・ブラウンズが、QBトラビスキー指名を考えているという話が。DEマイルズ・ギャレットをパスしてトラビスキー?まさか、それはないだろう。いや待て。ブラウンズヘッドコーチでQB育成に定評あるヒュー・ジャクソンがそう考えるなら、ひょっとしてトラビスキーは才能ある選手なのかも知れない。

と、ドラフト前に、急に株が上がったミッチェル・トラビスキー。QBの中では一番手に躍り出ました。しかし順当に考えれば、指名されても1巡の後半。10位以内で指名されることはないだろう――そんな評価でした。

ところが蓋を開けてみると、ブラウンズが1位でDEマイルズ・ギャレットを指名した後、ベアーズがトレードがアップ。全体3位から2位に上がり、QBミッチェル・トラビスキーを電撃指名。

もともと2位指名権を持っていたサンフランシスコ・49ersとのトレード内容はこんな。

ベアーズ→ 2位指名権を得る
49ers→ 3位+67位(3巡)+111位(4巡)+2018年3巡指名権を得る

えええー!!2巡も3巡もくれちゃうん?1コ上がるだけなのに?ってことは、今年豊作だというディフェンス選手をパス?ベアーズの未来をこのQB一人に託すんだね?

ベアーズファンのうめき声が聞こえてきそう・・・。

さらに、ベアーズのヘッドコーチであるジョン・フォックスさんは、ドラフト当日までチームがトラビスキー指名の意向を聞かされていなかったとの報告もあります。どうやら、フォックスさんとGMは仲が悪いらしい。

フォックスさんはディフェンス寄りのコーチということなので、いいディフェンスの選手をとりたかったのかもしれない。

なんやねんGM。もっとチーム内で話しろよ~。GMとコーチがうまくいってないところはダメやで~。

ベアーズはフリーエージェント初日に、タンパベイ・バッカニアーズのバックアップQBだったマイク・グレノン選手を獲得しました。3年45億円という大盤振る舞い契約。これもちょっとびっくりしました。もっとケチるつもりなら、そうできただろうに、これもGMの見栄でしょうか。

今年はグレノン先発で行くとGMが明言していますから、トラビスキーさんは2、3年かけて育てるつもりなんでしょう。先輩QBの見習いをさせて。そういえば各地を転々としたQBマーク・サンチェスさんも今シーズンからベアーズです。

ということで、ベアーズのQBはどうなるのか?今年トラビスキーさんに出番は来るのか?2位指名の価値はあったのか?という所が見ものですね。

トラビスキーさん、未知数です。ヒュー・ジャクソンさんも、49ersのHCカイル・シャナハンさんも見送ったというのは事実。大学で先発したのが13試合しかない。過去10年間、1巡で指名されたQBのなかでは最少の数ということです。

でもキャム・ニュートンだって14試合しか先発してないんだ・・。どーなんだろう???


2017/05/02

レイダースでもビーストモードを見せてくれ マーショ-ン・リンチ

さて、かねてから噂のあったマーショーン・リンチさんのオークランド・レイダース入りですが、NFLドラフト前に実現しました。

まずは、リンチさんとレイダースが契約に合意。2年で基本9億円、インセンティブを含めると16.5億円にもなり得るという内容です。

その後、シアトル・シーホークスとレイダースがトレードで合意。シーホークスが2018年ドラフト5巡指名権を得、レイダースがマーショーン・リンチと2018年ドラフト6巡指名権を得るというトレードでした。

レイダースは2020年よりラスベガス・レイダースとなってしまうので、その前にプレイしたい。自分が生まれ育った街のチームに貢献したい。という気持ちには同感。加えて、レイダースはスーパーボウルを狙えるチームになってきたし、そのチームでやってみたいという気持ちにも納得。

