2017/02/19

大学生になるまでアメフトを見たことがなかった エゼキエル・アンサー

昨日まで、この選手の名前は聞いたことがありませんでした。その名は、エゼキエル・アンサー。通称ジギーと呼ばれている、デトロイト・ライオンズ所属ディフェンシブエンドの選手です。

小さい頃はサッカーやバスケットボールをしていたけれど、大学生になるまでフットボールなんて見たことがなかった――という話をしている記事を見かけたので紹介しますよ~。

アンサーさんは、アフリカのガーナで生まれ育ちました。バスケットボールがすごく上手な高校生だったそうです。そんな関係で知り合ったのが、バスケ好きのアメリカ人宣教師さん。ガーナでモルモン教を伝道していたこの人が、真剣にバスケットボールをしようと思うならアメリカに来てみないかと誘ってくれました。

アンサーさんもモルモン教徒となり、ユタ州のブリカムヤング大学に入学。バスケットボールチームに入ろうとトライアウトを受けますが、2年続けて失敗。がーん・・。陸上部に入部しましたが、フットボールをしたらどうかと友達に薦められました。

「初めてフットボールを見たのは、友達の家。何をやってるのかぜんぜん分からなかった。その友達が僕に試合を見ろって、お前がプレイするんだぞって言い続けてた。そのあと、大学フットボールの試合にも連れて行ってもらったけど、どこが相手だったかも分からないよ」

パッドのつけ方も分からなかったので友達が手伝ってくれました。お金がない時は学校の清掃員の仕事をしながら、大学で3年間フットボールをします。メキメキ頭角を現し、2013年のNFLドラフトでは、1巡全体5位でデトロイト・ライオンズに指名されました。

す、すごいですね!3年しかフットボールしてないのに、いきなりプロ。大学のコーチは、すごく練習するヤツだったと語っていますが、いや、それにしても。

アフリカからアメリカに来たアンサーさん、一番大変だったのは、食べ物に慣れることだったそうです。

「アフリカでは、食材は新鮮なうちに料理する。チキンを料理するなら、フレッシュなうちに。だけど、ここじゃチキンを冷蔵庫にしまう。それがちょっと理解できなかったよね。今はもう慣れたけど」

だって。ハッとしますね。常識って、世の中にいろいろあるんだなぁって。自分の常識は他の人にとっては常識じゃないって、多々ありそう・・・。

ガーナ料理のフフとピーナッツバタースープを作るとも語っていました。フフ・・そんなものも初めて聞いたよ・・。知らないことがいっぱいある・・。ピーナッツバタースープは食べてみたい・・・。フフは日本人にとってのご飯みたいなものかな。

アンサーさんがガーナでバスケットを練習していたグラウンドは、実は、サンフランシスコ・49ersでクォーターバックをやっていたスティーブ・ヤングさんが主催する慈善団体が寄付したものだそうです。(wikiより)

この寄付がなかったら、バスケの練習ができなかったかもしれないし、そうすると宣教師に会えなかったかもしれないし、大学の友達にも会えなかったかも・・・と思うと、なんかクラクラますね。世の中いろいろ回ってるなぁ~。

そんなジギー・アンサーさんは、トップ100の選手にも入っていましたよ。2015年にはプロボウルにも選ばれています。やるな。

ビデオの最初のほうでは、なぜか半裸のセクシー・マイケル・ベネットさんが、アンサーさんを紹介しています。

「26歳だって言ってたけど、少なくとも31は行ってるな。他の国から来たヤツだからさ、出生証明書とかサバよんでんだよ~」

なんて、あいかわらずフザケたことをw

「ガーナの悪夢。速いぜ。シマウマみたいに速いのさ」

とベネットさんが推薦するエゼキエル・アンサーさんのビデオをどうぞ。



2017/02/18

ビクター・クルーズ NY・ジャイアンツとお別れ・・・

今週は、ニューヨーク・ジャイアンツのWRビクター・クルーズさんが解雇というニュースがありました。

はぁぁぁ・・・。NFLって、シビアなビジネス。人情がはいる隙は少しもありません。チームに貢献した過去があっても、人気があっても、契約金と成績が見合わなかったら、あっさりクビ。