ということで、レイダースとなったマーショーン・リンチさん。初日の様子が、なんともうれしそうでした。


ねえ。ヘルメットかぶってぬがないもの~。

マーショーン・リンチさんは、2007年ドラフト1巡目でバッファロー・ビルズに入団。2010年にシーホークスへトレード移籍。2011年からの成績をざっくり書いてみると

2011年 1204ヤード
2012年 1590ヤード
2013年 1257ヤード
2014年 1306ヤード

となっています。2015年は怪我のため、出場できたのは7試合。獲得ヤード数は417。シーホークスの、お世辞にも褒められないオフェンシブラインの隙間を縫って、毎年1000ヤード以上も記録するって、只者ではありませんよね。

オフェンシブラインについては、これまでにもチームの弱点だと言われてきました。Pro Football Focusによると、2011年~2014年のシーホークスオフェンシブラインの評価は、32チーム中29位、20位、27位、19位となっています。昨シーズン2016年にいたっては、なんとドンケツの32位。ガーン・・。

対して、レイダースのオフェンシブラインは高評価を受けています。昨シーズンは4位。がっちり守ってくれるラインマンが揃っていれば、ビーストモードだって走り易いに違いない。

ブルドーザーが突き進むように、タックルなどものともしないあの走りが、また見れるのかと思うと、胸が躍ります。プレシーズンにはシーホークス戦が予定されているので、ぜひ出場して会場を盛り上げてほしい。

マーション・リンチさん、今年のオフには、シーホークスで同僚だったクリフ・アブリルさんのチャリティーに参加し、ハイチを訪れていました。孤児院を慰問したり、学校を建設したり、子どもたちと遊んだり。

学校建設予定地では、自らツルハシを持ってエンヤコラ。


トレードが決まった直後のシアトルタイムス日曜版には、全面広告を掲載してシーホークスオーナーのポール・アレンさん、ファンの人たちに感謝していました。


もう31歳とか、1年のブランクは厳しいとか、もう以前のような走りはできないだろうとか、否定的な声も聞かれますが、そんな世間話を一蹴する活躍を見せてほしいぞ!

マーショーンのユニホーム、シルバー&ブラックがカッコいいだろ・・・。

2017/04/26

キャムとオデルとボンさん@コーチェラ野外コンサート

4月14日ー16日、21-23日にかけて、カリフォルニア州コーチェラヴァレーで野外音楽コンサートが開かれていました。レディオヘッド、レディガガ、ケンドリック・ラマーなどのミュージシャンが参加していたのですが、有名どころのNFLの選手たちも訪れていたようです。写真を貼っていきます~。

まずは、カロライナ・パンサーズQBキャム・ニュートン。


ファッションにはちょっとうるさいキャムさん、どうですか、花柄ツーピース。デザインしたお店の話によると、上下それぞれ約2万円。帽子のコレクションも多いキャムさんは、いつも12~25万円ほどの帽子を注文するとのことです。ここでかぶっているのはいくらかわからんけど。

夜も盛り上がってます。音楽はフューチャー。(べつにラッセルへの当て付けってことはないと思うけど・・)


ニューヨーク・ジャイアンツのWRオデル・ベッカムさんもいました。隣にいるガキんちょがめっちゃノリノリ!歌はドレイク。


デンバー・ブロンコスのLBボン・ミラーさんは、ヒューストン・テキサンズのWRディアンドレ・ホプキンスさんなんかといっしょ。


キャムさんに負けずとポーーーズ。

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バンダナはなんでしょうかね?やっぱり顔を隠しているんでしょうか?有名人だから。でも楽しそうです!


というふうな、なつかしのキャムさん、オデル、ボンさんでした。

こういうのもまあいいけど、早くユニホーム姿が見たいんよね~。

2017/04/24

モハメド・サヌーが飛行機でもらった手紙

モハメド・サヌーさんは、アトランタ・ファルコンズのワイドレシーバーです。2012年ドラフトでシンシナティ・ベンガルズに指名され、昨年ファルコンズに移籍。スーパーボウルにも出場しました。

どんな顔かな?私は思い出せません。でも、さすがNFL選手です。飛行機で後ろに座っていた男の子がサヌーさんの顔を覚えていました。

飛行機を降りる時、思いがけずこんな手紙をもらったサヌーさん。


「ハーイ!