クルーズさん、故障明けの2016年シーズンは、ジャイアンツの第3レシーバーとして586ヤードの成績でした。この解雇により、ジャイアンツは約7.5億円のキャップスペースが空くということです。

2010年にドラフト外でジャイアンツに入団。レシーバーの番号をもらえず、とりあえず3番を着て出場したプレシーズンの試合で、いきなり3タッチダウン。対戦相手のNY・ジェッツコーチ、レックス・ライアンさんに「誰やねん、あの3番はァ!?」と言わせたほどでした。しかし、レギュラーシーズンは3試合を戦っただけで、IR(故障者リスト)へ。

翌年、第4レシーバーとして開幕を迎えると、大ブレーク。一躍人気選手になりました。この年のレシーブヤードは1536。リーグ3位の成績でした。

ハイライトともいえるキャッチが、これ。第16週、クリスマスイブでの試合です。対戦相手のジェッツはここまで8勝6敗。ジャイアンツは7勝7敗。両チームともプレイオフ進出をかけての正念場。



99ヤードのタッチダウン!大歓声のスタジアム!

ジャイアンツはこの試合に勝ち、プレイオフヘと進み(ジェッツは出場ならず)、ワイルドカードからあれよあれよと勝ち進んでスーパーボウルへ。ニューイングランド・ペイトリオッツを相手に、最後残り57秒で逆転勝ちという大番狂わせをやってのけました。

こんなシーズン、盛り上がりまくりやん!夢みたいな話やん!クルーズさんも第1クォーターでタッチダウン!

2012年、2013年と好調なシーズンを送りましたが、2014年、膝に大怪我を負います。リハビリに2年を費やし、2016年に復帰を果たしました。

現在30歳ですが、まだプレイするつもりだと語っているし、いずれ、他チームと契約すると思われますが、それにしたってジャイアンツで活躍したのは正味3年。フットボール選手の選手生命って、ほんとうに短い・・・。

ビクター・クルーズさんが育ったのは、ジャイアンツのスタジアムから10キロほど離れたパターソンという街。ドラッグ・犯罪がはびこる、かなり厳しい環境だったようです。銃で撃たれて、14、5歳で亡くなった友達もいます。

今、地元に戻って昔遊んだ公園を見たりすると、「なんでオレが、ここから出ることができたんだろう」「自分に与えられた役目とは何だろう」という思いがこみ上げるそうです。

地元の中学校を訪問した時には、校内放送で「僕はビクター・クルーズ・・」と言ったとたんに、学校中が揺れました。生徒の歓声。椅子から立ち上がる音。教室を飛び出て、クルーズさんに会おうと階段を駆け下りる生徒たち。「僕は、ここではすごい人なんだ」と、驚いたクルーズさん。

地元のヒーロー。パターソンの子どもたちにとっての、未来への希望。「クルーズみたいになりたい」という気持ちを子どもたちに与えられるのが、スポーツ選手の醍醐味じゃないでしょうか。

大学では、成績が悪くて家に戻されたこともありました。勉強をやり直してフットボールを続け、ドラフト外でNFLに入団。何の期待もされなかったけど、スーパーボウルに出て優勝って、振り返ってみれば、シンデレラみたいな話ではないですか。

ジャイアンツは去りますが、ビクター・クルーズストーリーはまだまだ続くと思うので、これからも応援したいです。

おっと、それからもうひとつ。クルーズさんが怪我をしたのは、フィラデルフィア・イーグルス戦だったんですが、当時イーグルスのヘッドコーチであったチップ・ケリーさんが、その日病院に来てくれたそうです。クルーズさんの大学時代、ケリーさんは他の大学のコーチをしていて、対戦相手としてよく知っていたのだそう。

チップ・ケリー、いい人やん・・・。今まで、あまりいい印象は持っていなかったんですが、やはり、簡単に人を判断してはいかんよね!と、改めて、また、思いましたです。(よくある・・)チップ・ケリー、いい人や。

ということで、クルーズさんがどこに行くのか、ちょっと気にかかるぞ・・。

2017/02/14

ジュリアン・エデルマン スーパーボウルでmic'd up

スーパーボウルが終って、はや一週間。なんだかもう遠い昔のことのような気がします・・・。

さて、試合中の選手の声を拾ったMic'd upのビデオが公開されました。マイクをつけてたのは、ペイトリオッツのWRジュリアン・エデルマンさん。生の声を聞くと、試合中の臨場感がひしひしと。第4クォーターでの、スーパーキャッチの場面はこんなふう。


「捕った!捕ったぞ」と確信するエデルマンさん。「いや、捕ってないよ」とファルコンズの選手が逆のスクリーンを指差しているところが印象的です。ベンチに座っていたファルコンズの選手たちは、思ったより冷静。「ウオーッ」って興奮して叫んでるのは、テレビを見てるファンだけなのかもしれません。でも、こうやってまた見てみると、これ、ほんとよく捕ったね・・・。

そして次は、延長戦でのタッチダウンのあと。ヘルメットをぬぎすて、トム・ブレイディさんにワーイ!と抱きついたエデルマンさんでしたが、トムさんは「リビューがある」と一言。(※タッチダウンは、審判がビデオをreviewして確認することになっています)

その鶴のひと声に、「フィールドから出ろよ!Get the f*** off the field」「まだ終ってねーだろ!It's not over」と、押し寄せる報道陣を叱りつけるエデルマンさんw


ベリチックコーチに「リビュー終った」と告げられてやっと喜ぶことができました。よかったね!

ジュリアン・エデルマンさんは、このあと再びブレイディさんと抱き合って、「これで5度目だよ」なんて声をかけていました。もー、自分のことよりトムさんのことばっか!(※ブレイディにとっては5度目のスーパーボウル勝利)

試合後の記者会見では、「トムのこと嫌いだっていう人はたくさんいるけど、よく知ってみれば、本当にすごい人なんだよ・・・」と、またまたトムさんのことを褒めまくり。あのスーパーキャッチに関しては「オレたちの愛のたまものだ」ともコメントしています。

何なの、もう。この人の、トムさんへの愛情には頭が下がるわ・・・。

ジュリアン・エデルマンさんは、ベリチックコーチと一緒にテレビ番組にも出ていました。ベリチックさん、終始ニコニコして「ハッハッハ」なんて笑っていました・・・。いきなり、エデルマンさんの手をとる場面も。ちょっと衝撃・・・。コーチ、何やってん・・・。


ベリチックさんは、笑わなくていいな。この人は、ペイトリオッツのフード付きのトレーナーを着て、渋い顔をしてるのが一番かっこいい。こんな人前に出てきたからって、気安く笑わなくていいんよ・・・。

この人、スーパーボウルの翌日には、「うちは、もう他のチームより5週間も出遅れている」という発言をしていました。切り替えハヤッ・・・。

ということで、2017年シーズンに向けて、フロントオフィスも選手も準備に入ります。ぜひぜひ、今度はどこか他のチームがスーパーボウルに出てくることを願っております・・・。

2017/02/12

JJ・ワットさんが彼女を紹介~

NFLファンのみなさん、こんにちは。スーパーボウル明けの週をどのようにお過ごしでしょうか。シーズン開幕まで、あと7ヶ月。遠いですね・・。でも、その日は必ずやって来る。私たちも準備万端を整えて、その日を待つことに致しましょう。

さて、スーパーボールウィークには、NFLきってのナイスガイ、ヒューストン・テキサンズのJJ・ワットさんが自らのインスタグラムで彼女を初公開してくれました。

硬派ぶって惚れた腫れたの記事はスルーしようかなとも思いましたが、どうせシーズンオフでヒマだし、それに何といっても、微笑ましい写真。いいカップルじゃないですか~ということで、少し紹介してみます。