私たちのことはご存じないと思いますが、感謝の言葉を述べたいと思います。あなたの席の後ろに座っていたのは、私たちの息子です。あなたのことをずっと観察していました。

あなたがプレイを学んでいるところ、飲み物、食事に気を使って、健康に良いものを選んでいるところなんかを見ていたんです。人にも丁寧に対応していらっしゃいました。

息子はまだ10歳ですが、アイスホッケーのエリートチームに選ばれて、コネチカットでの練習に行くところです。子どもたちはあなたを励みにしていますよ。誇りに思ってください!

ありがとうございました。頑張ってくださいね!

後ろに座った家族より😊」

あら~。いいお手紙じゃないですか~。

後ろに座ったガキんちょに、そんなにジロジロ見られるのかと思うと、有名人も大変だね~うかうか気も抜けないよね~。という気もしますが、いやいや、大人なら誰でも公共の場では子どもの見本となる行動をしなければ、ですよね。

変なものなんか見てないで、サヌーさんはしっかりフットボールのフィルムを見てたんでしょう。さすがですね。キャンプもまだ始まっていないのに、頭はいつもフットボール!選手の鑑や。

サヌーさん、どんな顔してるのかなと思ったら、いい顔していましたよ。覚えておいて、今シーズン応援しようーっと。(シアトル以外との試合では)

2017/04/23

アーロン・ヘルナンデスの自殺と殺人事件

元ニューイングランド・ペイトリオッツのタイトエンド、アーロン・ヘルナンデスさんが終身刑服役中の独房で自殺したというニュースがありました。

別件で、二人殺人事件の無罪判決が数日前に下りたばかり。現在服役中であるオディン・ロイド殺人事件に関しても控訴する予定でした。傍聴席に詰め掛けていたのは、ほとんど被害者二人の家族と友人で、ヘルナンデス側は婚約者と4歳の娘さんだけ。下の写真は、無罪判決後に二人に向けて投げキッスするところ。


「父親を亡くし、その上、これからずっと父親にまつわる数々の話と向き合っていかなければならないアーロン・ヘルナンデスの娘のことを思うと、胸が痛む」とコメントしていた方がいましたが、ほんとにそう。

アーロン・ヘルナンデスは、20歳でNFL入り。その年のロースター最年少でした。22歳で40億円の大型契約を結び、25歳で殺人罪による無期懲役が確定。獄中、ベッドシーツで首を吊り、享年27歳。

三人の命を(多分)奪い、知り合いの顔面を撃ち抜いて片目にし(多分)、被害者関係者一同を不幸に陥れただけでなく、自殺によって、自分の家族をも悲しませるという、救いようのない結末になりました。

子どもたちが夢見るようなNFLのスター選手になったのに。人がうらやむような成功を手に入れたのに、殺人を犯す理由がどこにあっただろう。人の人生メチャクチャにしたあげく、自分の命も捨てるのか。不幸を振りまくために生まれて来たんか、おい。

オディン・ロイド殺人事件が起こったのは、2013年。

ロイドさんの彼女とヘルナンデスの婚約者が姉妹という縁で知りあいました。ロイドさん自身もセミプロのフットボール選手でしたが、それだけでは生活していけない状況。車がないロイドさんに、ヘルナンデスが高級車をレンタカーで借りてやったり、一緒にクラブで一晩100万円と豪遊したりしていました。

6月16日の夜、ヘルナンデスから連絡が来て呼び出されたロイドさんは、翌朝、死体となって発見されました。車に乗せられて殺害現場に向かう途中、「俺が誰と一緒にいるか知っているだろう」「Nfl」というテキストを妹に送っていたそうです。