A photo posted by JJ Watt (@justinjames99) on

1月31日は、彼女の誕生日だったようです。カイリア・オハイさんは25歳で、ヒューストン・ダッシュという女子サッカークラブ所属の選手。去年10月にはアメリカ代表チームにも選ばれ、親善試合でゴールを決めています。ポジションはミッドフィールダー/フォワード。wikiによれば、テキサンズのLBブライアン・クッシング選手が義理の兄にあたるということですから、そんなつながりでワットさんと出会ったのではないでしょうか。(って、どうでもいいですけどね・・・ふっ)

以前、「土曜日の夜に、ソファーに座ってふたりで宅配ピザなんか食べて笑いころげたりするような人がいい」なんて言っていたワットさん。しかし、女の子と一緒にいるだけでニュースになってしまうのが有名人のつらいところ。自分の彼女になった人が、どんなに完璧な人であっても、マスコミやソーシャルメディアは批判するだろう。彼女をズタズタにするだろう。だから慎重にしなければ、なんて語っていたんですよ。

そんなワットさんが、満を持して公表したわけですから、結構本気。覚悟を決めているのではないでしょうか。

スーパーボウル前に収録されたインタビューでは、彼女と付き合って8ヶ月くらいと言っていました。



そして、彼女もワットさんも2人で負けず嫌いなんですと。ピンポンや、部屋でサッカーのミニゲームなどして争ってるんですとw

「持久力は彼女のほうがあるかもしれない。レースはまだしてないけど、彼女は自分が勝つと言ってる。それはどうかな」

「ボクは(彼女の)ペナルティキックをストップできるって宣言した。2、3ヶ月中には証明してみせる。10本中1本ストップできればいいだろ」

だって。さすがアスリートカップルw(つか、なんなん・・)

ワットさんの弟さん(3人兄弟の次男)は、今度婚約するそうですが、ワットさん本人はまだまだだそうですよ~。引退してからの方向としては、高校でフットボールコーチか、もしかしたら、映画も考えているそうです。

前シーズンは3試合を終って故障者リスト入りしたワットさんですが、手術後、リハビリも順調でもう普通にトレーニングしているようです。

来シーズンは戻ってくるね!背中や腿やら、とにかく満身創痍だったので心配していましたが、どうやら復帰は叶いそう。(といっても、また怪我が待っているけど・・)

ということで、9月にはワットさんの勇姿を見れそうです。

2017/02/07

打倒ペイトリオッツを心に誓ったスーパーボウルLI

第51回スーパーボウル、ニューイングランド・ペイトリオッツ対アトランタ・ファルコンズは、34対28でペイトリオッツが勝ちました。第3クォーター中盤28対3から25点差をはね返して延長戦へ。その最初のドライブでタッチダウンという劇的な幕切れでした。

前半ではファルコンズが21対3とリード。7人が1~2年目という若いデフェンス陣が予想外の大活躍で、ペイトリオッツをパント・パント・ファンブル・パント・インターセプト(タッチダウン)・フィールドゴールに抑えていました。

すごいなファルコンズ!オフェンスもスピード感ハンパなし!このまま勝つんかい!?と誰もが思ったことでしょう。

だって、インターセプトなんかこんなですよ。


ボールを奪われ、タックルもカスってフィールドに倒れるトム・ブレイディ。ベンチで一人うなだれる、その白い首筋。ブレイディ好きなわけじゃないけど、なんかちょっと気の毒・・・。ベリチックさんも厳しい顔してる。そうだよね、こんなチームじゃないよね・・・などと甘いことを思ってたら――

いつの間にか勝ちを持って行かれてた!!!

キィーー!悔しいーー!またペイトリオッツかよーーー!またベリチックとブレイディーーー!5回目ーーー!?やめろーーー!もういいだろーーー!

試合終了後、ブレイディさんは感激しちゃって、しゃがみこんでずーっと頭を上げられませんでした。感動のシーン。でも、そんなの見たって私なんかびくともしない。だって冷たいヤツだから。エデルマンさんがアメンドーラさんにどっかーんと体当たりして、2人で地面に転がって笑ってたのはよかったけど。子犬がじゃれてるみたいで。

ペイトリオッツな、勝ちすぎ。

偉大なコーチと偉大なクォーターバック。ペイトリオッツ王朝。とかいって世間が褒めまくってるけど、そうじゃないだろーーーー他のチームは何やってんだよぉーーー他の31チームはよぉーーー!

このままでいいのか。本気でペイトリオッツをコテンパンにやっつけようというチームはないのか。そういう意気込みのあるチームはどこだ。スーパーボウルなんか見てないで、さっそくジムに直行して100キロのダンベル上げろー!

とでも言いたくなるような試合でした。

後半に入っても、タッチダウンを最初に決めたのはファルコンズ。そのドライブでのWRガブリエルさんの、この走り。


CBマルコム・バトラーさんがクルクルさせられとる~。

しかし、大きな分かれ目となったのが、このペイトリオッツLBハイタワーさんのストリップサック。ファルコンズにとっては、プレイオフ初のターンオーバーとなりました。


28対12。第4クォーター残り8:31。自陣36ヤードでの3rd and 1。なぜフリーマンさんがブロックできなかったのか?よそ見してた?ラインバッカーのハイタワーさんがこんなに前に位置してるのに?

そして、今になって思えば、3rd and 1で、なぜ後ろにドロップバックするプレイコールをしたのか。もちろんパスという選択肢もありでしょうが、ランだってある・・・。

この後、トム・ブレイディさんがパスを4つ決めタッチダウン。2ポイントコンバージョンは、RBホワイトさんへのダイレクトスナップ。


しかし、ファルコンズもフリオ・ジョーンズさんのスーパーキャッチで敵陣22ヤードまで攻め込みました。


28対20。ゴール前22ヤード。1st and 10。残り4:40。この位置からだと、40ヤードフィールドゴール。それを決めれば2ポゼッション差。ファルコンズの1st downはランプレイで-1ヤード。2nd downはパスプレイで、ドロップバックしたところをサックされ-12ヤード。3rd downはファルコンズのホールディング反則。結局、45ヤード地点まで戻されてパントをするはめに。

このプレイコールで、オフェンシブコーディネーターのカイル・シャナハンさんに批判が集まりました。

ゴール前22ヤード。3回ランをして時間を潰し、フィールドゴールを決めれば勝ちじゃないか。なぜ2nd downで大きくドロップバックするプレイをコールしたのか。なぜここでそんな欲を出したのか。

これね・・負けたから非難されるってことは分かっているんですけどね。ファルコンズは今シーズン積極的に攻めるチームだったってのも知っているんですけどね。でも、そう言われてみれば、確かにそう・・・。

カイル・シャナハンさんって、今シーズンは評判がうなぎ昇りでした。NFLのトップOCってくらい。ヘッドコーチ職にもたくさんのチームから引っ張りだこ。それがもう、このコールひとつで信用ガタ落ち。「シャナハンのコールが敗因」みたいに言われて・・・。

はー・・・たいへんだよコーチもさ・・・。

そして、パントのあとの、ペイトリオッツの攻撃で飛び出したのが、エデルマンさんのミラクルキャッチ。


試合中には落球もあったエデルマンさん。しかし、やるときはやる!ディフェンスの選手3人と絡まりながらこのキャッチ。こんなのが決まったら、もう、ペイトリオッツが勝つしかねーべさ。あとはもう、怒涛の勢い。

後半のペイトリオッツは、パント・タッチダウン・フィールドゴール・タッチダウン・タッチダウン・タッチダウン。ファルコンズが28対3とした後に、ペイトリオッツが31対0でひっくり返したスーパーボウルでした。

こんな試合の後、マット・ライアンさんは人垣をかきわけてブレイディさんのところへ来て、お祝いの言葉をかけていました。インタビューにも丁寧に答えていたし、いい人さがジワジワ・・。本当に残念。

ということで今シーズンも終わりました。

ペイトリオッツの皆さん、何回目か知らんけど優勝おめでとうございます。(形だけ)でも、来年は絶対あんたら倒すぜーーーー!負けるもんかーーーー!と張り切って10キロ走ってくるぞーー!!ファイトォーー!