死体が発見されたのは、ヘルナンデスの自宅から1kmほど離れた空き地。銃で数回撃たれ、そのまま放置されていました。

それまでにも、彼の過激で暴力的な一面は問題になっていました。

2007年には、フロリダのレストランで支払いを巡って争いになり、従業員を殴って鼓膜を破裂させています。当時チームメイトだったQBティム・ティーボウが同席しており、仲裁に入ろうとしたが無理だったということ。

フロリダ大学では、何度もドラッグテストに引っかかりました。

2012年には、ボストンで二人殺人事件容疑。ナイトクラブでドリンクをこぼされてカッとなったヘルナンデスが、クラブを出た後、その人の車の横につけ銃を発砲したと、ヘルナンデスの車を運転していた知人が証言しています。

アレクサンダー・ブラッドリーという、この知人は、2013年にフロリダで顔面を撃たれ、片目を失いました。前年の殺人事件の証人を消そうとしたヘルナンデスが犯人だと語っています。

ブラッドリーはドラッグディーラーであり、犯罪者でもあるので、証言は信用できないと二人殺人事件は無実になったわけですが、これらの事件から、ヘルナンデスの冷酷で残忍な一面が浮き出しになりました。

それ以上に驚くのが、犯罪に対しての無頓着さ。人を撃ってそのまま。証拠を隠すとか、バレないように細心の注意を払うとか、そんなことはどうでもいい。警察がどうしようと構わない。と言わんばかりの無造作さは、すでに自分の人生を投げ出しているかのよう。

彼のことを思う友達だっていたでしょう。フロリダ大学のフットボールプログラムなら、コーチやカウンセラーなど、彼をサポートする人がたくさんいたはずなのに。

父親代わりのように親しくしていたコーチもいます。オディン・ロイド事件当日は、ちょうど父の日で、アーロン・ヘルナンデスはそのコーチに「父の日おめでとう」と連絡していました。その日が誕生日だったコーチの息子とも45分談笑していたそうです。

スーパーボウルに出場してタッチダウンも記録していた。ブレイディのパスをいくらでもキャッチして、NFLのスター街道を突き進んで、結婚して幸せな家庭を築けるはずだったのに、それを選ばず、不幸な道に自ら進んで堕ちていったこの人。

自殺報道後には、マイアミ・ドルフィンズのマイク・パウンシー選手が、インスタグラムに友人の死を悼む投稿をしています。フロリダ大学でチームメイトでした。


また、2011年ニューイングランド・ペイトリオッツ対デンバー・ブロンコスの試合後には、トム・ブレイディとティム・ティーボウがこんな会話を交わしています。



ブレイディ:アーロンとブランドンのことは、気をつけて見てるよ。I'm trying to watch over Aaron and Brandon.
ティーボウ:感謝してます。いいヤツらなんですよ。I appreciate that, too, man. They are good guys.
ブレイディ:まあね。大変だけどね。Yeah, they are a lot to handle.

(当時ペイトリオッツのラインバッカーだったブランドン・スパイクスもフロリダ大学でティーボウのチームメイトでした)

人間って、本当によく分からんよね・・・。

自殺報道後、様々な情報が明らかになってきています。

アーロン・ヘルナンデスの額には赤いインクでjohn 3:16と書いてあった。聖書が開いてあり、3通のメッセージが残されていた。法的には無実で死亡したことになるので、ペイトリオッツは契約金の支払い義務がある。娘に遺産を残すために自殺したのではないか。実はヘルナンデスはバイセクシュアルで、それを隠すためにオディン・ロイドを殺害した・・などなど。

これからもしばらく関連ニュースが続くかもしれませんが、もう放っておいたほうがいいような気持ち。

人を殺したアーロン・ヘルナンデスに同情はしないけど、彼の家族と被害者の家族、知人関係者の方々は、本当に気の毒です。残念ですとしか言いようがない・・。