2017/02/04

NFLを引退して自分の道を歩むパット・マカフィーさんに乾杯!

スーパーボウルを控えた今週、インディアナポリス・コルツのパンター、パット・マカフィーさんが引退すると電撃発表しました。

えーーー!こんなの予想外!!どショックーーー!!!

シーズンオフはコメディアンとしても活動しているマカフィーさん。パンターというマイナーなポジションでありながら、いろいろ見せ場を作ってくれる選手でした。「マカフィーさん、今日はいったい何を?」と試合のたびに楽しみにしておりました。

背番号1番がマカフィーさんです。パントと見せかけQBに早がわり。かと思えば、ラインバッカーのようなビックヒットをお見舞い。オンサイドキックを蹴って、そのまま自分でボールをカバーするというワザも披露してくれました。


マカフィーさんは、29歳。5年14.5億円契約の2年を残しての引退です。早すぎるといえば、確かに早すぎる。パンターだもの、あと数年やってよ・・。

「インディアナ州のみなさんへ」というメッセージで、マカフィーさんは地元のファンの方々へ感謝を伝えていました。

2009年のドラフト222番目の指名でコルツに入団。2年目には、夜中に泥酔しての挙動不審から警察に捕まるという事件を起こしました。自分のしたことが恥ずかしくて、落ち込んだそう。食べても吐いて、体重は8キロ減。そんな時、ファンから応援ツイートや手紙がどしどし届きました。「パットはオレたちの男だよ」「もう平気だよ」と。

「この時からずっと、インディアナ州のみんなに借りを返さなきゃと思っていた。フィールドの中でも、外でも」

チャリティーイベントやコメディーの仕事で、州内を飛びまわったマカフィーさんは、この土地の人情に惚れ込みます。ピッツバーグから両親を呼び寄せました。お父さんはインディアナポリスで事業を始め、家族全員がここに根を下ろしました。

これからは、「バースツール・スポーツ」というメディア会社に参加し、インディアナポリスのヘッドクォーターから情報を発信していきます。インディアナポリスがどんなにいい所か、世界に知らせたいとも語っています。

「ここ数年、考えていたことなんだ」

と、インタビューでは答えていました。小さい頃からコメディーが大好き。自分でネタを考えてショーを演じていた時、「これが自分のするべきことなんだ」と確信したそう。NFLでパントを上げるのもいい。けれど、人を笑わせた時に感じる「人の心に触れた。誰かの1日を楽しいものにした」という達成感は、キックでは得られないものだと。

加えて、膝の問題もありました。シーズンオフには、過去4年で3回目の膝の手術が待っている。もっと先の将来にも、多分手術しなければならないはず。

パンターって、正直、私は軽く考えていましたよ。「4th downでキックするだけ。1試合に3回か6回」って。「タックルしなくていいし、されないし、ラクな役目じゃん」って。でも、手術3回!?

いや、人のやってることを、よそ者が簡単に見くびったりしちゃいかんよ・・と反省。

そんな状態の時に、新しい会社を一緒に大きくしないかというオファーを受けました。よく考えてみれば、完璧なタイミングじゃないかと。そういうことらしいです。

今までのように年収3億円はもらえません。でも、知っている人の借金は全部返したし、お父さんも事業を持っているし、なんとかなるだろう。(そういえば、マカフィーさんはクリスマスにインディアナポリスの人たち115人の電気料金払っていましたよ・・)

「ま、将来文無しになったら、道を誤ったって言われるかもしれないけどね」

だそうです。

そうか。そうならいいや。マカフィーさんがそう言うんなら、拍手して送り出す以外ないでしょう。グッドラックって。ちょっと寂しいけど。

というわけで、パンターがいなくなって悲しいスナッパーのオバートンさん。誰か、ハグしてやってくれ・・・。

A photo posted by Matthew Overton (@mattoverton_ls) on


2017/02/02

スーパーボウルにもどってきたマルコム・バトラー

マルコム・バトラー。その名前は、今でも胸に重くのしかかる・・・。第49回スーパーボウル。試合終了直前。ゴールラインで痛恨のインターセプトに屈したシアトル・シーホークス。この人にボールを奪われて、勝利を逃したんでした。

チェーーーーーーーーッ!!!!

今でも覚えてる。トム・ブレイディがバンザーイして子どもみたいに飛び上がって喜んでたな。バトラーさんは感極まって目を閉じて、苦しそうな顔してた。あれから2年か・・・。

マルコム・バトラーさんは、当時全くの無名。ペイトリオッツのデプスチャートでは5番目のコーナーバックでした。それが、あのプレイで一躍有名になり、今年はペイトリオッツのナンバーワンコーナーバックとして再びスーパーボウルに戻ってきました。

これ、すごくないですか?ペイトリオッツのナンバーワンコーナーですよ?

2014年のドラフトでは指名されなかった。ドラフト直後にフリーエージェント契約をしてくれるチームもなかった。5月中旬にペイトリオッツのトレーニングキャンプに2、3人空きがあったのでトライアウトを受けて、やっと入団にこぎつけました。

スーパーボウルの前には、インタビューされることもなかった。試合に出るかどうかも分からなかった。勝負の大一番の時にフィールドに入っているはずじゃなかった。しかし、CBアリントンさんの出来がよくなかったのでベンチに下ろしたベリチックコーチ。出番をもらって、スーパーボウルでの18番目のスナップで、あのインターセプト。

試合後には、オーナーのロバート・クラフトさんにホッペにチュッとされたそうです。(げげげげ・・・)

「私の男だね!このチームにいてくれて嬉しいよ!」

とのお言葉を頂きました。

「ビッグプレイを決めたら、ボスだって好きになってくれる。決められなかったら、どうなるか――大試合の肝心な場面でヘマをした選手としてコーチのフィルムに残るのさ」

と言うバトラーさん。ベリチックコーチは何て?という質問には

「スーパーボウルのちょっと後に、『ウエストアラバマからよく来たな』って、微笑んでくれた。それだけさ」

だそうですよ。これがベリチックさんの、最大の賛辞・・・。

スーパーボウルMVPになったQBトム・ブレイディさんは、賞品であるトラックをマルコム・バトラーさんにプレゼントしました。普段は他の車に乗っているバトラーさんですが、このトラックは今でも手入れをしていて、絶対に手放さないと語っています。

「これは特別なギフトなんだ。僕のトロフィーだ。どこにもやらない」


さて、今回のスーパーボウルでは、ファルコンズの攻撃をどうやってペイトリオッツが抑えるか、というところが見どころのひとつ。

180cm/86kgのバトラーさんが、自分より11cmも高い、14kgも重いフリオ・ジョーンズさんを1対1でカバーするんでしょうか?いや、多分それはないのでは?ベリチックコーチとディフェンシブコーディネーターのパトリシアさんが、どういう対策を練ってくるのか。うう、楽しみ。

スーパーボウル前の記者会見で、「NFLの中で、1対1であなたをカバーできるのは誰?」という質問を受けたフリオ・ジョーンズさん。


「1対1?誰もいないね」

と、あっさり。すごい自信!フリオ・ジョーンズさんが大活躍するのか?ペイトリオッツがフリオ封じできるのか?ディフェンシブバックの連携で?と、そんなところにも興味の尽きないペイトリオッツ対ファルコンズ戦です。